音鉄さんのバイブルを作りました!音響のプロが教えるマニア度別音鉄デビューセット!

この記事についてドラマ:鉄オタ道子、2万キロの第4話では音鉄さんが登場します。
撮り鉄さんの機材などはネットでもかなり情報が上がっており手に入りやすいですが音鉄さんの機材情報などはまだまだ少ない印象です。
そこで本日は音響のプロが音鉄さんに最適な機材や撮り方、注意点などを含めて音鉄さんデビューセットをご提案。
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スマホよりいい感じに録りたい方〜作品として販売したいマニア度マックスの方まで楽しめる内容になっていますので是非最後までお付き合いください!

音鉄のコツ

さて、音鉄デビューするにあたってまず最初に抑えておきたいポイントは必ずステレオ以上で録るということ。

ショットガンマイク一本でモノラル収録するとなると、どうしても臨場感に欠けますし、再現性も低くなってしまいます。

ショットガンマイクは補助

じゃあショットガンマイクは使わないのか?というと、使います。

というかあった方がいいです。

“BS NHKやBBCクラスの音声を目指す4つのポイント”プロが教えるビデオマイクセットの{松竹梅}

基本的にショットガンマイクはステレオペア録音の補助として採用します。

メモ補助という書き方をするとちょっとニュアンスが違うかもしれません。
音の要になるのは間違い無いですが、ショットガンマイクを軸に考えると編集段階で苦戦を強いられることが多くなります。

考え方としてはこの図をみてみてください。

こんな感じでショットガンマイクはピンポイントで欲しい音を狙うために使用します。

ステレオペアマイクの方は無指向性でも指向性でもどちらもで構いません。

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メインのステレオマイクを選ぶ時は最終的にどんな音に仕上げたいのかによって変えていけばOKです。
例えば無指向性にすると背景からの反射音などがより多く入ってきます。

背景からの反射音とは?!背景からの反射音と言われてもまだ音鉄デビュー前の段階だとピンとこない方も多いかもしれません。
鉄道が走っているということは、そこには人が住んでいる街、村、集落なわけです。
これらはそのエリア独特の反射音を形成していきます。
それは家や建物の数であったり、鉄道の周りがコンクリートで舗装されているのか、山道なのか、湿気が溜まりやすい場所か抜けやすい場所か、海に近いか遠いかなどなど。。。
様々な環境によって音は変わってきますし、反射音の性質も変わってきます。
すごく単純思考で無理矢理まとめて考えてみると抜けのいい場所などでは無指向性がいいですし、少し抜けの悪い篭りやすい街や場所などでは指向性がいいですね。

ここは本当に難しいところ。

ここが難しいから音の世界はやりがいがあるといえます。

「予算10万円以上 / ハイアマチュアや音源制作向け」からの話になりますが、例えばコンクリートが多い都会のエリアだと同じ無指向性でもアースワークスQTC40などもいいかもしれません。

ショットガンマイクも後述していますが、気温が低く、湿気の多いエリアで音鉄する場合はCMIT 5Uを選択、暖かい季節でカラッとしているのであれば、CMIT 5Uを持っていてもあえて、MKH416を選択するのもありかもしれません。

湿気の多いエリアでは音のスピードは落ちます。

反響の反射角も広くなります。

ここで考えられる点は全体を録るステレオペアの角度(オランダ方式)を広めに取ったり、AB方式の場合も広めに幅を取ったりすることで対応することが可能になります。

このあたりが創意工夫、本当に面白い世界なので、是非試行錯誤しながら楽しんでみてください。

服装について

服装については、シャカシャカしたタイプの合成繊維等を避けるのは当然ですが特に注意してほしい点は靴。

歩きながら録ったりすることもあるでしょうし、録音中にどうしても位置を変えたい時や、移動しなければいけない時などがある時に足音というのは非常に存在感の大きなものになってきます。

抜き足差し足という言葉がありますが、抜き足差し足のできるタイプの靴を選ぶようにしてください。

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録音の現場ではロケの場合裸足で録音するなんてこともあるくらいです。

レコーダーについて(Tascam or ZOOM)

さて、録音の要となるレコーダーですが、PCやタブレットの小型化も進んでいる昨今ですからそれらを組み合わせてシステムを作るのもいいかもしれませんが、やはり録音機だけで収録する方が今の所はトラブルが少なくていいのかなと思います。

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こういう世界は2022年時点ではまだOSやソフトウェアに依存しすぎるとトラブル発生時の対処能力が成長しません。

というわけで、ここで問題になるのがタスカムの方がいいのか?ズームの方がいいのか?

