くねローゼを使ってネックマイクを自作する方法

icon image

こんなマイクスタンド、三脚があったら欲しくないですか?

      
  1. 完全防水で耐久性はマックス100年程度。
  2.   
  3. どんな角度どんな方向にも数秒以内に設置可能。
  4.   
  5. 海外であっても持ち運びは自動。
  6.   
  7. しかも無料。

そうです。

地球上でもっとも優れたマイクスタンド、三脚とは人間の身体。

カメラを勉強している方は一番最初に持ち方から学びますよね。

縦位置撮影の時は、シャッターボタンは下側です。

縦位置撮影で右手が下か上かでその人のカメラの腕前がだいたいわかります。

そうなんです。

人間のホールド力とそのフレキシブル性能はどんな三脚、マイクスタンドにも敵いません。

簡易紹介:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます

ヒーリング音響専門ブランド

くねローゼが便利

今回使ったのはこれ。

このくねローゼは他にも超ロングタイプやショートタイプがあります。

ショートタイプはオーディオ目的で使い所はなさそう。

超ロングタイプは選択肢としてはありですが、今回筆者が43cmを選んだ理由としてはポッドキャストで使うヘッドセットのようなものも作りたかったというのもあります。

なぜヘッドセットマイクじゃないのか?

ポッドキャスト用の無指向性マイクを作りたいとはいえ、各社イヤーにマウントするタイプのマイクロフォンは発売されています。

icon image

その辺りはこちらの記事で間違いのないメーカーと間違いのない機種を紹介しているのでチェックしてくださいね!

プロが厳選 おすすめヘッドセットマイク / プロ配信者向けマイク4選!

このヘッドセットマイクは、ポッドキャストやゲーム配信しかしない!

という方には最適な選択方法。

ただし、筆者のように音楽収録もします、自然界の収録もします、映像用の収録もします。。。

なんて方にとっては、ペアマッチしていない素子を購入することになり、ちょっと具合が悪い。

ポイント基本的にヘッドセットタイプにマウントされているマイクロフォン素子は無指向性ラベリアマイクとして単体で販売されている素子の使い回しになります。
そのため、わたしたちから見れば、『あー、このヘッドマイクはあの素子を使ってるな』などがわかるんです。
そうなると、音楽収録や自然界の収録にモノラル収録というのは現代ではありえない話なので、音楽や自然音の収録もするサウンドデザイナーの場合は、無指向性マイクも必ずペアマッチしたものを選択する必要があります。

ステレオペアのラベリアマイク

ステレオのラベリアマイクとは例えばカントリーマンのB3とか、ゼンハイザーのMKE2とかです。

【コスパ最高】 COUNTRYMAN ( カントリーマン ) / B3 を無指向性ペアマイクとして試してみて!

【高コスパ無指向性マイク】SENNHEISER MKE2 音質

そのため例えモノラルでポッドキャストをピックアップする場合でもステレオペアのラベリアマイクから片方を使うというのがコスパがよかったりします。

ちなみにポッドキャストをステレオとモノラルでどう聞こえ方が変わるかについてはこちらの音声で比較してみてください。

60cm幅のAB方式も身体にマウント

バイノーラルマイクやメガネマイクでも身体にマウントすることができます。

例えばこちらのセット。

これはもう市販品セットとしては最高水準の録音セット。

【無指向性の決定版を完全ガイド】”TASCAM DR-05X + バイノーラルマイク”

しかし、無指向性マイクの最大の特徴であるAB方式での幅。

これを可能にするのがこのくねローゼのネックスタンド。

これだと幅の調整ができなかったバイノーラルマイクとは違い、ステレオ感を特に強調したい場合などにも素早くセッティングを変えることができます。

ポイントちなみに厳密にはバイノーラルとAB方式は違うシステムなので同じ位置で考えることには多少無理がありますが、やはり外で、ロケでAB方式で自在に幅を調節しながら、しかも首からかけるだけにしておけるというのはかなり素晴らしいアイテムとなります。

映像関係の方には特に最高

映像関係の方で音の分野にお悩みの方は多いと思います。

それもそのはず。

高いマイク買っても、カメラに変換ケーブルで直接刺して使ってはそのマイクの性能がでないため。

マイクロフォンは基本的にマイクアンプとADCですべてが決まります。

なので、ビデオ用マイク(ショットガンマイク)ちょっと奮発して購入しても、うまくいかないことが多いんですね。

しかもモノラルで撮るとなおさら寂しい音になってしまいます。

ステレオ方式の中でもAB方式はしっかりとハマれば信じられないリアリティーのある、奥ゆかしい音が録音できます。

そのシステムを持ち歩く、またはカメラにマウントするとなるとどうしても幅が必要なシステムなので大変。

カメラを持ちながらこのスタイルで録音すれば、インタビューも手ぶら、自然音も手ぶら、フィールドレコーディングの際も手ぶら。

これはミニ三脚での集音ですので、幅が30cm程度。

狭めの設定ですが、ここまで立体的な音に収録することができます。

映像はiPhoneでさっと撮っただけ。

非常にシンプルで便利です。

くねローゼマイクの音チェック

準備中