【厳選】プロが教える失敗しないダイナミックマイク選び

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ダイナミックマイクは、振動板のダイアフラムに音の振動を伝え、電気信号を発する仕組みで、コンデンサーマイクとは違い、外部からの給電が不要です。

次のような特徴があります。

  1. コンデンサーマイクに比べると衝撃に強く、頑丈。
  2. 湿度や温度など環境の影響を受けにくい。
  3. マイクロフォンの中でも安価で購入可能。
  4. 大きな音にも強いので叫んでもOK。

このような特徴から繊細な表現が求められる音楽やスタジオレコーディングでのボーカル収録の場合はやはりコンデンサーマイクがおすすめ。

ダイナミックマイクは大音量のライブハウスでのライブパフォーマンスや講演会、また過酷な状況やロケのマイクとしてうまく使い分けていきましょう。

本日はダイナミックマイクの定番から使ってみてよかったマイクまでプロが厳選してお届け。

ダイナミックマイクはいいものを選んで持っておくと、壊れにくく長期で愛用でき、ワイヤレス化も可能なので、失敗しないダイナミックマイクを選びましょう。

手持ちのダイナミックマイクやモニターをワイヤレス化する方法

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こんにちは!
元ピアニストで現在は音楽家のこうたろうです。
詳しい経歴に関してはご挨拶と自己紹介のページやピアニスト時代の作品リストページなどに遊びにきてくださいね。

定番のダイナミックマイク

定番の第一位はやっぱり1966年からベストセラーを続けている、オーディオ関係の人なら必ずこの答えが返ってくる58です。

特にこだわりがなければ、58にしときましょう。

初心者の方で多少こだわりがあっても最初の一本は58にしときましょう。

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58の需要は色褪せないので、もし58がどうしても嫌になってもリセールバリューが高く、買い替えもしやすいです。

SHURE ( シュアー ) / SM58

定番のSM58をサウンドハウスでチェック

とりあえずこれで間違いは起こりません。

昔からよく聞き慣れたダイナミックマイクのボーカル、トークサウンドはこの58で作られています。

定番のSM58をサウンドハウスでチェック

スイッチ付きのモデルもありますが、スイッチ部分は接触不良を起こしやすいのもあり、特にスイッチが必要なシーンで使う予定がないのであればスイッチなしを購入した方が無難です。

スイッチ付きのSM58Sをサウンドハウスでチェック

SHURE ( シュアー ) / BETA58A

SHURE ( シュアー ) / BETA58Aをサウンドハウスでチェック

先述の58と比べると指向性タイプがかなり狭くなった超単一指向性。

ショットガンマイクも超単一指向性と表記されますが、構造が違うため、ショットガンマイクのような使い方はできないので注意してください。

通常の単一指向性よりもさらに狭く収録できますので、自宅での使用では家電の音が抑えられてGOOD!

SHURE ( シュアー ) / BETA58Aをサウンドハウスでチェック
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イケベ楽器さんだとマイクスタンドなどがセットになったスターターセットも販売されています。

BETA58A【ワンランク上のボーカリスト・スターター4点セットをイケベ楽器でチェック

指向性範囲が狭いのでライブやイベントでも周囲の音が混在しにくくなるのでその分ピンポイントで欲しい音を拾えます。

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一方でマイクの扱いに慣れていない方の場合は指向性範囲を外したりしやすくなるので、ゲストに渡してしまって使うマイクとしては向いていません。

最大のメリット
モニタースピーカーなども設営しているイベントやライブの時などは超指向性マイクにしておくと、ハウリングトラブルが起こりにくいという点が最大のメリット。
ゲストの方やマイクに慣れていないと音を外す可能性はあるけどハウリングトラブルが起こりにくいという一長一短ありますので、みなさんが使うシーンを想像しながら選んでくださいね!

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5 をサウンドハウスでチェック

安い!

美味い!

コスパ最強のダイナミックマイクといえばこれ!

このマイクは筆者が学生の頃にポップス系のライブをする際にすでに持っていたのである意味歴史のあるマイク?かもしれません。

お値段も当時のままだと思います。

あまり深く考えなければすごい性能です。

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当時ライブのリハーサルで一緒にやっていた女性ボーカリストに58と歌い比べしてもらいましたが、オーディオマニアのライブハウスオーナーも驚いていました。
でも結局何曲かリハーサルを進めていくうちにメンバー全員暗黙の了解で本番は58になってました。
深く考えなければすごい!
まさにそんなマイクです。

冷静に考えてみると高音が独特のシャリシャリした質感を持っていたりとちゃんと癖はあります。

ただ、この値段なので文句が言えない。

そんなマイクです。

過酷な状況や環境でロケをする際だったり、オーディオ好きとしてはあんまり好きじゃないですが、マイクパフォーマンスがしたいプロレスラーなどにいいかもしれませんね。

このお値段で文句が出ることはない音ですので、安心してください。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM5 をサウンドハウスでチェック
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こちらもスイッチ付きがあります。

