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費用対効果が非常に高いとも言えるMKE2の音質チェックも兼ねて過去の録音を試聴してみてください。

このマイクは筆者が長期間に渡り愛用しているマイクロフォンで、初心者から上級者まで無指向性ラべリアマイクの選択肢としては、かなり優先順位の高い選択になるかと思います。
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Sennheiser(ゼンハイザー)

ゼンハイザーは1945年創業のドイツのオーディオ機器メーカーです。
音楽制作現場や映画制作現場などのプロフェッショナル用途にも第一線で活躍しています。
フリッツ・ゼンハイザー博士(Dr. Fritz Sennheiser)によって創立された当初は”Laboratorium Wennebostel”という社名でした。
1956年に現在のゼンハイザーとなります。
ゼンハイザーの工場は現在
- ドイツ二か所
- アイルランド一か所
- アメリカ(ニューメキシコ州)一か所
ピアノ音源の音質
Sennheiser MKE2 + ZOOM F4 + YAMAHA CFⅢ

こちらの収録は同じ現場にて同時にQTC30とDPA4006のマイクロフォンでも収録しています。
レコーダーが違っていたりと、厳格な比較音源とはいきませんでしたが、是非聴き比べてみてください。
EARTHWORKS QTC30 音質チェック(サイト内記事)
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DPA ( ディーピーエー ) / ST4006ASennheiser MKE2 + ZOOM F4 + チェンバロ

フィールドレコーダー ZOOM F6 ビデオグラファー必須の一台(サイト内記事)
Sennheiser MKE2 + ZOOM F4 タンゴアンサンブル
バリオシノ日本公演の際のリハーサル風景。
こちらの映像はこのバンドを収録した際のピアノソロでのリハーサル収録風景です。
ちなみにこちらの位置でマイク位置が微妙だったので、ほんのわずかに調整した版がこちら。
同じ曲ですが、別テイクです。
修正位置の方が音が安定しています。
これだけ明確に差が出ると言うのは的確に音場を捉えている証拠と言えます。
まとめ
個人的にゼンハイザーは音響機器メーカーとしての信頼が非常に厚いです。
実際にゼンハイザーの製品でこれは大失敗だ!!!
と感じたことは一度もありません。
【続・モニターヘッドホンはおすすめが1つしかない件】モニターと視聴は分ける(サイト内記事)
ヘッドホンなどはもちろん装着感などの好みも分かれると思いますが、音に関しては大きく外すことはないとい印象です。
MKE-2以外となってくるとDPA4060との比較になってくるかと思います。

筆者はMKE-2の若干ドイツ車のようなベターと走る感覚の音が個人的には好みです。
みなさんはいかがでしょうか。

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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。