
簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます
音響の専門家であるKotaro Studioのプロデューサー:こうたろうがマイクをピックアップしてお届けします。
この記事を読むだけで収録中にアクティブな配信者の方やゲーム配信者の方の音質アップは間違いなしです。
こんな人におすすめ!
- ゲーム実況者。
- 料理系コンテンツ配信者。
- スポーツのレクチャー配信者。
- キャンプやソロキャン配信者。
ポッドキャスト用の高品質なマイクをお探しの方はこちらの4つを参考にしてみてください!

LCT 540 S
当サイトでずっとおすすめしているオーストリアの新興オーディオメーカーのマイク。
新興メーカーだからこそこの価格で買えます。
実際発売当初からどんどん値上がりしています。
LCT 540 S サウンドハウスでの価格音質をみても圧倒的なコスパを誇る最高の大口径コンデンサーマイクロフォンです。

E965
こちらはハンドタイプのコンデンサーマイク。
E965 サウンドハウスでの価格手持ちでも収録可能なので映像やロケなどにも便利でしかも大口径マイクにも匹敵するほどの性能を持つマイクロフォン。
ゼンハイザーはドイツの老舗オーディオブランドであり、決してオーディオファンを裏切りません。

LYRA USBマイク
もっと手軽に使いたい方はUSB
タイプもGOOD!
LYRA USBマイク サウンドハウスでの価格USBタイプであればオーディオインターフェイスと等も搭載されていてデバイスに接続するだけですぐに使えます。
しかも近年はその音質も向上しておりかなり高い水準の音声を録音することができます!

Profile
そんなUSBマイクの中でも2023年に発売されたゼンハイザーのものは特に水準が高いです。
USBマイクは左に紹介したLYRAかこのProfileの二択でOK!
Profile サウンドハウスでの価格繰り返しになりますがゼンハイザーはとにかくオーディオファンを裏切りません!
安心して高品質な音を刺すだけでGETしてください!
基本をマスター
ビジネス目的のテレワークや、会議用のセットの場合はヘッドホンもセットになっているものを選ぶと両手が空いて作業がしやすくなります。
マイクロフォンを選ぶということは、常に『相手への気遣い』です。
高いものを購入してもヘッドホンなどと違い自分自身への恩恵を感じにくいかもしれませんが、ビジネス目的の方はその辺りをしっかり意識し、注意しながら選んでいきましょう。
今回の記事では両手をフリーで使えて且つ音質にもこだわったセットを選んでみました。
- 両手を開けたい場合。
- マイクスタンドなどの設置スペースを節約したい場合。
- キッチンなど水物のそばで収録する場合。
- 外での収録など。
中身はラベリアマイク
音響の専門スタジオなので、一応裏事情を公開します!
ヘッドセットに搭載されるマイクロフォンは基本的にラベリアマイクと呼ばれる小型の素子を調整したものになります。
仮にヘッドセットになっていなくても、ラベリアマイクという種類のマイクは針金などで改造し、口元に固定して使うこともできますので、ご自身の用途などよく考察して選んでいってください。
例えば音楽収録もするからラベリアマイクとヘッドセットを併用したいという場合はしっかり考えて購入してくださいね。
プロ仕様のほとんどのヘッドセットマイクでは、同タイプまたはかなり類似のラベリアマイクの素子がそのまま使われていることがほとんどです。
Kotaro Studioではラベリアマイクになる前の素子を改造して自作マイクロフォンとして使ったりもしています。
配信者やコンテンツ制作者向けセット
近年はハイクオリティーな再生環境も安価で手に入る時代となっており、視聴者側もオーディオにはこだわった再生環境を持っています。
手を抜いたらすぐに『音質問題』はバレてしまいますのでぬかりなく行きましょう!
まずは王者:DPA / 4488-DC-R-F00
まずはやっぱり王者DPAから4488。

単一指向性マイクですのでより声にフォーカスしてほしい時などには大変便利に機能します。
似たようなマイクロフォンで4066素子を採用したものがあり違いに困惑するかもしれませんが、こちらは無指向性マイクになります。
サウンドハウスで見てみる→ DPA ( ディーピーエー ) / 4066-OC-A-F10-LH-Sただし、この4066はDPAのラベリアマイクである4060の調整版だと思いますので(推測です)、4060を購入もしくはすでにお持ちの場合は、口元に固定するアイディアも一つの手!
サウンドハウスで見てみる→ DPA ( ディーピーエー ) / 4060-OC-C-B004060は音楽収録にも第一線で活躍するクラスのマイクで、こんなに小さいのにすごい音で録音できます。
クラシック音楽などのコンサートの場合そのコンセプトのためにマイクなどが立てられない場合があります。
そんなときはバウンダリーマイクといって床にマイクを設置します。
バウンダリーマイクの選択肢としては4060は最高のマイクです。
4488のFOOの端子はMicroDotになっています。
それぞれ接続端子に注意してください。
MicroDotを通常のXLR端子で使おうとすると変換アダプターが必要になります。
そのため一般的なオーディオインターフェイスに採用されている3ピンXLRで使用する場合はアダプターを購入してください。 サウンドハウスで見てみる→ DPA ( ディーピーエー ) / DAD6001-BC決して裏切らない:SENNHEISER / HSP2-3

