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費用対効果が非常に高いとも言えるMKE2の音質チェックをしてみたいと思います。
筆者が長期間に渡り愛用しているマイクロフォンで、無指向性ラべリアマイクの選択肢としては、かなり優先順位の高い選択になるかと思います。
ゼンハイザー

ゼンハイザーは1945年創業のドイツのオーディオ機器メーカーです。
音楽制作現場や映画制作現場などのプロフェッショナル用途にも第一線で活躍しています。
フリッツ・ゼンハイザー博士(Dr. Fritz Sennheiser)によって創立された当初は”Laboratorium Wennebostel”という社名でした。
1956年に現在のゼンハイザーとなります。
ゼンハイザーの工場は現在
- ドイツ二か所
- アイルランド一か所
- アメリカ(ニューメキシコ州)一か所
です。
ピアノ音源で音質チェック

Sennheiser MKE2 + ZOOM F4 + YAMAHA CFⅢ

Sennheiser MKE2 × 2 →「約10万円(2019年10月最安値)」
ZOOM F4 →「約5万 (2019年10月最安値)」
合計 : 15万円
こちらの収録は同じ現場にて同時にQTC30とDPA4006のマイクロフォンでも収録しています。
レコーダーが違っていたりと、厳格な比較音源とはいきませんでしたが、是非聴き比べてみてください。
EARTHWORKS QTC30 音質チェック
アメリカ生まれだけあり、ジャズミュージシャンやニューヨークのスタジオなどで採用事例がたくさんあるイメージがあります。 QTC30は他にもQTC40,QTC50とある中で、サードラインの位置づけになります。
DPA 4006 音質チェック
録音エンジニアの間ではしばしば「王者」とも比喩されるデンマークのマイクロフォン&音響機器メーカー「DPA」。
Sennheiser MKE2 + ZOOM F4 + harpsichord

Sennheiser MKE2 × 2 →「約10万円(2019年10月最安値)」
ZOOM F4 →「約5万 (2019年10月最安値)」
合計 : 15万円
Sennheiser MKE2 + ZOOM F4(Tango 音源)
こちらの映像はこのバンドを収録した際のピアノソロでのリハーサル収録風景です。
もちろんMKE2 + ZOOM F4のセットです。
ちなみにこちらの位置でマイク位置が微妙だったので、ほんのわずかに調整した版がこちら。
同じ曲ですが、別テイクです。
修正位置の方が音が安定しています。
これだけ明確に差が出ると言うのは的確に音場を捉えている証拠と言えます。
ゼンハイザーは外れがない??!
音響機器メーカーとしての信頼が非常に厚い印象です。
ゼンハイザーで大きく外すことはない。。。
と感じています。
実際にゼンハイザーの製品でこれは大失敗だ!!!
と感じたことは一度もありません。
ヘッドホンなどはもちろん装着感などの好みも分かれると思いますが、音に関しては大きく外すことはないというのが筆者の感じたこと。
モニターヘッドホンは選択肢が1つしかない件
まさに完璧。 フラットな色付けされない音はモニターにはぴったりです。 密閉型のため、現場での音確認がとてもやりやすく、定位もしっかりと聴き分けられます。 透明感もありますが、変に抜けすぎるということもなく、ワンポイント録音に必要なモニター要素をすべて備えてると言えると思います。
SENNHEISER HD650 開放型リスニングヘッドホン最強
やはりオーディオ製品はゼンハイザーになってしまいます。。。ゼンハイザーと筋肉は裏切らない!? ゼンハイザーのフラッグシップモデルHD650。 実は筆者が録音エンジニアのアシスタントとして活動していた際にとりあえずの一本として借りていたものになります。
録音エンジニアとしての入門マイクであれば、 Sennheiser MKE2 × 2 →約10万円で充分に仕事として受注できると確信しています。
ラべリアマイクですので、当サイトで推奨する録音上達法の機材としても使えます。
【録音の仕方】上達方法~実践編:サンプル音源あり
ワンポイント録音での最高のマイク位置は決まっていません。 常に培ってきた情報とデータ、そして最後はその音の感動する位置を信じ切れる感性にかかっています。
みなさんの参考になれば幸いです。
