まずはマイクをセッティング

さて、モデルとしているのはルイットの440コンデンサーマイクを使用しています。
ルイット440についてはおすすめのマイクロフォンのページでチェックしてみてください。
【シーン別おすすめマイクロフォン選別】 低予算編(サイト内記事)
【コスパ最強!】LEWITT ( ルウィット ) / LCT440PURE 音質チェック(サイト内記事)
コンデンサーマイクを使う場合次の三つのアイテムが必要になります。
- マイクスタンド(別途用意)
- ショックマウント(だいたいはマイクにセットとしてついてくる)
- ポップガード(別途用意)
ポッドキャストやボーカル録音に必要な物リスト&マイクの使い方(サイト内記事)
ただし、おすすめしているルイット440の場合、ショックマウントと、ポップガードはセットになってついてきますので、マイクスタンドのみあればOK!
ショックマウントをマイクスタンドに設置し、コンデンサーマイクを差し込みましょう。
差し込んだ後にマイクケーブル(XLRケーブル)を繋ぎます。
【マイクとオーディオインターフェイスはどうやって繋ぐの?】ケーブルの話(サイト内記事)
【一応知っ得?!】ちょっぴり専門的なケーブルの話(サイト内記事)

マイク側がオス、繋ぐケーブルはメスでしたね!
オーディオインターフェイスに繋ぐ

さて、オーディオインターフェイスには、マイクケーブルを挿す穴がいくつかあります。
2個の場合、このタスカム208iのように4個の場合などなど。
いずれも「(基本的に)一番左側の穴」に挿してください。
実はここでつまずいちゃう方結構いらっしゃるんです。
もちろん一番右や、右から二番目などに挿しても壊れたりすることはありませんので安心してくださいね!
ただ録音などをしていく場合にモノラルでもトラックの管理がややこしくなったり、ステレオだと連続するチャンネルでペアにしなければいけないので、基本的に左から埋めていくことを推奨しています。
右から埋めていく場合だと回路の設計によっては凄まじいノイズが乗ったりする可能性があります。
GAINのつまみが一番左になっていることを確認
GAINと書かれたつまみが一番左になっていることを確認したらいよいよファンタム電源のスイッチを入れます。
ON, OFFと表記されているものもあれば、このように48Vの方向にスイッチを入れるタイプもあります。
基本的にスイッチを入れると、通電していることの確認のためにどこかが光る仕様になっていることがほとんどです!

どのオーディオ機器でもいえることですが、基本的にスイッチのON, OFF, ファンタム電源のON, OFF含めて、つまみの部分(ゲイン)は一番左側にしてから通電させましょう。
すぐに壊れたりすることはありませんが、やはりボディブローのように機器にダメージが蓄積されていき、機器の寿命を短くしてしまう原因になります。
電源を切るときも入れる時もGAINはゼロ(一番左側)にしてから!
とはいえ、慣れてくるとついつい・・・
次はヘッドホン端子

ヘッドホンを挿してヘッドホンの音量を調整しましょう。
重要な点はモニター出力とヘッドホンアンプの出力は別だということです。
つまみを回しても音が聞こえない。。。
という方はメインの出力を回している可能性がありますので、ヘッドホンのつまみを回すようにしましょう。
【続・モニターヘッドホンはおすすめが1つしかない件】モニターと視聴は分ける(サイト内記事)
モニターバランス
こちらは208iについている機能ですのでどの機種にも共通ではありませんが、INPUTの方向につまみを回せば、マイク入力の音をモニターすることができます。
右に振り切ればMacやPCからの音のみをモニターすることができます。
TASCAM ( タスカム ) / SERIES 208i を購入レビュー(サイト内記事)
TASCAM ( タスカム ) / SERIES 208i オーディオインターフェイスいよいよGAINを上げる

優しく扱ってあげましょう。
まずは、10時の方向あたりからトライ!
相手が聞こえにくそうだったら13時あたりまで様子を見ながら・・・
基本的には14時を超えることのないように調整しましょう。
写真では15時くらいになっちゃってますが、気にしないでください。
ここでマイクの入力感度を調整していきます。
ただし、コンデンサーマイクの場合は、13時を越えて調整することは通常の通話ではあまり考えられないかと思います。
一番右側まで回すことは通常の使用ではありえません。
システムの設定を忘れない
さて、音が鳴らない、聴こえないなどのトラブルは特にWindowsの場合だと尽きることがありません。
【トラブルメモ】Windowsでオーディオインターフェイスがフリーズするとき・・・(サイト内記事)
その場合はシステムの環境設定でお使いのオーディオインターフェイスがしっかりと選択されていることを確認してください。
また、最近のアプリだと通常システムのオーディオ環境がそのまま反映される仕組みになっていることが多いですが、もしZOOMやSkypeなど特定のアプリで音が聞こえなかったり、パソコン本体から聴こえてくる!
などがあった場合は、アプリのオーディオ設定でお使いのオーディオインターフェイスが選択されているか確認してください。
これで、ワンランク上の通話会議を行うことができます!

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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。