DPAときたら次はやはりゼンハイザーです。
ゼンハイザーは基本的に裏切りません。
6.5gと非常に軽量に作られており、激しい動きをしてもずれる心配はありません。
端子の情報がありませんのでショップに確認してから購入するようにしてください。
無指向性タイプなので、多少口元からずれてもそこまで音質に大きな変化はありません。
こちらのDPA同様MKE2の購入、またはすでにお持ちの場合は代用可能です。
MKE2の場合はステレオ録音なども可能になりますので、配信などでもさらにワンランク上の音質を視聴者にお届けすることができます。
MKE2はそれほどよくできたかなり完成されたマイクロフォンです。
サウンドハウスで見てみる→ SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MKE2P-C低予算で抑えたい:BEHRINGER ( ベリンガー ) / BD440

予算を抑えたい方に大人気のベリンガー。
値段が悪いからと決して粗末なものではありません。
ベリンガーは今ではしっかり歴史が積み重ねられたオーディオメーカーです。
サウンドハウスでの価格amazonでも購入することができます。
レビューが悪いですが、読んでみると接続できなかっただけだとか。
ミニXLRですので、一般的なオーディオインターフェイスに接続して使う場合は通常のXLRに変換してお使いください。
ミニXLRからXLR端子への変換はたくさんのメーカーから出ていますが、圧倒的に音の違いが出るものを紹介しておきます。
筆者はこちらを何個も持っていますが、圧倒的に音が違います。
半分以下のお値段で買えるけど、音を愛するみなさん、どうかこちらにしてください。
ミニXLRからXLRへの変換は圧倒的にこれがおすすめ〜サウンドハウスでの価格予算を抑えたい方:JTS / CM-8015F

さて、ここで一つ購入のポイントをお伝えしましょう。
実はJTSのこちらのマイクは無指向性マイク。
先ほどのベリンガーの方は指向性マイク。
無指向性マイクの方がお値段が安いものと高いものとの違いが分かりにくいという特徴があります。
もちろん、プロ目線で見ると全然違うものですが、一般的には指向性マイクの方がお値段の差を顕著に感じるわけです。
ただし、ヘッドセットという性質や用途によって指向性マイクの方がいい場合もありますので、一概にベリンガーよりもこちらがおすすめというわけではありませんが、JTSの方が音質に低予算感が出ないのは確かです。
ヘッドセットで無指向性マイクでOKというかたはJTSにしておきましょう。
JTS ( ジェーティーエス ) / CM-8015F〜サウンドハウスでの価格加えてJTSの無指向性マイクはまさにお値段以上の性能が返ってくる素晴らしいマイクです。
サウンドハウスで見てみる→ JTS ( ジェーティーエス ) / CM-8015F 耳掛けコンデンサーマイクamazonでも買えるヘッドセットマイクおすすめ

とにかく手頃で安く
Web会議、リモートワークに気軽に利用できるヘッドセット。
端子が3.5mmとUSBを選択できるので、PCと他には特別な機材は不要。
届いたらPCに差し込んですぐに使うことができます。
低価格でも高音質なのが特徴!
レコーダー
マイクロフォンはamazonのところで紹介した簡易のもの以外、基本的にレコーダーやオーディオインターフェイスというものを使って録音、配信していきます。
これもさまざまな種類があるなかで、ヘッドセットと相性のいいものがいくつかありますので紹介しておきます。

ZOOM F3(レコーダー)
単三電池2個でポケットに入るサイズながらとんでもない音質で録音することができます。
入力はXLRですので、ミニXLRモデルのマイクを使う場合は先述の変換アダプタを使用してください。
32bit録音可能で録音の失敗がなく安心です。
サウンドハウスでの価格
Portacapture X8(レコーダー)
ポケットに入り32bitで失敗しないレコーダー。
タスカムだとこちらがおすすめです。
こちらはF3とは違いマイクも内蔵されていますので、ヘッドセットと併用して様々な制作に使いこなすことができます。
X6と少し安いモデルもあるのですが、機能性や音質に値段以上のかなり大きな差がありますので、こちらのX8が圧倒的におすすめになります。
サウンドハウスでの価格
AMS-24
小型高性能なオーディオインターフェイスといえばZOOMからこちら。
ループバック機能搭載で配信に必要なものがすべて揃っています。
ZOOMらしい透明感のある音も特徴的。
DPAなどの無指向性マイクとの相性も抜群です。
ただし、この4つの中では唯一32bit非対応ですので、少しだけゲイン調整などの技術が必要になります。
サウンドハウスでの価格
UAC-232
オーディオインターフェイスとしては初の32bit録音に対応したモデルです。
最大192khzにも対応し、ポッドキャストから配信、本格的な音楽制作までなんでも対応できるスーパーマシンといったところ。
32bitがオーディオインターフェイスで使えるとはこれまでありそうでなかったもの。
32bitは一度使うともう24bitには戻れなくなります。
サウンドハウスでの価格この記事もいかがですか?
音鉄さんはこちら!
音鉄さんのバイブルを作りました!音響のプロが教えるマニア度別音鉄デビューセット!
指向性と無指向性の違いについてぼんやりしている方はこちらの記事!プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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