【最新版プロが厳選】プロピアニストが教える電子ピアノの選び方 “おすすめ3選”

ポイント本日は電子ピアノの選び方とおすすめを紹介します。
簡単そうで意外と難しい電子ピアノ選び。
本日は現役のプロタンゴピアニストの大長志野さんと、元プロのジャズピアニストで現在は音楽プロデューサーの筆者が徹底推薦していきます!
代替テキスト

こんにちは!
当サイトへお越しくださりありがとうございます!
お越しくださったあなたはもう友達です。
わたしは音楽家になって数十年・・・
筆者の詳しいプロフィールに関しては『わたしたちについて』や『服部 洸太郎音楽作品リスト』をご覧ください。

わたしたちについて『チームのメンバー』

服部 洸太郎 音楽作品リスト

icon image

グランドピアノを検討している方は選び方やおすすめなどこちらの記事で詳しく紹介していますのでチェックしてみてくださいね!

ピアノを習い始めた人がいつかは弾いてみたい最高のピアノ5選

プロが厳選おすすめの電子ピアノ3選

それでは早速みていきましょう。

電子ピアノの選び方は次の4つのポイントを重要視してください。

      
  1. 鍵盤の駆動方法(タッチの質感)。
  2.   
  3. 電子ピアノ全体の重心位置。
  4.   
  5. 電子音の構成方法。
  6.   
  7. お値段とのバランス。

まずは最も重要なのが、鍵盤の駆動方法。

これは確実にどんなスタイルのピアニストでもハンマー型を選ぶようにしてください。

電子ピアノといってもいろいろありますが、このページにたどり着いた方の多くは88鍵のフルサイズ鍵盤の電子ピアノを目的としてきていただいたかと思います。

88鍵であってもバネタイプのものなどもありますが、基本的にプロのピアニストの世界ではハンマー型以外のものは電子ピアノとは呼ばず、キーボードと呼びます。

電子ピアノの定義とは続きのお話にも通じてきますが、88鍵盤であり、ハンマー型鍵盤であり、グランドピアノサンプリング音源(電子音の構成)のことを指します。

ちなみに最近だと本物のアナログピアノと同じ木でできた鍵盤のものもあります。

もちろん高価にはなりますが、確実に意味のある構成です。

というのも、鍵盤の重み、ストローク、指先に触れた際の質感というのはピアノ選びで最も大切な点。

それは電子ピアノでも同じです。

木で構成されたものは高価にはなりますが、やはり高いだけの価値はあるでしょう。

ポイントちなみにこの電子音の構成については、サンプリング音源と呼ばれる本物のピアノを録音してそれを各鍵盤にアサイン(割り当て)されたものが最近では一般的です。
低価格帯のものや、古いモデルのものになるとシュミレーション音源と言われるシンセサイザーを加工して作ったものもあります。
ただし中級者以降のコンピューターベースの制作をする場合は内蔵音源はあんまり関係なくなってきますので、気にしなくていいい即面もあります。
豆知識・・・
ちなみにあの伝説のシンセサイザーMoogを作ったエンジニア:ロバート・モーグ博士は、『この世で唯一シンセサイザーで作れない音はピアノの音だ』と語っています。

★★★★★ CASIO Priviaシリーズ

CASIO ( カシオ ) / PX-S1100BKをサウンドハウスで見る

迷ったらカシオのプリビアシリーズ。

ピアノと言ったらヤマハのイメージが先行しがちですが、電子ピアノといったらカシオなんです。

筆者も大好きでプリビアシリーズはタッチの質感が素晴らしいのに決して軽くなく少しぬべーーーとした感触が非常にコントロールしやすいシリーズです。

『ピアノが置いてないんですよ〜電子ピアノを用意するので何かおすすめありますか?』っていう会場での演奏依頼の際などは即答で『プリビアをお願いします』といっていたほどです。

代替テキスト
志野

わたしもピアノがない会場で電子ピアノがプリビアだったときはテンションあがります!