スイッチ付きのCM5Sをサウンドハウスでチェック

スタジオ一押し

ここからは定番モデルとして人気のものもありますが、個人的におすすめなダイナミックマイクを紹介していきます。

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E935

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E935をサウンドハウスでチェック

やっぱりダイナミックマイクもゼンハイザー。

ちなみにモニターヘッドホンはゼンハイザーのHD25が最高です。

ゼンハイザーHD25 密閉型モニターヘッドホンをサウンドハウスでチェック

ゼンハイザーのダイナミックマイクはゼンハイザーらしさが結構感じられるので好き嫌いが分かれるかと思います。

58のような透明感はありませんが、骨太な音がします。

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E935をサウンドハウスでチェック

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E945

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E945をサウンドハウスでチェック

こちらも58同様超指向性モデルが出ています。

メリットとデメリットは同じ。

やはり超指向性モデルはゲストマイクとしては不向き。

自宅で使う場合やある程度マイクの取り扱いに慣れた方向けになります。

音は安心・信頼のゼンハイザーです。

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / E945をサウンドハウスでチェック

AKG ( アーカーゲー ) / D7

AKG ( アーカーゲー ) / D7をサウンドハウスでチェック

AKGのダイナミックマイクはもうワンランク下のD5というのがありますが、D5を買うならD7にしておきましょう。

お値段相応のクオリティーの差を確かに感じます。

独特のAKGサウンドを楽しめますし、好きな人はかなりはまります。

ただしこちら超指向性マイクなので、繰り返しになりますが、中級者以降向けです。

AKG ( アーカーゲー ) / D7をサウンドハウスでチェック

TELEFUNKEN ( テレフンケン ) / M80 RED

 TELEFUNKEN ( テレフンケン ) / M80 RED をサウンドハウスでチェック

他のマイクに比べるとお値段が高く感じますが、テレフンケンだったら仕方がない。。。というメーカーです。

TELEFUNKEN ( テレフンケン ) / M80 RED をサウンドハウスでチェック

お値段相応の素晴らしいダイナミックマイクですが、やっぱりポイントはカラーバリエーション。

個人的にはピンクや白が好みですが、みなさんはどの色が好みですか?

色やデザインにもこだわってスタジオや宅録ルーム作っている方にとっては最高ですよね。

M80 PINKをサウンドハウスでチェック M80 WHITEをサウンドハウスでチェック PURPLEをサウンドハウスでチェック

LEWITT ( ルウィット ) / MTP 550 DM

LEWITT ( ルウィット ) / MTP 550 DM をサウンドハウスでチェック

やはりKotaro Studioとしてはルイットのマイクを外すわけにはいきません。

この記事で最も穴場マイクとなりえます。

LEWITT ( ルウィット ) / MTP 550 DM をサウンドハウスでチェック

ルイットは名門AKG出身のメンバーで創られた新興オーディオメーカーで、ウィーンを拠点にしています。

もう本当にオーディオ愛を感じまくれる最高のブランド。

チームのメンバーやエンジニア、ミュージシャンも本当に音を愛しているのが伝わります。

日本ではまだまだマイナーな存在ですが、ルイットは性能、そして何よりコスパが最高の素晴らしいメーカー。

このダイナミックマイクは使ったことがないのですが、ルイットのマイクロフォンはコンデンサーマイクをほぼ熟知していますので、信頼しています。

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実機を使ったことがないので、星4つにしています。

LEWITTのコンデンサーマイクのラインナップとおすすめは是非こちらの記事にて。

LCT540Sはもう個人的には食べたいくらい好きです。

【保存版】LEWITTっていいマイクですか? 大口径マイクシリーズの選び方

SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / V7

 SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / V7 をサウンドハウスでチェック

SE ELECTRONICSはアメリカのオーディオメーカー。

アメリカ系のオーディオメーカーは当たり外れが激しいですが、SE ELECTRONICS当たりメーカー。

SE8というKM184サウンドを目指したマイクロフォンも有名です。

【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較!

こちらのダイナミックマイクはへこみや錆に強い、スチールメッシュグリル採用しているのもあり、耐久性は抜群。

こういうところを強化するあたりはさすがアメリカン!なのかもしれないですね。

SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / V7 をサウンドハウスでチェック

ちなみによりハードロック系?なデザインのV7 MKというモデルもあります。

 SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / V7 MK をサウンドハウスでチェック

かっこいいですよね。

昭和時代は映らない裏方の存在だった機材類も配信時代だからこそ機材にも見た目やデザインが問われます。

アストンのような色合いかな?

ASTON MICROPHONES Origin テスト

番外編

 audio technica ( オーディオテクニカ ) / PRO-100GDをサウンドハウスでチェック

スナックやバーで使うカラオケ用マイクならこれで決まりです。

超単一指向性なので、マイクの通りから外れると音が入りませんが、酔っぱらいは口に引っ付けて歌うのでOK!?

お値段もお手頃なので、スナックやバーを経営している方やこれから始める方は一本あると映えます!

audio technica ( オーディオテクニカ ) / PRO-100GDをサウンドハウスでチェック

Kotaro

音大を卒業後ピアニストとして活動。 自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。 帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。 独立後、音楽レーベルを立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。 株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。