ASTON MICROPHONES  Origin テスト

ASTON MICROPHONES

とにかくデザインがめっちゃかっこいい。。。

英国製のマイクロフォンで、パーツの調達から組み立てまで一貫して英国で行うことにこだわりを持っています。

最大の特徴

最大の特徴は、ポップガードとショックマウントが内蔵されている点。

これは非常に大きな特徴と言えます。

通常大口径コンデンサーマイクロフォンの場合、多くはショックマウントを取りつけ、ポップガードをつけるのが一般的。

安価なマイクロフォンなどではポップガードを付けないとそもそもお話にならない機種も多く存在しています。

その点、アストンのマイクロフォンには、ボディの底面にそのままマイクスタンドを取り付けられるように設計されています。

これが意味するところは次の二点だと思います。

      
  1. マイクの取り扱いにあんまり慣れていなくても最高級の音質で収録できる。
  2.   
  3. 持ち運びがとにかく便利。

頑丈なマイク

マイクの阻止を覆う部分はショック吸収する仕様となっており、落してもぶつけても強い衝撃があった際に形状が動き、衝撃を吸収してくれます。

テストしている動画ありましたのでシェアしたいと思います。

このように衝撃を吸収してくれますので、中の素子にまではダメージがいかないような設計になっています。

普通のコンデンサーマイクだったら、中の素子ごとズドン。。。

なんて事故もアストンならある程度は防いでくれそうですし、なによりも持ち運ぶ際の精神衛生上すさまじく安心感がありますよね。

また、この丸い形状がとにかく梱包しやすい。

タオルで丸めていっちょ上がりという感じですし、各種汎用品ケースにも対応しやすい形状であると言えます。

肝心の音質は!?

非常に抜けの良い、癖のない音質です。

OriginとSpiritがあり、Spiritの方は単一指向性、無指向性、双指向性が切り替えて使える仕様になっています。

↓↓↓こちらのSpiritは切り替え可能なモデル↓↓↓

ASTON MICROPHONES ( アストン・マイクロホンズ ) / Spirit

初見モニターごしに音を聴くと、透明感がある。

と感じがちですが、この辺りに関しては正直言って、完全にローカットがデフォルトで設計されているためだと思われます。

さて、このデフォルトでのローカット設計、適当にローを抜いてるだけなのか、ちゃんと設計された上でカットされているのか。。。後ほど検証します。

ポイント取り扱いに慣れていない人もターゲットにしているあたりから、ノイズ処理などを編集で行うことを前提とせずに収録できるように設計されているはず。
そういう意味では音響には慣れていないビデオグラファーや、ユーチューバーなどをターゲットにしているのだと思われます。
このような設計から、ローノイズがデフォルトで入ってくるような収録では良い選択肢かもしれませんが、例えば繊細なイコライジングが要求されるピアノ音源などの収録では最初からローカット設計されているので、個人的にはかなり厳しいかと思います。。。デフォルトでのローカット設計をうまく使いこなせるかどうかが肝になってきます。

簡単なテスト

簡単なテストをしてみたいと思います。

Tascam 208i + Aston

こちらは先日レビュー記事を投稿したタスカムのオーディオインターフェイスにてテスト。

PCノイズが入っていますがまったくの未処理未加工でmp3圧縮しています。

簡単すぎて申し訳ないです。

ローカット設計の検証

先ほど少し触れたデフォルトでのローカット設計の件。

マスタリングソフトのイコライザーでローを足してみました。

周辺の調整は行っていませんので中域以降の音質は劣化するとは思いますが聴いてみましょう。

Tascam 208i + Aston + テストで低域を追加

このように聴き比べて見ると、適当にローを抜いているわけではなく、しっかりと調整されていることがわかります。

仮に適当にローカットされているとすると、このように無骨にローを上げた場合、もっと大変な音質になっているはずです。

ポイント音の成分自体はかなり粗削りな印象はありますので、倍音が交差するようなピアノ録音などはやはり難しいかと思われます。

ちなみに、ZOOM UAC-2での音も聴いてみましょう。

ZOOM UAC-2 + Aston

こちらも無骨にローを上げてみます。

ZOOM UAC-2 + Aston + テストで低域を追加

さて、ポップノイズがかなり気になるかと思います。

ポップガード機能が内蔵されているとはいえ、やはり簡易機能であることがわかります。

オススメの別売りポップガード

ポップノイズは重要なポイントとなりました。

どうやら、ポップガードを別で用意したほうが良さそうです。

本当に劇的に変わります。

アストンの良さがかなり引き出されているように感じます。

もちろんこちらのポップガードは他のマイクロフォンにも使用可能なので、一つ持っておいて後悔はないかと思います。

音声収録の際は必須といってもいいのではないでしょうか。

こちらの動画でYoutubeにアップすると声質がどう変わるかなど雰囲気がわかりますので参考にしてみてください。

オススメな人

      
  1. 女性ボーカルや女性ナレーションの収録。
  2.   
  3. マイクの取り扱いにあまり慣れていないが、コンデンサーマイクを初めて買ってみたい方。
  4.   
  5. ローノイズ環境での収録が多く、音響編集に時間が取れないビデオグラファー。
  6.   
  7. 移動の多いノマドインフルエンサーやミニマリストの方。
  8.     
  9. インストライブのMC用マイク。

ライブ活動などをされている方はやはりこのデザイン性はかなりポイント高いのではないでしょうか。

もちろんライブでボーカルパフォーマンスとして使うこともできます。

一方でがっつり低音ボイスで配信したい男性ナレーターにはこの価格帯ですと、別の選択肢があるように感じます。

他には、移動の多いノマドインフルエンサーには頑丈且つ荷物が少なくて済むので最強かもしれません。

実は今回アストンのマイクロフォンを導入したのは荷物が少なくて済むことと、頑丈さの部分が非常に大きな理由でした。

音質自体は個人的にすごく好みというわけではないですが、セッティングのしやすさとスッキリした印象の音なので意外と登場機会が多いマイクになっています。

すっきりした音が好きな方や、毎回ローカット入れてるという方、好みに合う方は是非試してみてはいかがでしょうか。

Writer's profile

服部洸太郎
服部洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在はKotaro Studioにて民族音楽に関する文化を研究。
「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに誰かがいつでも訪れ安心感が得られるサイトを模索中。