※この記事は2020年6月29日に更新されました。
本日はZOOM製レコーダーF4をチェックしたいと思います。
また、F4は現在生産完了品として中古での購入が一般的です。
現在であればF6が主流となっていますので、2020年の段階で検討される方はF6で検討してみてください。
簡単な特徴をおさらい

特徴をおさらいしてみましょう。
4チャンネルのマルチ録音に対応し、ZOOM製のマイクカプセル交換が可能となっています。
[su_box title=”ここが嬉しいポイント” box_color=”#e7f02b”]デュアルSDカード仕様となっています。 これだけでもう安心感は別次元に違います。 特に仕事で使う場合、2重3重のバックアップは当たり前になってきますので、デュアルSDカードはとても重宝します。[/su_box]
また、上位モデルのF8と同様のマイクプリアンプを搭載しています。
[su_box title=”バッテリーについて” box_color=”#e7f02b”]バッテリーは単三乾電池で駆動しますが、外部電源にも対応しており、別売りパーツを使えば、コンセントからも電源を取れるほか、大容量のモバイルバッテリーからも供給できます。 また、バッテリーボックスを別売りで購入し、準備しておけば、ボックスのみ入れ替えてすぐに交換ができるので、動きの忙しい現場などでは非常に重宝します。[/su_box]
さらに、24時間で誤差 0.5フレーム以内というかなり正確なタイムコードの同期ができますので、映像制作との相性も抜群ですね。
ここがオススメ!

ADCがかなり優秀!!!
マイクアンプも最高!!
どんなに高性能でも音が良くなければ意味がありません。
しかし、ZOOM F4は音が最高です。
まずは一度聴いてみてください。
こちらはタンゴのバンドですが、ZOOM F4に加えてゼンハイザーのMKE2+WM-61Aマイク4チャンネルで収録しています。
無指向性同士のミックスですが、モニターでしっかり周波数帯域の喧嘩を避けるようにセッティングすることができればいい結果が得られます。
モニターヘッドホンは選択肢が1つしかない件
まさに完璧。 フラットな色付けされない音はモニターにはぴったりです。 密閉型のため、現場での音確認がとてもやりやすく、定位もしっかりと聴き分けられます。 透明感もありますが、変に抜けすぎるということもなく、ワンポイント録音に必要なモニター要素をすべて備えてると言えると思います。
続いてピアノソロを見てみましょう。
こちらは指向性マイクKM184のワンポイント録音です。
NEUMANN KM 184 音質チェック
NEUMANN(ノイマン)は、ドイツの音響機器メーカーです。 1928年創業者のゲオルグ・ノイマンがベルリンに初期の頃のノイマン社を設立しました。
市販品としては最高の組み合わせかもしれません。
ピアノのハンマーの質感までディテールが表現されています。
こちらもワンポイント録音ですが、ゼンハイザーMKE2でのワンポイント録音です。
Sennheiser MKE2 音質チェック
費用対効果が非常に高いとも言えるMKE2の音質チェックをしてみたいと思います。
マイクアンプとコンバーターの性能の高さがマイクの性能を最大限まで引き出しているのが伺えます。
ヘッドホンアンプは別途必要

筆者はセッションレコーディングなどの場合、外部のヘッドホンアンプを接続し、現場でも楽しんでいました。
F4から別途モニター環境を構築し、別ヘッドホンアンプにてモニターするのも楽しみの一つではないでしょうか?
すべてバッテリー運用する場合は、音質を最優先にするため、それぞれ別のバッテリーを準備するため、かなりの重装備となります。
F4をモバイルバッテリー運用する場合はこちらのパーツが必要です。
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モバイルバッテリーを使うために必須のアイテム【ZOOM DHC-1】
ちなみに、このZOOM DHC-1はスタジオなどでのセッションレコーディングの場合、コンセントから直接電源をとるためにも必要になってきます。
一つあるとセッティングの自由度が飛躍的に上がりますので、オススメです。
ちなみにアダプターはこちら
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ロケでF4を使うときは純正のケースが大変使いやすく便利です。
環境音など、屋外でのロケ中心になるかたは是非揃えておきましょう。
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オススメな人
・映像制作のための音声レコーダーとして使う人。
→タイムコードで同期できるはもちろん、上部にカメラをマウントすることができるため、映像制作の母船として構築していくことが可能です。
・音楽制作の収録に。
→プロのミュージシャンのCDアルバムや音楽制作にも充分に対応できる完全プロ仕様をこのお値段で実現しています。
・ワンポイント録音が軸+2チャンネルは補助的に使う予定の方。
→ワンポイント録音を軸として+補助マイクというセッティング方法としてはかなり完璧に近いレコーダーです。
・これから録音を学ぶ方の気合いの一台に。
→ZOOM F4で充分にプロの業務レベルの仕事が可能なため、システムの構築の勉強や、収録に関して学んでいる方から、プロフェッショナルなエンジニアまで幅広くカバー対応することができます。
現在はZOOM F6が発売中

現在はF4の後継機として、F6が発売されています。
6チャンネルあるので、ワンポイント録音手法が主流の方であれば、補助マイク、予備マイク含めて充分なチャンネル数ですし、個人で対談やトーク番組を収録する場合は充分収まるのではないでしょうか。
F4が中古市場で4万円前後で販売されていますが、2020年の段階で購入を検討される方はF6が賢明だと思います。
とはいえ収録内容や予算に応じて上手に選択していきましょう。
ZOOM F6 [フジヤエービック オンラインショップ]
【音響機器・映像機器】お値段高すぎない?と感じた時の思考法
そんな時に設備投資を思い切ってGOするためのの迷惑な(笑?)思考法を伝授します!