先日フォルクローレのリズム収録でなでしこ芸術文化センターを初めて利用しました。
2022年10月1日にオープンした芸術をテーマとした総合施設。
施設内は新しくて図書館も完備され、カフェも併設されています。

収録の合間にここで休憩したんですが、コーヒーが美味しかった。
コーヒーが美味しいというのはこういう場所では大変重要な要素となります。
大きなスタジオ
一人で練習できる小さなスタジオから、バンド練習、また中規模の団体用の大きなスタジオがあり、それ以上になるとホールそのものをレンタルすることができます。
今回は中規模用の大きめのスタジオをレンタル。


ガラスはカーテンを閉めることができます。
正面は鏡になっていて、いろんな収録に利用できそう。
この日はKotaro Studioの音響最高顧問である五島昭彦氏に音関係は任せて筆者は映像と写真に専念しました。
この日はメインマイクがDPA4006。
同じく無指向性マイクであるプリモのEM158素子をZOOM F6にて比較。
さらにWM-61A相当品素子はTASCAM DR-05Xのプラグインパワーで。
【吹奏楽部や合唱部の必需品?!】”Tascam DR-05X + バイノーラルマイク”
【保存版】プラグインパワーで使える高性能バイノーラルマイク4選
後半はDPA4006をZOOM F3のマイクアンプで使用。
DPA4006とF3の組み合わせはまさに度肝を抜かれると言いますか、もう言葉にならない美しさがあります。
五島昭彦氏も『F3はたぶんサウンドデバイスより音いいよね・・・』なんて言葉も出てくるほど。
音質に関しては間違いなく世界最高水準の録音になっています。
こちらの記事で音のテストをしていますので、残響のチェックなどにどうぞ。
後半のナレーションはカーテンを全部閉め切っています、ノーマライズ処理だけの音響ですので、全部閉め切ってのリバーブ・ディレイの感じがよくわかるかと思います。
天井までの高さがある分やはり残響関係に関しては少しジャジャ馬です。

後半はカーテンを閉め切って室内灯と補助ライトで収録。
収録はボンボという南米の民族楽器。
そこにシンバル。
非常にシンプルな構成で北アルゼンチン地方のフォルクローレという音楽文化のリズムパターンの解説動画を収録しました。

映像はFX30をメインカメラにし、a6400を補助カメラにしました。

【動画&写真作例】FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G レビュー
スタジオ内は飲食禁止ですが、カフェが併設されていたり、館内の雰囲気もとてもよく居心地良く制作することができました。
スタッフの方もとても親切。
この中規模のスタジオは別料金でピアノ(C3)もレンタルできます。
今年の夏からはピアノの収録でガンガン使う予定ですので、またピアノのサウンドや、録音方法など追ってお届けしていきます。
この日は打楽器奏者ピアナ・ナッチョの宣材写真も撮影。
その様子はnoteの記事にて。
では。
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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