Western music history

【クラシックピアノを聴くならこの人たち】 おすすめ ピアニスト 5人

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本日はまだ現役バリバリで活躍するクラシック音楽の世界的ピアニストのおすすめをご紹介したいと思います。

筆者の独断と偏見ですので、ご了承ください。

21世紀の人気美人ピアニスト達 7人(サイト内記事)

イーヴォ・ポゴレリチ

写真はウィキペディアより引用

Ivo Pogorelich 1958年10月20日 – )は、クロアチアのピアニストです。

ユーゴスラヴィア(当時)の首都ベオグラード生まれ。

22歳であった1980年に、師事していた43歳の女流ピアニスト、アリザ・ケゼラーゼ(英語版)と結婚したり、作曲家が弱音と指定している箇所を強打するなど、私生活・ピアノ演奏の双方で型破りなことで知られています。

12歳でモスクワ中央音楽学校に留学。

22歳でカナダ、モントリオール国際コンクール第一位。

審査員の満場一致での優勝であった。

同じ年、【第10回ショパン国際ピアノコンクール】の本選落選、審査員特別賞受賞します。

ポイント「これまでのショパン解釈からは到底考えられない」との審査員の総合評価でしたが、彼の演奏は奇抜すぎるとする他審査員に対し、審査員の一人「マルタ・アルゲリッチ(後述)」が「彼こそ天才よ」といい、その場から立ち去り抗議。

アルゲリッチが審査員を辞任する騒ぎとなりました。

確かなテクニックと、繊細な表現、煌びやかなタッチは聴く人を魅了します。

確かに、上記のショパンコンクールでの、ショパンの解釈というのは、業界で学者派の人たちが勝手に決めつけた解釈であって、個人的には筆者もショパンやリストの考古学的アプローチは違和感を感じます。

彼の研ぎ澄まされたテクニックが遺憾なく発揮されるリストのソナタ
↓↓↓

彼の作品ではバッハもおすすめですが、ブラームスもおすすめ!

コテコテのドイツ節、ドイツの匂いが強すぎる演奏は苦手。。。疲れる。。。

という方には、新しいブラームスの表現が楽しめます。

ジャン=マルク・ルイサダ

1958年6月3日 – )は、チュニジア生まれ、フランスのクラシック音楽のピアニストです。

レパートリーは特にショパンを中心としたロマン派が多い。

ポイント2005年に日本のテレビ番組「NHKスーパーピアノレッスン-ショパン編」(NHK教育テレビ)に講師として出演し、知名度が一気に上がりました。

卓越した技術や、迫力などはないタイプのピアニストですが、独特の世界観が特徴的。

在りそうでなかった世界観。

できそうでできない世界観。

そんなニッチな世界観を求める方に特にオススメ。

近年では、演奏家というよりも教育者という立場での活動が多い。

独特の世界観を持ったショパンはおススメです。
↓↓↓

ゲルハルト・オピッツ

写真はウィキペディアより引用

コテコテのドイツ節、ドイツ音楽聴くならもうこの人以外考えられない。

絵にかいたような天才系ドイツ人ピアニスト。

1953年、ドイツバイエルン州フラウエナウ生まれ。

5歳でピアノを始め、11歳でハイルブロン (バーデン・ヴュルテンベルク州) にてモーツァルトのニ短調協奏曲KV.466で公式デビューします。

28歳で、ミュンヘン音楽大学の史上最年少ピアノ科教授として就任。

2012年まで教鞭を執りました。

コンサートの移動中に楽譜をペラペラめくって暗譜し演奏という驚異的な記憶力を持つことでも有名です。

非常に気難しい性格であると言われていて、人との接触を極端に嫌がるため、移動はプライベートジェットを使うそうです。

彼の演奏を聴けば天才なのがわかります。

まさに百聞は一見に如かず。

特にブラームスは逸品中の逸品。
↓↓↓

ポイント「ブラームスが弾いてるんじゃないのこれ」と錯覚してしまうほど、見事に音楽と彼の性格や人間性がマッチしています。
このアルバム結構キテます!

ドイツ音楽(ピアノ作品)を聴くならこの人で決まりです。

ダニエル・バレンボイム

写真はウィキペディアより引用

1942年11月15日 ブエノスアイレス 産まれ。

アルゼンチン出身のユダヤ人ピアニスト&指揮者です。

現在の国籍はイスラエルで、世界を股にかけて活躍しています。

指揮者としてもかなり優秀で、素晴らしい作品をたくさん残しているのですが、ピアニストとして、あまりにも優秀。

まさに「完璧」という言葉が相応しいほどに、完璧な演奏を聴かせてくれます。

ドイツ系の音楽に素晴らしい作品が多く、ベートーベンのソナタ全集のリサイタルも、独自の解釈で調律を調整ししています。

シューベルトのソナタ全集では、なんと、シューベルトを演奏する専用のピアノをバレンボイム監修のもと、一から創り上げての制作となりました。

ポイントこのシューベルトのソナタはあまりにも美しく、この作品を超えるシューベルトはもう今後誕生しないのではないか??と諦めと脱力感さえ感じるほど。
まさに完璧です。

マルタ・アルゲリッチ

写真はウィキペディアより引用

1941年6月5日 産まれ。

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の女性ピアニストです。

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収録曲1、Yuyo Verde(ジュジョベルデ)
2、Vida Mía(ビダミーア)
3、Comme il faut(コムイルフォー)
4、Pequeña(ペケーニャ)
5、Tierrita(ティエリータ)
6、Milonga de la humedad(ミロンガデラウメダッド)
7、Flores Negras(フローレスネグラス)
8、Boedo(ボエド)
9、Festejando(フェステハンド)

現在、世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人。

実力、表現力、感性、エネルギー、どこを切り取っても最強のピアニスト。

これぞ芸術の完成形とさえ感じます。

音楽の持つ「不完全」だからこその「完全性」も彼女の演奏には存在しています。

そして、言葉では表現できない美しさがただそこにあります。

彼女のピアノの音色はまさに次元を超越したところにあり、言葉や理性では表現できません。

「ただ、そこに在る」ことの美しさ。

究極のピアノ芸術を楽しむならアルゲリッチの作品で決まりです。

あるインタビューで語っていましたが、若いころは、夜寝ている間に同じ寮で生活するピアニストが練習している曲が朝目覚めると弾けるようになっているのだとか。

若き日の溢れんばかりのエネルギーがコントロール不能なパワフルなピアノ協奏曲。

三楽章のエンディングは何度聴いても震えます。
↓↓↓

あるラジオ番組で放送されていた際に、パーソナリティが、もうマルタ・アルゲリッチだけに、腕がマルタ(丸太)ですよね。と冗談を飛ばしていました。

収録番組だったのにも関わらず、演奏放送後しばらく沈黙があったほど。

もう本当に圧倒的パワーです。

まとめ

筆者の独断と偏見で紹介したおすすめピアニスト。

みなさんの参考になれば幸いです。

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こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。 日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。