【音響機材を揃えようー2】音響をやるために必要なモノを把握&コラム

オーディオインターフェイス以外で必要なモノとは?!

さて、オーディオインターフェイスはデジタルオーディオをやるためには切っても切れない関係なのでまず最初に解説しましたが、音響をやるため、また映像などで音響を担当するために必要な機材をここでざっと把握しておきましょう。

【音響の基礎】オーディオインターフェイスとは?(サイト内記事)

大きく分けると、入り口と出口に分けられます。

では順番に見ていきましょう。

入り口

入り口は主に録音部分になります。

必要な機材:マイクロフォン

俗に言うマイク。

マイクがなければ音を収音することができません。

マイクにはたくさんの種類があります。

当サイトでは全部を把握するというよりは、シーン別に最適なマイクロフォンのタイプと、そのシーンでオススメの機種を書いていきたいと思います。

もちろんこれらは独断と偏見の塊ですのでご理解ください。

実際細かく分けると現場ごとに変わってはきますが、近年の映像制作などで使うマイクロフォンの種類は大きく分けると数えるほどに分類することができます。

もし写真&映像に詳しい方であれば、カメラのレンズをイメージしてもらえればいいと思います。

必要な機材:レコーダー

こちらは、カメラでいうところのボディの部分になります。

前回までに紹介しているオーディオインターフェイスというのはレコーダーではありません。

オーディオインターフェイスにマイクを挿しますが実際はPCのレコーディングソフトに記録します。

このレコーディングソフトが内蔵されているオーディオインターフェイスのことをフィールドレコーダーといい、レコーディングソフトが一体になったものも売っています。

こちらは主にロケなどで使いますが、こちらはこのカテゴリーにて別記事にて詳しく紹介していきます。

フィールドレコーダー ZOOM F6 ビデオグラファー必須の一台

必要な機材:パソコン

当たり前ですが、忘れてはいけません。

使いたいソフトなどによってwinかmacか・・・

いろいろありますが、基本的に音声編集で使うスペックは限られていますので、映像編集ができるスペックのものであればなんでも構いません。

編集ソフトなどの詳細もこのカテゴリーにて追って解説していきます。

ちなみに筆者は2010年代は自作組立のwin PCでしたが、M1が搭載されてからはAppleに乗り換え、Macbook airを使用しています。

2000年代がApple→Win(たまにAppleも併用)→Appleときましたが、個人的には今のところはAppleに軍配が上がります。

Winに関しては特にオーディオ分野でASIOドライバーの取り扱いにめんどくささとストレスを感じるシーンが多かったのが正直なところであります。

ただし、ドライバーの切り替え等に関して特にストレスを感じない方やゲーム音楽や、ゲームサウンドを制作する方などはWinもいいと思います。

例えばMacでは起こらないトラブルもWinでは起こったりもあります。

【トラブルメモ】Windowsでオーディオインターフェイスがフリーズするとき・・・(サイト内記事)

出口

出口はとっても大事。

そして、録音する際、マスタリングする際もこの出口をどこに想定するかで大きく変わるかと思います。

オーディオにはそこそここだわりのある方が聴くケース、iPhoneで聴くケース、オーディオ用の電気を引いているマニアが聴くケース、様々な目的によって編集していくことが大切です。

できれば様々な環境をしっかりイメージして編集していくのがベストですが、そうはいってられませんので、自分なりに出口を決めなければいけません。

必要な機材:ヘッドホン

さて、ヘッドホンは出口の重要な部分ですが、実は入り口のモニターにも非常に重要です。

特に映像関係の方に多いのが、ヘッドホンをせずにマイクを立ててしまうケース。

ヘッドホンなしというのは、カメラで例えるとファインダーやモニターを見ずに撮影する様なもの。。。

映像収録ではファインダーやモニターはしっかりチェックするのに、音声はヘッドホンなしで適当に録るという方は意外にも結構多いのかもしれません。

ヘッドホンは入り口と出口両方で必ず必要になることを覚えておきましょう。

【続・モニターヘッドホンはおすすめが1つしかない件】モニターと視聴は分ける(サイト内記事)

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / HD25 PLUS モニターヘッドホン

あると便利な機材

ミキサー

通称「卓」とも呼ばれる機材で、アナログ時代のマルチチャンネル収録などでは必須のアイテムでした。

これは筆者の学生時代の部屋。

この巨大なタスカムの卓はなんと12チャンネルです。

ミキサーは現代ではマストアイテムではありません。

もう完全にコンピューターの中で操作してしまいますので、基本的には覚える順番としては最後の方だと思います。

しかし、基本的な構造や仕組みがわかっていれば、ライブ会場でのPAや、ポッドキャストのホストなど様々なケースに柔軟に対応していくことができますので、当講座でも簡単な卓の使い方を伝授したいと思っています。

スピーカー

実はこちらも近年ではマストアイテムではないと思っています。

現代の視聴者層のほとんどの想定出口はヘッドホンやイヤホンなどのアイテムを経由することになるかと思います。

ステレオスピーカーを設置して定位感を確認しながら角度を決めている!という方は結構な音マニアな方ではないでしょうか。

ヘッドホンやイヤホンなどを使わなかったとするとデバイスに内蔵のスピーカーとなるかと思われます。

2チャンネルまたはそれ以上のサラウンドシステムで再生される方はもちろんいらっしゃるかと思いますし、そういった方をターゲットにする場合はもちろん同じようなシステムで編集していくべきだと思います。

ターゲットとしている視聴者が聴くであろう環境で録音、編集することが大切です。

もちろん本格的な音響スキルを今後も身に付けていきたい方はあるに越したことのないアイテムではあります。

より専門的にスタジオを構築して、音響一本で仕事をしていきたい場合はスピーカーシステムは良いモノを揃えなければいけません。

実はこういったスタジオの主なクライアントとなるミュージシャンの中にはヘアースタイルを気にしてヘッドホンをつけてくれない人がいらっしゃいますし、やはり肌が密着するアイテムですのでヘッドホンを気軽にシェアすることに抵抗のある方も少なくありません!

スピーカーはどちらかというと、クライアントにプレゼンするためのアイテムというニュアンスが個人的には強いです。(筆者の感想です)

まとめ&ちょっぴりコラム

本日は揃えなければいけない機材やあると便利なモノを把握するためにまとめてみました。

筆者が五島昭彦氏の元で学んだことの中で重要なことは、「入り口と出口はセットである」ということ。

どちらかに偏ってはいけません。

常に出口あっての入り口であり、入り口あっての出口なのです。

写真や映像でも同じことだと思います。

目の前に被写体があったとき、どう撮影するのか?

何に出すのか?

どんなサイズで見るのか、どんな環境で出すのか。

出口によって絵の捉え方はまるで変わってくるはずです。

音響も同じ。

もちろん投資や投機でも同じ。

【植物で例える】投機と投資の違いとは・・・?!(サイト内記事)

どう手仕舞うのか出口戦略がないポジションはその投機自体なんの意味もありません。

常に出口と入り口のバランスをしっかり意識して楽しく音響を学んでいきましょう。

この記事を書いた人

こうたろう

元ピアニストでフォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてヨーテポリを拠点に活動するシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。