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この記事について内蔵バッテリー+単三乾電池で野外収録にも最適なDR-100MKIIIについてお届け。
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このレコーダーは瀬戸内海の映像プロジェクトで音響担当をしていた際にロケ先でよく使っていたレコーダーでした。
そのため瀬戸内海や尾道の音を多数収録しています。

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入門用セットとしてはこちらのTascam DR-05Xとバイノーラルマイクの組み合わせはおすすめです。
セッティングも耳に付けるだけで簡単なので初心者でもステレオ方式を気にすることなくハイクオリティーなステレオ録音が可能になります!
2023年時点では、ZOOM Mシリーズなども内蔵マイクが優秀でおすすめですので併せて参考にしてみてください。

【M4 MicTrakレビュー】 M4 32bit ステレオリンクの問題点

簡易紹介:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます

ヒーリング音響専門ブランド

主な特徴

『DR-100MKII』の後継機種で、現場に必要な信頼性と音質を兼ね備えています。

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最大の特徴はデジタルインの搭載。
デジタルインが搭載されていると、自作のADCや、その他のシステムを併用したりできるのでシステムの幅が非常に広がります。

他にも以下の特徴があります。

  1. A/DコンバーターにAKM製AK4558を搭載しS/N比102dBを達成。
  2. 2基のAK4558を使用するデュアルADC機能を搭載。
  3. XLR/TRS入力に低ノイズHDDAマイクプリアンプを搭載。
  4. 24bit/192kHzでの録音が可能。
  5. 単一指向性マイクにショックマウント機構を搭載。

この中でも192khzが収録できること、またデュアルADC機能が搭載されていることが大きな特徴の一つではないでしょうか。

XLR/TRS入力でのマイクアンプの性能も素晴らしいものでしたが、内蔵マイクの性能もかなりの仕上がりです。

音質チェック

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近年のタスカムの傾向として内蔵マイクの性能が素晴らしく良いというのがあります!

内蔵マイクと外部マイクの比較 でテストしていきましょう。

テスト条件はこちらになります。

  1. ピアノはS400B。
  2. 同じピアニスト。
  3. 同じ部屋。
  4. 別テイク。
  5. 掲載音源はMP3/320kbps。

内蔵マイクでのピアノ音源

まずは、完全本機のみ録音のピアノ録音。

DR-100MKIII 単一指向性内蔵マイクによるワンポイント録音

シベリウス:樅ノ木 – 内蔵マイク

外部無指向性マイクでのピアノ音源

DR-100MKIII + WM-61A 無指向性マイクロフォンペアによるワンポイント録音。

シベリウス:樅ノ木 – 外部マイク

内蔵マイクの指向性の精度が高く、性能が良いため、しっかりと鍵盤のアタリ具合や、質感が表現されています。

他にもクラシック音楽作品を収録していますので、少し紹介したいと思います。

ポイントこちらの2曲は編集加工が全くない状態です。
イコライザーすら触っておらず、アルベニスのスペインにいたってはノーマライズすらしていない状態で試聴していただけます。

DR-100MKIII + WM-61A 無指向性マイクロフォンペア

アルベニス:スペイン(加工編集無しの状態) – 外部マイク
ラベル:プレリュード – 外部マイク

日常の音

日常の音も収録テストしていますので参考にしてみてください。

ビールの音(外部マイク)

明治時代の振り子時計を巻き上げる(外部マイク)

尾道の観光地〜千光寺ロープウェイに乗ってみた(外部マイク)

瀬戸内海の波の音(内蔵マイク)

尾道水道〜福本渡船エンジン音(内蔵マイク)

尾道の昭和初期から続くラーメン店の店内(外部マイク)

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天才になるには・・・ 実はとても簡単でした。

プロフィール

こうたろう
こうたろう
音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。

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