多くの方が悩むポイントなのではないでしょうか。

どちらにも肩入れしていない筆者が忖度なしで回答していきます。

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結論から言ってしまうと多くの人の場合ZOOMから選んだ方がいいです!

Tascam を選んだ方がいい人

      
  1. 内蔵マイクだけで収録したい初心者さん。
  2.   
  3. マイクアンプは別で用意できるプロ級レベルさん。

内蔵マイクだけで録音したいマニア度が初心者〜中級者はタスカムがいいです。

最近のタスカムの内蔵マイクは本当に素晴らしい性能を持っています。

メモ初級〜中級クラスのレコーダーだとその分どうしてもマイクアンプなどは弱点になってきます。

一方でフラッグシップモデルでもマイクアンプを切り離す仕様にしていたりします。

これはマイクアンプにもこだわるハイアマチュア向けの仕様になっており、ハイアマチュアにとっては嬉しい仕様とも言えるでしょう。

そのため、タスカムは本当に軽装で録音したい初心者か、マイクアンプもこだわったハイアマチュア向けのレコーダーといえます。

ZOOM を選んだ方がいい人

  1. 外部マイクを前提としてしっかり録音やりたい人。
  2. VRマイクなども使いたい人。

一方で外部マイクを前提とできる人であれば、マイクアンプやADCもばっちりでヘッドホンアンプも及第点なZOOMがおすすめ。

さらにVRマイクなども駆使したい人は今の所ZOOMの方が優位性が高いです。

RØDE NT-SF1 VR mic Test Sound テスト

予算がある人はこれで失敗はしない

予算がある人はMixPre-6 IIで決まりです。

SOUND DEVICES ( サウンドデバイス ) / MixPre-6 II レコーダー をサウンドハウスで見てみる

こちらの記事でも紹介していますが、外での録音、ロケ収録の場合は何よりも機動力が重要。

機動力を重視した場合のベストなレコーダーは間違いなくSOUND DEVICES MixPre-6 IIで決まり。

“BS NHKやBBCクラスの音声を目指す4つのポイント”プロが教えるビデオマイクセットの{松竹梅}

マニア度別おすすめの録音機材

イメージで伝えるとTascamは各所ポイントのスコアは高いですがランクによっていろいろパーツがわかれていたりしるので、総合点は低めでカスタマイズするとすごい組み合わせが見つかります!

という感覚。

一方ZOOMは、それぞれが及第点を超えており、Tascamの方がいいなと感じるポイントはあるにはあるが総合点としては高得点なので、マイク選びや他の研究に時間を使いたい場合はZOOMが正解です。

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それではこれらを踏まえてマニア度別におすすめの録音機材を紹介していきます。

予算3.5~5万円 / 超初心者機材

まずは音鉄デビューしてみたい方。

iPhoneではちょっと寂しいという初心者向けにおすすめなのが、マイク内蔵型のレコーダーです。

まずおすすめなのがDR-40Xです。

これは内蔵マイクが素晴らしいです。

当スタジオでもサンプル音源掲載していますので是非チェックしてみてください。

和楽器アンサンブル TASCAM DR-40X レビュー

ジャンルを選べば音楽収録なんかも一台でできちゃう優れものです。

近年半導体不足も合わさり基本的に各オーディオメーカーが1ロットあたりの製造台数を控えめに作ってくる傾向もあるため、品切れになりやすいので注意しましょう。

これに加えて当スタジオでも一押しのモニターヘッドホンHD25を組み合わせれば完璧。

サウンドハウスさんでみてみる→ SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / HD25 密閉型モニターヘッドホン
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内蔵マイクは使わずに外部マイクでやりたい方はこちらのセットも超おすすめです。
外部マイクといってもバイノーラルマイクなので、セッティングは通常のイヤホンみたいに耳につけるだけ。
ただし口を半開きにして録音しなきゃいけないなどいろいろとコツがあるので、そういったことに苦労を感じない方はこちらの記事をチェックしてください。

予算5万〜10万 / 目指せ中級者!

