EARTHWORKS QTC30 龍笛ソロ & 室内楽&ピアノソロでの音質チェック

EARTHWORKS QTC30 龍笛ソロ & 室内楽&ピアノソロでの音質チェック

EARTHWORKS(アースワークス)は、1979年にデヴィッド・ブラックマー氏によって設立されました。

レコーディングマイク、測定用マイクなどを手掛ける、アメリカのオーディオメーカーです。

アメリカ発のマイクロフォンメーカーということで、多くのジャズミュージシャンが愛用していることでも有名です。

そんなアースワークスの音質チェックを紹介!

一般向けマイク

QTC30は他にもQTC40,QTC50とシリーズがある中で、サードラインの位置づけになります。

EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC30MATCED PAIR

2022年(8月)時点では価格が大幅に改定されており、QTC30も40も価格差がほぼなくなっていますので、現時点で購入するのであればQTC40が絶対にお得です。

 EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC40MATCED PAIR をサウンドハウスでみてみる EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC40MATCED PAIR をサウンドハウスでみてみる
ポイントQTC50は30と比較しても全くの別物、40と比較してもお値段が張るだけあると言えるレベルなので、QTCを気合いの一本として購入する場合は、やはりQTC50がベストだと思います。
EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC50MATCED PAIR をサウンドハウスでみてみる

音質チェック

DPA 4006 + RME Fireface UC + YAMAHA CFⅢ

現場の写真:ガラス張りのホールです。
ジャズスタンダードナンバー

こちらの収録は同じ現場にて同時にMKE2とDPA4006のマイクロフォンでも収録しています。

レコーダーが違っていたりと、厳格な比較音源とはいきませんでしたが、是非聴き比べてみてください。

無指向性マイクの王者?『DPA 4006』 音質チェック(サイト内記事)

Sennheiser MKE2 音質チェック(サイト内記事)

Hulu

Piano + Cello + CL教会録音

Piano + ソプラノ歌手 教会録音

ポイントマイクアンプはZOOM F4のものを使用。
現在(2022年8月時点)だとF6がおすすめです。

こちらの教会収録の分は以下の記事で指向性マイクKM184の音源を掲載していますので、是非比較試聴してみてください。

【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較なども!

龍笛ソロ:吉備楽

意外でしたが、日本の古楽器などとの相性はいいように感じました。

他に笙の収録などをしましたが、やはり笙などの空間を演出する楽器には無指向性マイクが合いますよね。

QTC30

QTC30の次にKM184も聞いてみてください。

KM184

まとめ

生産ロットによって、木箱のものと、プラケースのものと違うそうです。

木箱の場合は高級感がありますが、持ち運びに苦労しますし、プラケースは高級感は劣りますが携帯に便利です。

購入の際は木箱かプラケースかどちらの発送になるか、必ず販売店に確認しましょう。

サウンドハウスさんでの購入はこちら

EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC30MATCED PAIR

音質の特徴としては、滑らかなヌメりのある音質。

好き嫌いがはっきりと分かれる音質ではあります。

価格改定が激しいのも特徴で、2022年時点ではQTC40との差がほとんどないことからQTCのサウンドがはまればQTC40の購入がおすすめ。

はまれば最高だし、好みに合わなければ取り扱いが難しいマイクロフォンとなります。

同価格帯だとDPA2006AやMKH8020が比較対象となってきます。

MKH8020とは真逆のキャラクターになりますので、一度聞いてみてください。

【このマイク、凄いです】SENNHEISER MKH8040, MKH8020を徹底分析

プロフィール

こうたろう
こうたろう
音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。

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