タンゴやジャズ、リズム系の演奏にはぴったりなプリビアシリーズは最大同時発音数も多めの192。

これはフットペダルでの音も含まれますので、ドビュッシーやヒンデミットなどのアンビエント系クラシックの演奏も可能にします。

もちろんしっかりハンマーアクション鍵盤。

最高ポイント

ポイント単三電池6本で4時間駆動するなんてのも本当に素晴らしい性能です。

★★★★☆ YAMAHA Pシリーズ

 YAMAHA ( ヤマハ ) / P-45 B 電子ピアノ をサウンドハウスで見る YAMAHA ( ヤマハ ) / P-45 B 電子ピアノ をサウンドハウスで見る

やはりピアノの王道ヤマハ。

電子ピアノも素晴らしい質感と性能を誇っています。

ヤマハのPシリーズは老舗シリーズとなっており、筆者が初めて使ったのはP200というモデルでまさに家具みたいな巨大な電子ピアノ。

ほぼアップライトピアノくらいの威圧感がありました。

次に使ったのがP90というモデル。

小型化されましたが、タッチの質感は健在。

さらにドイツ・オーストリアで活躍していたゴリゴリのクラシックピアニストの友人もP90を触って、『あれ、え?すごいなこれ!え、もう俺これでいいかも』なんてジョークも飛び出るくらい凄まじい完成度を誇っています。

現行モデルはP45となっており、その完成度は文句の付け所がないところまで来ているでしょう。

グレードハンマースタンダード鍵盤は駆動部をしっかりと感じつつも滑らかなタッチを実現しており、初心者からプロまで幅広く柔軟なコントロールが可能。

音源もヤマハのグランドピアノをサンプリングした最高の音質となっています。

ポイント最大同時発音数が64と少なめ(といっても充分すぎる)ですので、ペダルを酷使しない音楽に向いています。
とはいえ、レッスンにはちょうどいいんです。

普段の練習にちょうどいい理由

代替テキスト

なぜレッスンにちょうどいいんでしょうか?
それはピアノ初心者ペダル踏みすぎ問題・・・というのがあります。
初心者のうちからペダルを踏む癖をつけてしまうと後から修正するのが大変。
筆者は基本的に中級者以降になるまでどんな曲もペダルなしで練習するべきとさえ思っているほどです。
最大同時発音数64になっていることで、ペダルを踏み続けて演奏すると音が途切れますので、自分への戒めになるのではないでしょうか。
そういう視点ではこのスペックはおすすめです!

★★★☆☆ YAMAHA CP88

YAMAHA CP88 をサウンドハウスで見る YAMAHA CP88 をサウンドハウスで見る

冒頭でも紹介した高級な木製鍵盤ピアノ。

ここまでくるとまさに普通にピアノ買う感覚です。

これ一本でピアノだけで食べていけるプロのピアニストを目指すことも可能。

内蔵されてるサンプリング音源も本当に素晴らしい音でお値段に見合う価値があります。

★3つとしたのは、ちょっと初心者には扱いきれないほどの機能が搭載されていて多くの人にオーバースペックとなりがちな点が挙げられます。

これ一本で実にいろんなジャンル、いろんな音楽を制作できます。

Yamaha | CP88 OS v1.5 Sound Demo

出力もバランスXLRですので、どんなライブ会場でも安定したサウンドを出すことができ、まさに最強の一本。

番外編 Nord Pianoシリーズ

Nord Pianoをサウンドハウスで見る Nord Pianoをサウンドハウスで見る

Nord Pianoという製品はなぜピアニストを魅了し続けるのでしょうか。

不思議です。

特別なピアノです。

ピアノの音色ではありません。

Nord Pianoという種類の音色です。

そしてなぜこんなにも高価なのでしょうか。

お買いになった方だけがわかるのでございます。(あっ、これ週間ストーリーランドですね・・・)

Nord Pianoだけでなく、Nord シリーズはスウェーデンの老舗シンセサイザーメーカー。

Nord シリーズに文句を言うピアニストと出会ったことがないのは偶然か、はたまた必然か。

筆者はスウェーデンでNord のエンジニアと一緒に飲んだことがあります。

それだけです。

たったそれだけですが、めっちゃ自慢できるエピソードで、スウェーデン滞在のほとんどの記憶はNord のエンジニアに持っていかれました。

スウェーデンで有名なのは他にもイケアなどもありますが、やはりKotaro Studioとしてはハッセルブラッドを推したいですね。

Hasselblad (ハッセルブラッド)の歴史を徹底解説!

ハッセルブラッドは本当に最高のカメラです。

ハッセルブラッドに文句をいう写真家がいないのと同じような感覚でしょうか。

とにかく特別で最高の電子ピアノがNord Pianoです。

まとめ

      
  1. ハンマーアクション構造のものにする。
  2.   
  3. 中級者以降は音色は気にしない。
  4.   
  5. ヤマハのP45はペダルの訓練にもってこい!
  6.   
  7. 迷ったらプリビアにすること。

以上です!

みなさんの最高の電子ピアノライフに幸あれ!

それでは!

Kotaro
Kotaro
服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
2022年9月より豊かな暮らしをテーマとしたウェブサイト『レンタルdeクラセル』も発信中〜