写真が好きな方、特にフィルムカメラなんかやってる方であれば、ISOは低ければ低いほど綺麗な画質が得られるという感覚は抜けません。

筆者も同じでした。

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ちなみにフィルム時代はこのISO感度のことをASA(アーサーかんど)感度と呼んでおり、昔のPENTAXのストロボなんかもASA表示されていたりします。

Log撮影がいいのはわかったけど、S-log3なんかに設定するとISOが800まで上がっちゃう。

ISOは100じゃなくていいの?

そんな疑問に答えます。

Log撮影のメリットについてはこちらの記事を参照してください。

これなら分かる!Log撮影とはなにか?!絵画で理解

REC709 とは?Logで撮影できる色域を把握する

ベースISOとはなにか?

ベースISOとは、そのLog設定において最も高いダイナミックレンジの幅を獲得するための設定値であり、通常自動的にベースISOまで上がります。

FX30の場合ですとLog撮影時にフレキシブルISOか、ベースISOかを選択でき、ベースISOが800であっても、他のISOを拡張感度として選択することもできます。

ポイントちなみにここは逆らってもメリットはあまりありませんので、ベースISOで撮影するようにしましょう。
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Sony FX30の場合はSlog3撮影時のベースISOは800か2500となっています。
この二択で露出などを調整していきましょう。

ちなみにこのベースISOは各メーカーそれぞれがチューニングしており、若干違っています。

CanonさんのC-Log3:ISO800となっていますが、Panasonicさんの DC S1HでのV-Logでは、低感度側ISO640に設定されています。

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カメラそのものにもベースISOというのが設定されていて、ベースISOで撮影するのが一番綺麗。
709ベースでの撮影ではほとんどのベースISOは低感度域で設定されているため、低感度であればあるほど綺麗という印象がついているわけですね。
実際に高感度はシュミレーションですので、このカメラのベースISOをしっかり意識しましょう。

プロフィール

こうたろう
こうたろう
音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。

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