5万円以上予算をかけられるという方は、DR-100MK3という手があります。

この音源は尾道で収録した福本渡船の出発の様子。

出発の合図である笛の音に注目すると冒頭で説明した環境の反射音などがよくわかると思います。

こちらはDR40Xよりもさらに内蔵マイクが素晴らしいですし、192khz収録できるのも特徴です。

この機種も品薄が顕著です。

こちらもサンプル音源用意してますので是非聞いてみてください。

尾道で収録した福本渡船のエンジン音などもあります。

【音源試聴】ビールの音 & 波の音 Tascam DR-100MKIII

他にはZOOMからH6があります。

サウンドハウスさんでみてみる→ ZOOM ( ズーム ) / H6 Black ハンディレコーダー

H6の場合はカプセル交換型のマイクロフォンを装着できますので、外部マイクでステレオペアをつけてH6本体にはショットガンマイクのカプセルを使うスタイル。

サウンドハウスさんでみてみる→ ZOOM ( ズーム ) / SGH-6 ショットガンマイク・カプセル

他にも、本体自体はXYカプセルを装着して、外部マイクでショットガンマイクを選択するスタイルなどいろんな方法が考えられます。

もちろん外部入力が4トラックあいてますのですべて外部マイクという選択肢もありです。

こちらは公開できるサンプルがないのが残念ですが筆者も使っていましたが、低域から中域への切り替わりに独特のニュアンスを付加することができるため、シネマティックな音声作りにも最適です。

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かなり個人的な見解ですが、ZOOMの中ではF6とこのH6はかなり名機だと感じています。

H6に合わせるマイク

予算内で収めるプランで考えた時に指向性マイクを使うならベストな選択肢は、ベリンガーのC-2は候補に入れてOK。

サウンドハウスさんでみてみる→ BEHRINGER ( ベリンガー ) / C-2 コンデンサーマイク ステレオペアマッチング

指向性マイクのステレオペアマイクの中でこの価格にしてはありえない音を返してくれます。

こちらは来島海峡の渦潮と船のエンジン音の様子ですが、C-2のみで収録しています。

ただし、XY方式のマイクカプセルは最初から付属品として付いてくるので、H6を使うのであれば外部マイクは無指向性にするというのがバリエーション豊かなシステムかもしれません。

無指向性で予算内に収めるとするとやはりJTS CX500です。

サウンドハウスさんでみてみる→ JTS ( ジェーティーエス ) / CX-500 楽器用コンデンサーマイク

これ2本買っても1万円ちょっとですから、H6+CX500+HD25+ショットガンマイクのカプセル。

これでも10万円を切るセットになるのではないでしょうか。

これ結構コスパも高いですし、能力値も高い。

しっかりプランを立てて音声編集も丁寧にこなせばかなりの水準に到達できるレベルです。

Portacapture X8

もう一点はタスカムのPortacapture X8。

発売当初から品切れ続出。

192kHzで尚且つ32 bit floatの録音に対応していますので、失敗のリスクなく収録することができます。

32bit収録の場合はピーチを超えて音割れするリスクをなくせるため、あるととても便利な機能になってきます。

また、タッチ操作で使いやすいGUIを採用しているのも特徴でフィールドレコードモードなども搭載されており、ある程度のオートマチック収録ができそうです。

サウンドハウスさんでみてみる→ TASCAM ( タスカム ) / Portacapture X8 ハンドヘルドレコーダー

予算10万円以上 / ハイアマチュアや音源制作向け

さて、ここからは基本的には内蔵マイクは考慮しないスタイルになっていきます。

内蔵マイクというのはカメラに変換するとレンズ内蔵型のコンデジのような存在です。

もちろん高級レンズが搭載されたモデルなどもありますのでコンデジ=初心者向けとはいえませんが、やはりいろんなシーンでシステムを構築できるスタイルにするとバリエーションが広がって楽しいですよね。

予算10万円以上からは、ハイアマチュアや音源制作を本格的にやる人やチーム向けに紹介。

レコーダーはマイクロフォンが搭載されていないモデルを選択しましょう。

ZOOM F6

サウンドハウスで見てみる→ ZOOM ( ズーム ) / F6 +専用プロテクティブケースPCF6セット サウンドハウスで見てみる→ ZOOM ( ズーム ) / F3 Field Recorder

当サイトでも何度も紹介している非常にコスパの良いレコーダーといえばF6。

フィールドレコーダー ZOOM F6 ビデオグラファー必須の一台

もちろんフラッグシップ機を目指すのであればこれよりさらに選択肢はありますが、個人所有であればこの辺りで十分すぎる性能を感じられるはずです。

F3という機種も発売されていますが、選び方のポイントは使うマイクチャンネル数。

例えばVRマイクを使用したい場合などはF6一択になります。

こちらの記事でVRマイクとF6の接続方法について解説していますので是非参照してください。

RØDE NT-SF1 VR mic Test Sound テスト

VRマイクの選び方

VRマイクの場合はF6とHD25があればこのシンプルなセットで完成です。

VRマイクは主にゼンハイザーから出ているものと、ロードから出ているものの二択になってくるかと思います。

ZOOMからもVRマイク搭載レコーダーが出ていますが、こちらは簡易装備となっており、音質自体も中途半端で使い所が難しい機種になりますので、VR行くならゼンハイザーかロードの二択にしてください。

