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【いつまでも変わらない】伝説的おすすめ エレべ奏者5選

本日は伝説的エレキベース奏者をピックアップして紹介したいと思います。

音楽の要と言えばベース。

縁の下の力持ち。

あまりにも力持ちすぎる強力なエレべ奏者。

それではいってみましょう。

1、 Nathan Watts (ネイサン・ワッツ)

Stevie Wonder の専属ベーシストとしての存在が大きいので、よくセットで語られます。

1954年ミシガン州デトロイト生まれ。

アメリカのセッションベースギタープレーヤーで、1970年代から現在までのスティービーワンダーとの仕事で最もよく知られています。

彼は1994年以来、スティービーワンダーの音楽監督を務めています。

バカテクでもなければ、ソリスト系でもない、純粋なエレキベース奏者という立場+音楽プロデューサーという感覚です。

この人なしではStevieサウンドは産まれません。

この独特のリズム感と安定感。

えっ・・・結構普通じゃない?

と思いますか?

このありそうでない普通が彼の個性であり、存在感なのです。

Stevie Wonder は天才系音楽家として世界的に有名ですが、面白いエピソードがあります。

あるドキュメンタリー番組でスティービーとネイサンのやりとりが写っていました。

スティービー「ツアーの日程を発表する(バンドメンバーを集めて日程発表)」

ネイサン「おーーーちょうどその日だけどうしても仕事があって抜けないといけない。。。この日だけ代役を立ててくれ。」

スティービー「いや、それは無理だ。(マネージャーに)ツアー工程すべてネイサンが行ける日に変更してくれ」

他のバンドメンバーにはガンガン代役を立てます。

しかし、スティービーとしても、ベースだけはネイサンがいないとどうしても無理だと思っているようです。

スティービー、映像でもわかるように、その気になればピアノ、ドラム、ベースラインだって別に一人でできるんですが、ネイサンだけは特別です。

スタジオで時にブちぎれて楽器を投げたりするほど音楽に命懸けのスティービーに絶大な信頼を受けているネイサンの実力がよくわかるエピソードですね。

筆者も元ピアニストなので気持ちがめっちゃわかります。

ベーシストの存在というのは大きいのです。

優秀なベーシストというのは、プレイ内容関係なく、そこにいてくれるだけで精神的な安心感といいますか、何物にも代えられない最強のメンタルサプリみたいなもので、依存してしまうような感覚になってしまいます。

ポイントスティービーのライブDVDでも重鎮のように鎮座しています。
このDVDはスティービーのすべてが詰まっているといっても過言ではないほどの集大成。
オススメです!
スティービーの才能がもう爆発して誰も止められない。。。
スティービーが自由に飛んでいけるのも、ネイサン・ワッツがそこにいるからなんです。

2、Jaco Pastorius (ジャコ・パストリアス)

1951年12月1日 – 1987年9月21日(35歳没)

二番目に持ってきてごめんなさい。

エレキベースの代名詞的存在といえばこの人。

ジャコパストリアス。

天才中の天才で、もうとにかくすごいの一言。

完全に独立したアーティストタイプです。

ソロでいけるのはもちろん、この映像のようにアンサンブルしていたってバンドメンバーは基本的に伴奏者的存在。

もう異常事態なリズム感の良さですよね。

安定感満載だけど、コンピューター的ではない、なんとも人間味あふれる完璧性を持ったベーシストです。

絵にかいたようなクソバンドマンとしても有名で、薬に溺れて、ジャンキーとしての生活が影響で死んでいきました。

ハードドラッグに手を出し、クラブやライブハウスから出禁をくらい、演奏活動の場を失っていきました。

精神病院に入退院を繰り返して、死の一年前1986年頃はアパートも追い出されて、路上生活をしていました。

1987年にクラブに飛び入りで参加しようとして、ガードマンを揉め事になり、転倒の衝撃で植物状態になり、家族により人工呼吸器が外されこの世を去りました。

薬に侵されるまでは本当に超絶技巧+超天才的プレイヤーだったために惜しまれる声もたくさんあります。

ジャズミュージシャンである、チャーリーパーカーのドナリーという曲のカバーでも自らメロディを演奏するなど、ベースという枠を超えたプレイで魅了しました。

3、Richard Bona (リチャード・ボナ)

やばいですよね彼のソロ。

ベースフレーズと一緒に歌いながら弾いてますが、テクニックはもちろんですが、どれだけ練習したらこれできるようになるんだ!!!

というほど。

このスタイルこそ、リチャード・ボナのソロスタイルです。

西アフリカ・カメルーン出身のジャズ・フュージョン・ベーシスト。

その才能から二番目に紹介した「ジャコ・パストリアスの再来」と言われています。

1967年10月28日カメルーン生まれ (年齢 52歳)

もちろんシンプルなベースラインも最高ですよ!

めちゃグルーブします。

身体が勝手に動き出す感じありませんか?

ベースはもちろんですが、歌もかなり癒し系ですよね。

癒し系バカテク最強フュージョンベーシストといえばリチャード・ボナです。

是非彼のアルバムで体験してみてください。

4、Marcus Miller (マーカス・ミラー)

これぞミスターパーフェクトヒューマン?!

完璧なリズム感と、決して乱れることのない安定感。

マイルスバンド出身のベーシストなのでジャズが軸となっています。

1959年6月14日 アメリカニューヨーク生まれです。
(年齢 60歳)

筆者は彼の演奏やプレイをメトロノームにして基礎練習をしていたほど。

マイルス時代の曲のカバーも有名で、ジャズ界の帝王マイルス・デイビスの衝撃作TuTuをカバーしています。

マイルスバンドでもTuTuのサウンドメイクはマーカス・ミラーに任されていたそうですから実質彼のオリジナルサウンド?になるのでしょうか。

プロデュース能力や、マーケティングの能力も備わったスーパーミュージシャンマーカス・ミラーの素晴らしさが存分に詰まったアルバムはこちら
↓↓↓

5、Victor Wooten (ビクター・ウッテン)

1964年9月11日 (年齢 55歳)アメリカ合衆国 アイダホ州 生まれ。

高度なテクニックとグルーブ感が特徴的。

レッスン活動なども盛んに行っており、レッスン生などを中心とした彼の信奉者もとても多いです。

現代アメリカのエレキベース界を代表するベーシストの一人。

まとめ

ちなみにビクター・ウッテンが映像で来ているTシャツは二番目に登場したジャコパストリアスのシャツです。

ビクター・ウッテンもジャコパストリアスを信奉しているのがわかりますね。

ジャコパストリアスがいかにエレキベースの世界で神がかった存在だったかが伺えます。

このように、ベーシストが前に出て活躍したり、ソロを取ったりというスタイルはジャコパストリアスが確立したとも言えます。

ビクター・ウッテンや、リチャード・ボナ世代のエレキベーシストはおそらくほとんどがジャコパストリアスを追っていたのではないでしょうか。

アンコールでジャコパストリアス関連のカバーをしたりと、強い憧れが全面的に出ている感じがします。

そういう意味で、ジャコパストリアスとジャコパストリアス以前ではエレキベーシストの存在というのは大きくその価値観が変わったとも言えます。

本日はエレキベーシスト界を代表する「まずはここから!!!!」な人物を5人ピックアップしてみました。

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こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。 日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。