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音響チャンレンジ:13日目【一応知っ得?!】ちょっぴり専門的なケーブルの話

それでは本日も張り切って。。。いえいえ、ゆるりと。
本日は、別に知らなくても全然大丈夫!
だけど知っトクと何かと良いことあるかも?!
ここは覚えなくても先に進めますので「俺はとにかく手っ取り早く実技で音響できるようになったらいいんだよ!」という方はスルーして14日目に進んでください。

XLRには二種類ある

さて、前回使った写真の使いまわしですが、このXLRには実は二種類あるんです。

Blackmagic Pocket Cinema Cameraシリーズを初めとした専門的な映像機器などには、ミニXLRというものが付いており、コンデンサーマイクを直接カメラに差し込んで使うことができます。

ただ、通常のXLRとミニXLRの二種類という訳ではないんです。

写真を見ると何か気になりませんか?

そうです。

数字が割り振ってあるんですね。

これは一体なんなのか?

実はこれら3つのピンはそれぞれ役割があるんです。

  • GND (グラウンド):基準電圧
  • HOT (ホット)  :正相の信号
  • COLD(コールド) :逆相の信号

2番ホットの割り当て

さて、GND, HOT, COLDと機能がありますが、2番HOTは次のように、2番ピンに正相信号が割り当てられています。

1番ピン:GND(グラウンド)基準電圧
2番ピン:HOT(ホット)正相信号
3番ピン:COLD(コールド) 逆相信号

ポイント

ちなみに現在国際標準はこの2番ホットとされていますが、現在でもアメリカ式と言われる3番ホットが使われることもあります。

3番ホットの割り当て

  • 1番ピン:GND(グラウンド)基準電圧
  • 2番ピン:COLD(コールド)逆相信号
  • 3番ピン:HOT(ホット)正相信号

3番ホットはアメリカ式、2番ホットはヨーロッパ式と言われています。

基本的に今普通に発売されている機器は2番ホットになっていますが、例えばビンテージ物のマイクロフォンなどを使用する場合3番ホットになってきます。

その場合、機器が壊れたりすることはありませんが、音源は逆位相の状態になります。

ポイント

だいたいのDAWソフトではこの逆位相を修正する機能が搭載されていますが、ソフトによって違うので当講座では割愛とさせていただきます。

どうしても3番ホットで録音したい場合

父から受け継いだビンテージマイクがある。

どうしてもこのマイクじゃないとダメ。。。

というときは、「ソフト名+位相」などでググってみてください。

例えばCubaseの場合だと

位相を設定する

このようにソフトごとに修正できますので大丈夫です。

フォーンケーブル

シールドと呼ばれることもあるフォーンケーブルについてもある程度知っておくと便利です。

ポイント

こちらは元々電話交換機用に使われていたためフォーンケーブルと呼ばれるようになりました。

こちらは一般的なオーディオインターフェイスなどからスピーカーに出力する際に使うことになると思います。

このように一般的なオーディオインターフェイスのMONITORはフォーンでアウトするようになっています。

もちろんXLRで出せる機器もありますよ!

10万越えのクラスになってくると、モニターアウトもXLRだったりします。

ポイント

既に解説済みではありますが、スピーカーは基本的にクライアントへのプレゼン用として認識していいかと思います。
一人で編集作業をしたり、コンテンツ制作をする場合は、視聴者がどのような環境で視聴するかを意識しながら編集していく必要があるため、こだわりのスピーカーシステムが逆に足枷となってしまう場合があります。

さて、写真の緑色の〇にBALANCEDと書いてありますよね?!

この部分について解説したいと思います。

バランス or アンバランス

バランスケーブルの事をTRSと呼び、アンバランスケーブルのことをTSと呼びます。

これは決まっているので覚えるしかありません。

バランスケーブルTRSはノイズに強く、アンバランスケーブルはノイズに弱いのが特徴です。

TRSはXLRと同様、ホット、コールド、グラウンドの機能が備わっています。

そのため、TRSケーブルで出してスピーカーにはXLRで挿すといったこともできます。

一方でTSケーブルはホット、グラウンドの二種類の機能しかないため、不安定な状態で波形をやり取りすることになります。

ポイント

仕組みとして解説するとホットと、コールドが互いに打ち消しあいノイズを相殺するという仕組みになっています。
TSの場合は、コールドがないため、打ち消すことができずノイズが発生するという仕組みになります。

TRSとTSの見分け方

さて、こちらのように、スリットが入っているのですぐに見分けることができます。

こちらはTRSケーブルですが、TSケーブルにはこのスリットがありません。

まとめ

きったねーーーーーーーーーーー写真ですみません!!!!!!!

こちらはスピーカーの背面になりますが、このように多様な入力系統を持っているものもあります。

例えばこのスピーカーだとオーディオインターフェイスのバランスフォーンケーブルから出力し、XLRのオスで出すという感じです。

両方TRSでも挿せますよ~といった具合ですね。

上方にはUNBALAMCEDと、ちゃんとTS入力もついています。

こちらはRCAケーブルを分岐させて挿したりする場合に使用しますが、知らなくても大丈夫です!

さて、想定上に長々と基礎知識編をお届けしてきました。

次回は、、、、

もう一個、、、

あと一回だけヘッドホンの話。

「続・モニターヘッドホンはおすすめが1つしかない件」を挟んでいよいよ実践編に突入したいと思います。

この記事を書いた人

こうたろう

当サイトの管理人
元ピアニスト
ドイツで2枚目のアルバムを制作し帰国後、ワンポイント録音の魅力に出会いすぐに裏方へ転身。
金田明彦氏直伝金田式DC録音専門の「タイムマシンレコード」代表の五島昭彦氏に弟子入り。
タイムマシンレコードでアシスタントとして音響を学び金田式DC録音の洗礼を受ける。
その後独立し音楽作品制作チーム「芸術工房Pinocoa(現在は活動休止)」を立ち上げ。
ジャンルを超えた様々なアーティストをプロデュース。
その後サウンドデザイナーとして秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」で映像制作チームに加入し、サウンドデザインの仕事をしながら写真と映像を学ぶ。
現在はPythonを使ったデータ分析や、トレンドフォロー投機を研究しつつ、フォトグラファー&音響エンジニアとしてゆるりゆらりと活動中。

趣味は毎朝楽しむコーヒーと竜笛(和楽器の練習)
好きな動物は猫。
好きな食べ物はカリフラワー

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