サウンドハウスさんでみてみる→ SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / AMBEO VR MIC

サウンドデバイス

F6よりもお値段高くなりますがサウンドデバイスはオーディオレコーダーとしては最高のブランドです。

実際に長期使用経験がないため、詳しいレビューが書けないのが残念ですが、予算に余裕がある方はサウンドデバイスを選択するのもいいかもしれません。

海外での知名度はZOOMも高いですがやはりサウンドデバイスはどの国のエンジニアにも名前が通じますので、海外のチームで制作したりする場合は名前が通りやすいです。

サウンドハウスで見てみる→ SOUND DEVICES ( サウンドデバイス ) / MixPre-3 II ポータブルミキサー&レコーダー

マイク選び

ここから搭載するマイク選びとなりますが、個人で移動する場合はメガネマイクとショットガンマイクがいいと思います。

ロケ収録の機材選定とマイクの使い方

メガネマイクメガネマイクは筆者の師匠である五島昭彦氏に伝授してもらったセッティング方法で、メガネの端と端に無指向性マイクをステレオで装着するスタイルです。
無指向性マイクの平均的な感覚と考えた場合は若干直線の距離が短いのですが、頭がアーチ型になっているため、バイノーラル録音のような録音効果が得られるのが特徴です。

マイクセッティング(無指向性マイクのセッティングなどについて)

メモメガネマイクの注意点として、呼吸は口を開けてしなければいけない点です。
鼻呼吸してしまうと随時鼻の音が収録されてしまいます。
そのため、常に口を半開きにして呼吸しましょう。
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こちらは尾道は千光寺ロープウェーに乗ったときにメガネマイクで収録した音源。
ロープの質感もしっかり入っています。
これはメガネマイクステレオのみで収録し、レコーダーはかばんにはいっていますので、他の人からまさか録音しているとは思われない見た目で、おかしな点があるとすれば、筆者が常時口を半開きにしていたことくらいでしょうか。

おすすめの無指向性マイクは当サイトでも何度も紹介していますゼンハイザーのMKE-2になります。

【音源試聴】Sennheiser MKE2 音質

為替の影響で2本で10万円を超えてきていますが、やっぱりここまでくるとマイクで妥協はしたくないですよね。

サウンドハウスさんでみてみる→ SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MKE2P-C

このステレオペアに加えてショットガンマイクでポイント(要素)を狙って、ミックスするというスタイルが理想的です。

ショットガンマイクのおすすめはMKH416。

サウンドハウスさんでみてみる→ SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MKH416-P48U3 撮影用ショットガンマイク

ショットガンマイクはどうしてもお値段が高くなってきますが、MKH416が一つのオーディオ史の中での超指向性マイクの答えともいえます。

他にも値段の高いマイクはありますが、後述するSCHOEPSのCMIT 5U以外はどれも50歩100歩で高くても音の微妙なのもあるくらいです。

ポイントちなみに別格ショットガンマイクのCMIT 5Uですが、MKH416との使い分けをどうするかというと、MKH416の方が低域のモコモコしたところに輪郭を持たせる性質があるので、例えば海や水の音なんかは水温が高い場合はMKH416がいいですし、水温が低い場合はCMIT 5Uがいいです。
こんな感じでフラッグシップマイクは状況と環境によって使い分けます。

予算上限なし / プロよりも極めたい人向け

ここまでくるともう筆者の個人的な憧れというか、潤沢な予算でこの機材揃えて収録に行きたいな〜という感覚です。

予算に上限なく音鉄を極めたい方などは是非参考にしてみてください。

廃線になる予定の電車や珍しいパーツが使われている車体など、歴史資料としてアーカイブすることもできます。

もちろん音鉄ですから、リュックサックかカバンに機材がすべて収納できることが条件になりますので、音楽収録とは分けて考えてください。

失敗しないマイク選び〜とりあえず最高のマイクを教える

マイクロフォン

マイクロフォンは先述したショップスのショットガンマイクが最高です。

サウンドハウスさんでみてみる→ SCHOEPS ( ショップス ) / CMIT 5U

このマイクは別格です。

マイクアンプの性能も100%引き出せますし、マイクアンプを選びます。

この辺りを選択する場合はADCとの相性なんかも考慮する必要がありそうですから、まずは、予算10万円以上 / ハイアマチュアや音源モデルでしっかり録音を学んでからトライするように、また、この辺りの機材を購入する際は楽器店の店員さんレベルでは対応できないケースもありますので、オーディオのことに関してかなり詳しい人から十分にアドバイスを受けてから購入してください。

