デンマークのマイクロフォン&音響機器メーカー「DPA」。
DPAのマイクはデンマークの工場にて一本一本ハンドメイドで作られていることが特徴です。
本日はDPA4006のマイクロフォンで録音した音源を多数紹介していきますね!
DPA4006が無指向性のフラッグシップマイクなのに対し、DPA4011は指向性のフラッグシップになります。
こちらも大変素晴らしいマイクロフォンですので、指向性マイクの最高峰をお探しの方はショップスのマイクと比較しながら検討してみてください。
音質の特徴
- 透明感のある素直な音質。
- 素直な音質の中にある独特の個性。
- 音楽の感情そのものをしっかり捉える多次元性。
- 無指向性マイクのまさに完成〜他を寄せ付けない圧倒的存在感。
DPA 4006は無指向性マイクロフォンでありながら、独特の個性を持っています。
この辺りはやはり百聞は一見に如かずですね!
チェックしてみましょう。
ピアノ音源のチェック
録音エンジニアはKotaro Studioの音響特別顧問:五島昭彦氏の録音です。
こちらの作品リストでは使用機材やマイクロフォンも明記していますので
たくさんの方の参考にしていただければ幸いです。
DPA 4006 + RME Fireface UC + YAMAHA CFⅢ

この環境では同じ現場でQTC30 とMKE-2のマイクロフォンも比較しています。
是非聴き比べてみてください。
EARTHWORKS QTC30 音質チェック(サイト内記事)
EARTHWORKS ( アースワークス ) / QTC30MATCED PAIRSennheiser MKE2 音質チェック(サイト内記事)
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MKE2P-CDPA 4006 + Sound Devices 702T + Steinway B211 象牙鍵盤
DPA 4006 + Sound Devices 702T + プレイエル1907年製ジャズピアノトリオ
南米音楽:フォルクローレ
南米音楽のフォルクローレを収録した音源があります。
こちらは他の音源とも比較していますので、是非3種類の無指向性マイクの聴き比べ記事も参照してください。
こちらの収録も音響顧問五島昭彦氏の協力をいただきました。
当日二人で話していたのはZOOM F3のマイクアンプとの組み合わせは本当に素晴らしい。
サウンドデバイスとの組み合わせを普通に超えてきてるよねという会話。
ZOOM ( ズーム ) / F3 Field Recorder をサウンドハウスでチェックEM158も確かに素晴らしいんですが、やはりDPA4006は完全に別格、別次元。
冒頭のナレーションもDPA4006のAB方式でステレオ録音したものですが、とんでもない高級な音に仕上がっているかと想います。
ポイントと注意
性能上の欠点は事実上見当たりません。
唯一あえて欠点を探すとすればお値段ではあります。
しかし、お値段も納得の録音結果!!
決して裏切らない性能です。
出てくる音はまさに王者の佇まい。
文句なしです。
本気で録音したい人のための本気のマイクロフォンです。
ここまで来ると、どのマイクアンプを使うのか?
どのADCを使うのか?
そこまで真剣に吟味する必要があります。
フルサイズのレンズをAPS機につけないように。
DPAの無指向性他の選択肢は?!
元々は測定用マイクの製作会社だったDPAは無指向性モデルが他にもラインナップされています。
DPA2006
DPA4006への予算が出ない方は2006も検討してみてください。
DPA2006をサウンドハウスでチェック価格は随分落ち着いていますが、録音できる音はしっかりDPAサウンド。
当スタジオでプロトモデルをテストした金田式DC録音のマイクカプセルはこのDPA2006のカプセルを採用しています。
【金田式DCマイク】 ショップス MK2, DPA2006カプセルで実験レポート:マイクに対する考え方
DPA4060
ラベリアマイクですのでかなり小型ですが、録音できる音は驚きのDPAサウンド。
なんで無指向性素子なのにDPAは音がここまで違うんだと驚かされます。
ただしDPA4060はケーブルの断線との戦いな面がありますので、特別ラベリアタイプで無指向性マイクが欲しいという方はより安価でハイクオリティーな録音が可能なカントリーマンのBシリーズなども検討してみてください。
【コスパ最高】 COUNTRYMAN ( カントリーマン ) / B3 を無指向性ペアマイクとして試してみて!
CORE4560
DPAからリリースされているバイノーラルマイク。
ただしバイノーラルマイクに関しては他の選択肢も豊富にありますので、こちらの記事もチェックしてみてください。
【吹奏楽部や合唱部の必需品?!】”Tascam DR-05X完全ガイド” + バイノーラルマイク”
【保存版】プラグインパワーで使える高性能バイノーラルマイク4選
こちらは国産レンジファインダーカメラキャノンPで撮影しました。
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プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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