- コスパ
- 10.0
- シャープネス
- 10.0
- 携帯性
- 7.0
- リセール
- 10.0
- 所有感
- 10.0

簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験しながら本格的な写真技術を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門ブランドであるCuranz Soundsのピアニストとして、また音響エンジニア、フォトグラファーとマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではフォトグラファーとしての知識とスキルをシェアしていきます
noteでは167MTの時代背景などにも触れながら少し作例を掲載しました。
このレンズは、個人的にも最高のレンズの一つ。
重いし大きいし、マニュアルだし。
現代ではもっと効率の良いレンズがありそうなものですが、やっぱりこのレンズ、、、いえ、もっと広くPlanarとまとめてもいいでしょうか。
Planarの写りはやっぱり人類の最高光学機器の一つであることは揺るぎない。
今なお機材選定の候補としては現役バリバリ選手であると言えます。
名称 | CONTAX Planar T85mm F1.4 AEG |
発売年 | 1975年 |
マウント | ヤシカ・コンタックスマウント(YC) |
構成 | 5郡6枚 |
最短撮影距離 | 1m |
重量 | 595g |
フィルター径 | 67mm |
AEが初期型となっています。
末尾のGが、西ドイツ製(MADE IN GERMANY)の意味となっています。
末尾がJになっているとMADE IN JAPANの意味になります。
フィルムでの作例はコンタックス167MTを使っています。
この近代的で機械的なシャッター音もまた最高ですよね!
フィルム作例

HAKUBAのレリーズケーブルを使って長時間露光。
露出は完全に直感です。
筆者が使っているものは現在Amazonでは取り扱い停止になっていますが、基本的にこの時代のカメラは同じ形状で作られていますのでねじ込み式のレリーズケーブルだったら大丈夫。

noteでも紹介してますが、先日作例をレビューしたXF56mmレンズでも同じ構図の同じ写真を撮影していますので、完全デジタルカメラとの比較も楽しいかも?

XF56mmとFUJIのX-H1の写真。
この組み合わせのカメラをこの時代のレンズとカメラでフィルム撮影ってなんだか不思議な感覚。
ちなみに下2枚はX-H1 + XF56mmF1.2 Rで撮影した167MTの写真。
やっぱり独特の20世紀末のカメラの雰囲気がたまりませんよね。

167MTはここまで状態の良いものを探すとなると根気が必要。

この写真も全く同じ構図と条件でのデジタル作例をXF52mmのページに掲載しています。

先日楽天セールで注文したCBDとCBGが入ったバームオイル。
最高の癒しアイテムです。
デジタル作例
今回使用しているCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 AEGはヤシカ・コンタックスマウントというマウントになります。
Sonyに装着するにはEマウントアダプターを使いましょう。
ちなみにフランジバックの関係でキャノンEFマウントに装着した時にはほぼアダプターの存在感を気にすることなく使用できます。
めっちゃ薄い!
BMPCC6KやBMPCC6KPROなんかにほぼダイレクトにつけれるわけですね。
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6KをGOOPASSでレンタルではデジタル作例いきましょう。
Sony a7Ⅱで撮影しています。
Sony a7ⅡをGOOPASSでレンタル
地元の動物園での一枚。
可愛いお尻です。

正面から。

皮膚の質感がすごい!

お食事終わったばっかりかな?!

尾道で撮影した一枚。
残念ながらポートレートの作例がありませんが、この画角ですのでポートレート撮影にも真価を発揮してくれると思います。
まとめ:一家に一台?!
ヤシカコンタックスマウントのツァイスレンズは中古市場でも比較的安く手に入れることができます。
これが例えばハッセルブラッドのVマウントシステムで探そうとすると倍以上の予算が必要だったりします。
母体ブランドの違いであり写り自体は間違いなくカールツァイス。
アダプターを使って現代のデジタルカメラで楽しむのもいいですし、167MTのような低予算で探せる中古のCONTAX機でフィルムを楽しむのもいいですね!
重いし高級感もあるので所有感は満たせます。
それに加えてリセールバリューも高い。
中古市場でもほぼ購入時の価格かそれ以上の価格で売却できます。
こういうモノは一種の芸術作品のようなものですから、この時代の製造コスト、その他考慮してもこの先値崩れしていくことは考えられないので、ライカやハッセルブラッドほどではないにせよ楽しみながらインフレヘッジとしても十分機能するんじゃないでしょうか。
みなさんの参考になれば幸いです。
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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