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秋山庄太郎
↑こちらは写真集ではありません。
こちらの冬の薔薇―写真家秋山庄太郎とその時代では、秋山庄太郎の少年時代~人生が語られています。
少年時代に秋山少年が初めて撮影した犬の写真がありましたが、時代、空気、犬の気持ちなど複合的なニュアンスが表現されており、さすが天性の才能を感じることができます。
カメラの国日本。
日本人写真家は数多くいます。
しかし、秋山庄太郎ほど、「女」「花」の表現力に優れた日本人写真家がいたでしょうか?
彼のポートレートと花の写真、生物としての垣根や区別は存在していません。
人を撮影しても、花を撮影しても、ただそこに在るのは「生命・始まりと終わり」
そして、「女性」を愛し、「性」を表現するための極地として花の表現を極めました。
彼の撮影する花の写真は生々しさ、そして潤いみなぎる性のエネルギー、そして、母性のエネルギー、母なる海を彷彿とさせるすべて生命を表現しています。
女優・原節子の専属カメラマンとしても活躍し、 「女性専科」の異名も持つ究極の「女性性・花」表現、一度体験してみてはいかがでしょうか?
秋山庄太郎が花の撮影に使ったレンズ「smc PENTAX SOFT 85mm F2.2」は当時カメラマニアの間でブームになりました。
秋山庄太郎は当時の写真家の中では少数派だった、ペンタック機を愛用していたことでも知られています。
Nick Brandt (ニック・ブラント)
Nick Brandt の数ある写真集の中でも「Across the Ravaged Land」は圧倒的にオススメです。
ニック・ブラントはイギリスの写真家兼ビデオ音楽監督で、筆者が彼を知るきっかけとなったのは、伝説のポップスター「マイケル・ジャクソン」のMVでした。
Michael Jackson – Stranger In Moscowという、音楽的にも映像的にも大変美しいこの作品がニック・ブラントを知るきっかけでした。
そのMVがこちら
初めて見たときになんと美しいモノクロームだろうか・・・と何度も何度も見ていました。
このMVをマイケルと一緒に創り上げたニックは、この後アフリカの大地でのロケに専念することになります。
アフリカでのプロジェクトは、自身で撮影した動物たちの写真を原寸大でパネルにし、撮影するといった大変大がかりなプロジェクトになっています。
最も大きなパネルでは、長辺7メートルから9メートルあり、総勢23人くらいのスタッフで移動、設置したそうです。
さすがはマイケルのMVを担当しているだけあって、能力はもちろんのこと、莫大な制作予算があるようです。
その写真集はこちら
1964年生まれで (年齢 56歳) まだまだ現役で作品制作を続けているアーティスト。
今後のニックの作品も楽しみです。
Robert Mapplethorpe (ロバート・メイプルソープ)
筆者が最も尊敬する写真家:ロバート・メイプルソープ。
Robert Mapplethorpe (1946年11月4日 – 1989年3月9日 (42歳没 )
Wikipedia
アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド生まれの写真家。
ブルックリンのプラット・インスティテュートでグラフィックアート、絵画、彫刻を学ぶ。
在学中「パンクの女王」ことパティ・スミスと暮らす。
美術コレクターのサム・ワグスタフに見出される。
花やヌード、セルフポートレイトなどのモノクロ写真が有名。
1986年にエイズとわかり、3年後に死去。
率直で官能的な中期の作品が公費で購入される芸術作品としてふさわしいものかどうかの論議を呼んだ。
彼の作品の代表的なスタイルと言えばポートレートと花。
花と言えば、冒頭で紹介した秋山庄太郎も花の名手でした。
ロバート・メイプルソープはまた全然違う角度から花を撮影しています。
秋山庄太郎が花に女性性を感じているのとは違い、メイプルソープの作品は両性を感じさせてくれます。
また、ポートレートはヌード写真も多いですが、その芸術性・表現力は圧倒的で、「陰と陽」「+と-」「男性と女性」「太陽と月」常に対になる価値観や概念を融合させ、中性性、中立的立場を崩しません。
この見事な中性性の絶妙なバランス感覚と浮遊感、そして、美しい世界観で切り取られたストーリーのある、「性・生命」
彼の芸術作品はまさに体験の域に達しています。
ポートレート写真では、彼のライティング技法で生命を描いていく様子が一枚の写真から感じられると思います。
花の写真では、ロバート・メイプルソープが初めての人であれば、これまでに見たこともない花の表情、景色を体験できると思います。

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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。