日常生活で使う音響

音のプロが認めたおすすめ耳栓〜実際に使ってみたベスト4選

騒音は、私たちの生活の質を著しく低下させる要因の一つです。

都会の喧騒、公共交通機関の騒音、そして職場での雑音など、日常のあらゆる場面で騒音にさらされています。

特に、集中して仕事や勉強をしたいときや、夜間の睡眠を妨げられることは大きなストレスの原因となります。

このような騒音から身を守るためのシンプルで効果的なツールが「耳栓」です。

しかし、数多くの耳栓の中から、自分に最適なものを見つけるのは簡単ではありません。

特に、ランキングが数十〜数百の記事では逆に選びにくくなってしまいませんか?

そこで、今回は音のプロが実際に使って認めた、最強のおすすめ耳栓を紹介し、4つに絞ってあなたに静寂を提供します。

耳栓の選び方

耳栓にはさまざまな種類があります。

主に、フォームタイプ、シリコンタイプ、フランジタイプの3つが一般的です。

それぞれの特徴を簡単に説明すると、以下のようになります。

  • フォームタイプ: 柔らかい発泡材で作られており、耳にフィットしやすく、使い捨てが主流です。安価であり、効果的な遮音を提供します。
  • シリコンタイプ: シリコン素材でできており、繰り返し使用できます。柔らかく、耳の形に合わせて変形します。
  • フランジタイプ: 複数のフランジ(ひだ)があり、遮音性が高いです。水泳や音楽フェスティバルなど、特定の状況に適しています。

選び方のポイントは、自分の耳にフィットすること、遮音性が高いこと、そして快適であることです。

また、遮音性と一言にいってもその性能のバランスを考える必要があります。

例えば、100%の遮音性を手に入れることで、逆に集中力が低下したり、周囲の音が完全に遮音されることのリスクなども考慮する必要があります。

今回の記事ではタイプ別のおすすめを紹介するのではなく、遮音性の高さ別に紹介していきます。

目的に応じて選ぶようにしてください。

遮音性

【抜群の遮音性】MOLDEX 耳せん

少量のものも売っていますが、コスパのバランスがもっともいいのが25ペアです。

MOLDEXの耳栓のなかでもトップクラスの遮音性があると確信しています。

  • 快適な着け心地を実現する為に低反発ウレタン素材を利用した柔らかな耳栓です。
  • 適度な復元力が最高のフィット感を生み出します。
  • 衛生的な個別包装個別包装で毎回綺麗な状態で利用できます。
  • 環境に配慮し、有害物質が発生するPVCは一切使用していません。

NRR(ノイズリダクションレイティング:騒音減衰評価値)=33dBと、数値で見ても安心。

NRR

NRRはアメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によって定義され通常、デシベル(dB)で表され、遮音性能の指標として使われます。
たとえば、NRR 33の耳栓は、33デシベルの騒音を減らす(適切に装着すれば)という意味です。
実際の生活環境の中では適切に装着できるかどうかも考慮し、耳栓の場合: NRRから7を引き、0.5を掛けます。
これは、実際の遮音効果をより現実的に示します。

つまり、33dBのこの商品は実生活では、実質29.5dBの遮音性があると言えるわけですね。

icon image

防音イヤーマフの併用

ほぼ無音の世界を体験したい方は、この防音イヤーマフと併用することをおすすめします。

完全に自分一人の世界に没入することができます。

ただし、遮音性があまりにも高いため、周囲の音が聞こえず、危険な場合もありますので、使用は十分注意してください。

遮音性

【これくらいがいいんです】Mack’s ウルトラ ソフト

これくらいがちょうどいい感じな耳栓。

32dBのノイズリダクション効果があるとはいえ、遮音性はそこまで高くないのが特徴。

通勤通学のストレス解消としてまた、図書館などでの勉強にちょうどいい耳栓です。

外でも気軽に使えるのがポイント!

用途に応じて使い分けましょう。

遮音性

【安心して眠れる】Loop Quiet

3つの中ではよりファッショナブルな耳栓。

水洗い可能で繰り返し使えるタイプです。

ノイズ低減 (SNR) 24 / (NRR) 14デシベルと、遮音性が高くないのが特徴。

この低い遮音性のおかげで睡眠のサポートとして機能します。

完全に聞こえない睡眠は危険。

有事の際はしっかり覚醒できるようにある程度聞こえる状態が望ましいでしょう。

Mack’s ウルトラ ソフト同様、外でも気軽に使えるのが嬉しいポイントです。

また、外観もワイヤレスイヤホンのように見えるので、耳栓をしていると周囲に気づかれにくいのもポイントです。

遮音性

こちらは最大ノイズ低減 35dBと非常に遮音性の高いものになります。

水洗いできるタイプで遮音性の高いものといえばこちらになります。

ただし個人的には高い遮音性を維持するのであれば一番最初のMOLDEX 耳せんがおすすめ。

ワイヤレスイヤホンでも経験のある方が多いかと思いますが、片方だけなくなることはよくあることなんですね。

耳栓でも、片方を紛失しないように、コードで繋がれたものも発売されていますが、なんとなく「そうじゃないんだよな感」が強い商品となっています。

耳栓は紛失することを前提として、大量に購入しておくのがおすすめです。

実際MOLDEX 耳せんも使い捨てのように見えて、一回使ったら破棄・・・というようなものではなく、筆者は同じものを何度も繰り返し使用しています。

だいたい15回〜20回くらい使ったら破棄するような感覚。

それでも形状記憶能力は維持されていますので、耐久性もかなり高いです。

耳から入る情報

827501

人間が耳から取り入れる情報というのは自分自身でも自覚がないほど膨大なものになります。

視覚から入る情報は、目を閉じれば遮断できます。

ところが、耳は24時間常に情報が入り放題になっているわけです。

音というのは周波数ですから、脳と実際にリンクし、そのストレスがかかる度合いは視覚情報とは比になりません。

例えば工事現場の音、車のエンジン音、犬の鳴き声、これらの中でも周波数レベルの低いものになると、ストレスと脳がリンクして、自覚もしていないレベルのストレスがボディーブローのように聞いてくるのが現実なのです。

特に家庭内不和があったり、両親が喧嘩していたりすると、子供に与える影響は膨大なものになります。

ネガティブなワードは、潜在意識に刷り込まれ、潜在意識は自覚もないので、なかなかその負の影響から抜け出すことができなくなります。

24時間常時解放されている耳を、自身で情報を精査して、取り入れるようにすれば人生は驚くほど明るく、ポジティブな周波数、波動とリンクして脳が活性化していきます。

取り入れる情報をしっかりと見定めてください、そして取り入れる必要のないネガティブな音、言葉はしっかりと意図的に遮断していきましょう。

こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。