音響チャンレンジ:25日目【屋外でのロケ収録のコツ】機材選定とマイクの使い方など

本日は外での収録について!
外の場合やはり1番の悩みの種は風・・・
これをどう避けるか。。。

風対策は必須となる屋外での収録ですが、状況によりますが、室内ほど細かいところまで気にかけていられません。

シンプルです。

  • 音に向かって。
  • マイクを向ける。

これだけです。

もし無指向性のマイクを使う場合は・・・

  • ウインドスクリーンをかぶせる。
  • マイク置く。

これだけです。

ほとんど機材選びになってくるかと思いますので、筆者の経験上から屋外収録の機材選定と風対策について紹介したいと思います。

屋外での収録はZOOMで決まり

屋外での収録はフィールドレコーダーと呼ばれる、マイクアンプ、ADC、レコーディングソフトが全部セットになった機材を使います。

もちろん最近ではipad対応のオーディオインターフェイスを使って収録可能

ですが、筆者の感覚的にはまだまだフィールドレコーダーのほうが取り扱いがしやすい印象です。

というのも、外での収録は

常にバッテリーとの戦い。
常に機材入れ替えとの戦い。
常に荷物整理との戦い。

荷物は一つでも個数は少ないほうがいいですし、バッテリーはシンプルなほうがいいです。

ipadの最大のデメリット

何より荷物の個数が多くなることが最大の難点となります。

ipad本体、充電ケーブル、モバイルバッテリー、オーディオインターフェイス。

一方でフィールドレコーダーの場合は、一台で済みます。

バッテリーは単三乾電池の物を使えば、エネループをポケットに何本も忍ばせておけますし、最悪の場合コンビニで調達できます。

もちろんコンビニで調達しなければいけなくなるような準備不足は起こってはならないことですが、筆者も過去に一回だけコンビニで単三乾電池を買って助かったことがあります。

もしもの時のための非常線として単三乾電池はまだまだ現役で戦えるバッテリー形態ではないかと思っています。

  ポイント 

これは海外でのロケなんかでも単三乾電池だと安心感が違います。

 
 

おすすめのフィールドレコーダー

タスカムからもハンディーレコーダー、フィールドレコーダーはたくさんラインナップされています。

基本的に選択肢としてはタスカムかズームかの二択になるかと思います。

舶来のモノになりますと、サウンドデバイスのレコーダーもありますが、お値段の割にはお値段に相応しくない感じですのでおすすめはしません。

タスカムの携帯型のレコーダーも素晴らしいものが多いです。

おそらく出回っているすべてのレコーダーの使用経験あり。

 

ですが音質としては携帯型に関していえばズームのADCの方が圧倒的に好みでした。

ズームのレコーダーもハイエンドモデルからローエンドまで一通り見てきましたが、個人的にはかなり好みです。

  機材選びのポイント 

1、単三電池で動くこと。
2、ADCの質がいいこと。
3、操作性がいいこと。

 
 

で、選んでいます。

初心者〜中級者まで

ズーム製でいくなら入門はこちらのH6が最高かと思います。

こちらのレコーダーであれば、マイクを間違わなければ本格的なバンド録音、オーケストラ録音など音楽制作にもバリバリ活躍してくれます。

タスカムならこちら↓↓↓

確かに音はめっちゃいいです。

いいんですけど、やはりどうしてもワンポイント録音向きの機材となりますので、ズームH6のほうが入力も多く状況に応じていろいろなセッティングが試せるためおすすめになります。

上級者〜プロを目指す方

ZOOM Fシリーズになります。

FシリーズはF4, F6, F8, と三つのラインナップになっており、F6が一番新しいモデルになります。

それぞれ入力数の違いで数字が割り当てられています。

上級者からプロを目指す方であればFシリーズしかないのではないかと思います。

筆者は長い間F4を使用してきましたが、もう音楽収録なども当たり前。

市販品最強と思っています。

F4で収録した音源は多数ありますが、例えばこちらもピアノ。

ゼンハイザーのマイクだけで収録していますが、この透明感。

ズームならではの品のある透明感です。

F6は最も新しいモデルですが、このF6とよく比較されるのが舶来で最強と思われがちのサウンドデバイス。

Sound Devices MixPre II Series

予算に余裕のある方はターゲットにしてもいいかもしれませんが、個人的には予算に余裕があるのであればF6を買って周辺の機器を充実させたほうが結果的に幸せになれる気がします。

