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この記事ではあなたのこんなお悩みを解決します!

  1. 録音や配信をしようと思ったら『サー』というノイズが発生した。
  2. そんなに大きくないけどなんかノイズがあるような気がする。
  3. マイクの繋ぎ方、これであってるのかな?

いざマイクを設置してヘッドホンで聴きながら収録や配信をしようと思うと、『サー』というホワイトノイズが入って録音どころじゃない・・・

という経験はありませんか?

困りますよね。

この記事の5つを試してみるとあっさり解決する可能性が非常に高いですので最後まで進めてください。

ちなみにモニターヘッドホンは絶対に後悔しないHD25を使ってくださいね。

ゼンハイザーHD25 密閉型モニターヘッドホンをサウンドハウスでチェック

簡易紹介:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます

ヒーリング音響専門ブランド

サー というノイズの原因と解決策5選

他の記事で『インビーダンスが合ってない・・・』ってみたけど

なんのことかさっぱりで困っちゃった方。

そんな専門的なことは考えてなくてOKです。

順番にみていきましょう。

1、USB2.0 or USB 3.0問題

USBで挿すだけで使えるマイクを使っている場合、USB2.0対応のところをUSB3.0を使っているといった場合にこういったホワイトノイズが発生することがあります。

また、PCのUSBポートもUSB3.0かどうかしっかり確認するようにしてください。

macの方はこういうアイテムでしっかり3.0, 2.0を切り替えて使いましょう。

2、バランス or アンバランス問題

TRSケーブルとTSケーブルがあります。

先端が棒になっているケーブルでオーディオインターフェイスに差し込んでいませんか?

マイクケーブル をサウンドハウスで確認

こんなやつ。

この先端が棒になっているタイプのケーブルはアンバランスケーブルといって、マイクを繋いだときにノイズが乗りやすくなる原因になります。

【脱・初心者向け】ちょっぴり専門的なケーブルのお話

USBタイプのマイクロフォンではなく、しっかりマイクケーブルで接続するマイクを使っている場合は、このケーブルに変えてみてください。

意外とすんなり解決するかもです。

MIX050 マイクケーブル 5m XLRキャノンをサウンドハウスで確認

ブランドもののケーブルもありますが、クラシックプロさんのケーブルは余計な加工がされていない分すごく素直な音になります。

耐久性に疑問はありますが、価格の安さで耐久性は充分カバーできます。

筆者はいつもマイクケーブルはクラシックプロのもの。

MIX050 マイクケーブル 5m XLRキャノンをサウンドハウスで確認

3、ダイナミックマイクをやめてみる

例えばボーカリストならシュアーの58は絶対必要だよ!

と誰かに言われて購入し、そのまま宅録やポッドキャストにも使っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SM58おすすめ定番ダイナミックマイクをサウンドハウスで確認

もちろんダイナミックマイクも素晴らしい音で録音できます。

ただし、ダイナミックマイクは主にライブパフォーマンスで使用されることが多いマイク。

宅録ではそんなに声を張り上げて録音したりしないですよね。

むしろ小さな声でボソボソと・・・していることの方が多くないですか?

するとゲインを稼ぐ(感度を上げる)必要が出てくるんです。

ゲインを稼ぐと必然的にホワイトノイズのリスクが上がってくるというわけ。

ダイナミックマイクを宅録で使っている方はコンデンサーマイク(すごく感度が良くて、電気の力で小さい音も拾える)に変えてみることをおすすめします。

おすすめのコンデンサーマイクは当スタジオ一押しのLCT540S。

このマイクで、世界レベルのポッドキャスト収録、プロのボーカルアルバム制作まで完全制覇できます。

LEWITT ( ルウィット ) / LCT 540 S をサウンドハウスで見る

【保存版】LEWITTっていいマイクですか? 大口径マイクシリーズの選び方

4、PCのファンやエアコンなど

実は原因はマイクや機材じゃなくて、環境音を拾っているだけの場合もたくさんあります。

特に自作やデスクトップPCを使う方は、ファンの音はかなり爆音でなっているはず。

エアコンだって、録音現場では頻繁にオンオフを繰り返すことは当たり前にあります。

なでしこ芸術文化センターで民族音楽の収録

エアコンを止めてみる。

冷蔵庫のない部屋に行く。

PCから離れる、またはファンレスモデルやフィールドレコーダーで録音する。

などで解決することもあります。

フィールドレコーダーで声を録音するときはZOOM F3がおすすめ。

ZOOM ( ズーム ) / F3 Field Recorder をサウンドハウスでチェック

5、OBSのフィルターでノイズ抑制をする際・・・

OBSでノイズ抑制のフィルターをかけると音質が向上するというのは聴いたことがあるかもしれません。

ただし、ノイズ抑制フィルターをかける前にコンプレッサー処理などをしていると、コンプレッサーがノイズも一緒に引き立ててくれてしまいますので、ホワイトノイズが発生します。

その他、DAW等のソフトウェアのミキサー内にEQが入っていて低域や中域が異常に持ち上げる設定になっていたり、コンプレッサーが組み込まれていたり。

なんらかのテンプレートで開いたプロジェクトにありがちですので、プラグインをオフにしたり、取り除いたりしてみて確認してください。

まとめ

  1. ホワイトノイズのほとんどはそんなに深刻じゃない。
  2. ジーという電気ノイズだと機材の故障の可能性大。
  3. 適切な機材の組み合わせで解決することが多い。
  4. 実は生活家電でした・・・も多い。

特に2と3の問題は初心者にはありがちだと思いますのでしっかりチェックしてみてください。

マイクを繋ぐ場所あってますか?

最後に、そもそもマイクを繋ぐ場所、あってますか問題があります。

機材にマイクを繋ぐときは基本的に左側から埋めていこう!を覚えておくといいですね!

マイクとオーディオインターフェイスの繋ぎ方

【初心者向け】オーディオインターフェイスを使って通話する方法

プロフィール

こうたろう
こうたろう
音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。

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