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Youtubeなどで、このCMIT 5Uをそのままミニプラグに変換してカメラに挿して使っている方もいらっしゃいますが、その使い方だとCMIT 5Uの性能を完全に消してしまうことになりますので、最適なマイクアンプを選択するようにしてください。

一方でステレオペアマイクとしてはノイマンのKM184がいいです。

サウンドハウスさんでみてみる→ NEUMANN ( ノイマン ) / KM 184 mt stereo set
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184のページでも紹介していますが、予算を抑えたい方はSE8というマイクロフォンのペアも代替品とかなりの性能を出してくれます!

ノイマンのKM184は指向性マイクとしてはかなり良い選択肢だと思います。

【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較なども!

ノイマンらしさを残しならがも、フラットな質感は自然界の音にもぴったりですし、金属の擦れる音などもかなり細かいディティールで表現できます。

こちらは広島県三原市の久井の岩海という場所で、岩の下を川が流れているのですが、ノイマンKM184で収録した音です。

ここで注目してほしい点がこの決して誰もみることのできない岩の下に眠っている川の様子、空洞部分の体積などかなり細かいディティールでイメージできる点。

他のショットガンマイクや無指向性マイクなどでもテストしていますが、同じような空洞感は収録できませんでした。

ノイマンKM184は空間の体積を表現するのに非常に優れたマイクで、それは何を意味するかというと反射音への感度が非常に高いということになります。

空間にあるディレイやリバーブなども的確に捉えることができるので、繊細なマイキングも求められます。

同じ場所で森林全体に向けて収録した音がこちら。

レコーダー

RMEのレコーダーもいいのですが、販売終了品となっており、手に入りにくいのが難点です。

サウンドデバイスのレコーダーであれば手に入りやすく、マイクアンプ、ADCも最高のクオリティーになりますので、ロケで使うハイクラスレコーダーとなれば基本的にZOOM F6かMixPre-6 IIで決まりです。

SOUND DEVICES ( サウンドデバイス ) / MixPre-6 II レコーダー をサウンドハウスで見てみる

ショップスのCMIT 5Uも思う存分性能を発揮することができるかと思いますし、NEUMANN KM 184も新たな可能性を引き出すことができるかと思います。

まとめ

      
  1. モノラルじゃなくてステレオで録る。
  2.   
  3. 初心者は内蔵マイクが優秀なタスカムのレコーダー。
  4.   
  5. 中級者はマイキングで音が変わるマイクを選択する。
  6.   
  7. 上級者〜ハイアマチュアのショットガンマイクはCMIT 5U。
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参考までにマイクアンプの市販品で最高なのはこれ!
やっぱりRMEはオーディオのトップブランドだけあって裏切りませんよ。

サウンドハウスさんでみてみる→ RME ( アールエムイー ) / QuadMic II マイクプリアンプ

前半でもお伝えしましたが、中級者以降になると、状況や環境によって最適なマイクが変わってきます。

ここはもうレンズ選びなんかと同じ。

当記事でおすすめしているマイクは総合スコアの高いものになりますので、いろいろ試してみて自分の中でデータを取って体得していくしかありません。

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筆者も録音勉強中のころは風呂に水を溜めて水が落ちる高さと温度ごとにデータを取って勉強していました。
気温と湿度でいかに音が変わっていくかを体感するのは音鉄はもちろん他のジャンルの録音でも非常に大切な感覚になってくるかと思います。
まるで意味不明な小学校の自由研究のようですが、こういう地道な作業が大切です。

音鉄はとにかくマナーが最優先です。

機材は自分の身体からはみ出さないセッティングにするのが大原則であるのと同時に一脚やスタンド等は身長の低い子供さんなどに当たったりするリスクもありますので移動中は特に注意するようにしてください。

ポイント撮影でもそうですが、基本的に移動時は荷物を抱っこするスタイルを癖にしておきましょう。
マナーを守って楽しい音鉄ライフを楽しみましょう!

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Kotaro
Kotaro
服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
2022年9月より豊かな暮らしをテーマとしたウェブサイト『レンタルdeクラセル』も発信中〜