というわけで基本的におすすめは ZOOM F6になります。

ウインドスクリーンは必須

外で収録するとなると、悩みの種になるのが風切り音。

ウインドスクリーンなしでは、風の音しか入ってない・・・という状況になってきます。

こちらは各種マイクロフォンに対応したものが売っているはずです。

ショットガンマイクを購入するとセットでついてくることもありますが、もしついていない場合は、だいたい「マイクの機種名 +ウインドスクリーン」で検索すると出てくるかと思います。

外で収録の際は必ずつけるようにしましょう。

これがないとずっと「ぼーーーーーーーーーーーーーーーーーー」という音だけが入っていてお話にならなくなってしまいます。

例えばこちらは尾道市で収録した福本渡船のエンジンと出発音ですが、無指向性マイクで収録しています。

こういった船の近くの収録などは特に風が強いので、ウインドスクリーンは必ず装着してください。

この録音ももしウインドスクリーンがなかったら風切りノイズのみの音源になっているはずです。

マイクロフォンは基本ショットガンマイク

音響チャンレンジ:6日目【シーン別おすすめマイクロフォン選別】 低予算編

音響チャンレンジ:7日目【シーン別おすすめマイクロフォン】 予算たっぷり編

6日目、7日目で紹介したマイクが軸となってきます。

ショットガンマイクは基本的に予算が跳ね上がるがしんどいところではありますよね。。。

ちなみに裏技といってはなんですが、メガネマイクという手もあります。

秘技メガネマイク?!

以前の記事でも紹介しましたが、メガネマイクはかなり面白い音が録れます。

【録音の仕方】上達方法~実践編:サンプル音源あり

もちろん目的と用途によりますが、メガネマイク+ショットガンマイクの組み合わせなんかも面白いんじゃないでしょうか?

この記事で紹介しているのはタスカムの2チャンネルのものですが、ショットガンマイクと併用する場合はやはりズームのF6がベストな選択肢となります。

記事ではWM-61Aを使っていますが、市販品ですとゼンハイザーのMKE2あたりが最高です。
こちらの記事を参考にしてみてください。

 

音響チャンレンジ:8日目【おすすめマイクロフォン】 無指向性で勝負編

まとめ+機動力の工夫

  • 屋外収録はウインドスクリーン必須。
  • レコーダーは単三乾電池のものを選ぶ。
  • 基本はショットガンマイク。
  • チャレンジャーはマニアックなメガネマイクで独特の収録を。

屋外の場合はやはり機動力が命。

こちらはF8のケースになりますが、こういった肩から下げられるタイプのバッグを駆使して機動力を研究しましょう。

機動力の例

右ポケットに残量のある電池〜左ポケットに空の電池

逆でもいいのですが、どっちが空でどっちが使えるのか明確に分けて置くことにしましょう。

めんどくさくなってごちゃまぜになってしまうと後々結局手間取ってしまいます。

マイクケーブルはネックレスに

実はマイクケーブルはオスとメスで繋ぎ合わせれば一つの円になります。

こんな感じ!

途中でノイズが乗ったり、原因不明の不足の事態に備えて予備のケーブルはいつでも交換できるようにこうやってくっつけて首に巻いておくと便利です。

さらに基本的にマイクとレコーダーの間に自分の首を通すことで無駄なからまりを防ぐことにつながりますし、整理しやすくなるので、基本的にロケ収録では、首に回して使っていくことをおすすめします。

冬場の収録ではカイロを忘れずに

カメラマンさんには釈迦に説法となります。

冬場の収録はレコーダーも同じこと。

カイロで温めると電池の減りが全然違います。

出発前にまとめて封を開けてカイロを温めておきましょう。