【DR-60D MKII 作例試聴多数】モンゴル伝統楽器とピアノ音源
この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
♪この記事には広告リンクを含みます♪
DR-60D MKIIはXLRの2chにプラグインパワーでのステレオの4chと便利に使えるレコーダーです。
ただし昨今だとZOOMから32bitで使える内蔵マイクが搭載されたものなど他にもたくさん選択肢がありますので、当スタジオの記事をよく呼んでしっかりと検討を重ねてください。
主な特徴まとめ
高音質「HDDA(High Definition Discrete Architecture)マイクプリアンプ」搭載。
ファントム電源に対応した2つのXLR入力、ステレオミニジャックによる入力の計4チャンネルをミキシングできミキサー機能を内蔵。
PANとレベルが調整できるほか、リミッター、3段階のローカットフィルター、マイク間の距離補正ができるディレイを搭載しています。
加えて、MSデコード機能も搭載していますので、MSステレオマイクの使用も可能。
ステレオミニジャックに使う無指向性のマイクロフォンは市販品だとローランドのバイノーラルマイクが激しくおすすめです!
他にもAmazonで購入できて、音質もかなり良いバイノーラルマイクをいくつか紹介しておきますので、予算に合わせて選択してみてください。
BME-200
東京を拠点に約30年の歴史がある音響会社、アドフォクスのバイノーラルマイク作品です。
純日本製だけに細部にまでこだわりが感じられる創りと音質は素晴らしいです!
SR3D
こちらもプリモ製の素子を使っているようですが、バイノーラルスタンドに組み込まれている形になります。
ノイマンのバイノーラルスタンドだとかなり高額になりますが、こちらはそれに比べると安価でバイノーラルスタンドを楽しむことができます。
Free Space
こちらもダミー型スタイル。
電池交換が必要にはなりますが、音質は非常に良いです!
加えてアナログ時代で言うカチンコの役割を果たすスレートトーンを挿入できるため編集での音声同期がやりやすいです。
ただし、ラインアウトからカメラのマイクインに入力することは避けてください。
理由は以下の記事にて!
サウンドハウスさんでの購入はこちら
DR-60D MKII リニアPCMレコーダーをサウンドハウスでチェック参考音源
グランドピアノ S400B
TASCAM DR-60D MKII+WM-61Aステレオペア(ROLAND CS-10EM ASMRで代用可能)
ROLAND ( ローランド ) / CS-10EM ASMR バイノーラルマイクロホンイヤホンこの荒々しい高音をしっかりと捉えています。
こちらの音源はフリー音源素材として提供しています。
モンゴル伝統楽器:馬頭琴
こちらはKM184を使用しての収録。
まとめ
当スタジオの音響顧問:五島昭彦氏も入門用として推薦してくれている機材。
マイクアンプも優秀なので様々なセッティグを試すことができ上級者でも楽しめます。
- 本格的に音響も意識して映像制作する方。
- プラグインパワーのマイクを持っている方。
- 入門機からのステップアップに。
- 冬場の野外など過酷な収録環境が多い方。
なぜ冬場の野外がおすすめかというとその形状に秘密があります。
フィールドレコーダーのなかでは特殊なデザインとなっていますが、このデザインがカイロを貼るのに最適なんです。
冬場のロケをしたことがある方なら「あるある」だと思いますが、バッテリーをいかに保温するか?というのは切実な課題になってくるわけですが、このDR60の形状だとタオルで包んだり、さまざまな工夫は必要にはなりますが、貼るカイロが当てやすい!!
こういったことを想定してデザインされているのかはわかりませんが、筆者はバッテリーの保温の観点から冬場のロケや温度の低い環境での収録が必要場合、この機種はよく使用します。
このレコーダーにおすすめのマイク
もちろん何を録音するか?によって変わってきますが、プラグインパワーの2chはローランドのバイノーラルマイクでオッケー。
ROLAND ( ローランド ) / CS-10EM ASMR バイノーラルマイクロホンイヤホンこちらは耳にかけてももちろんOKですが、普通にステレオのAB方式でセッティングすることもできます。
こんな感じでガムテープで適当に止めてOK。
AB方式は左右それぞれのマイクロフォンの間隔を最低でも30cm程度は確保してください。
写真に写っているのはカメラ用のプレートです。
XLR部分のマイクはそれこそ選び放題になりますが、プラグインパワー部を無指向性にするのであればやはり指向性マイクがいいのではないでしょうか。
指向性マイクでDR-60D MKIIに最適なのがこちら。
SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / SE8 PAIR をサウンドハウスでチェック潤沢な予算があればKM184ですが、SE8も素晴らしいマイクロフォンです。
セッティング次第ではKM184と戦える性能を秘めています。
【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較なども!
こちらの記事もいかがですか?
NEUMANN KM 184の音源多数!KM184の音を徹底特集!
【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較なども!
当スタジオの音響最高顧問”五島昭彦氏”の録音作品紹介ページ。
コスパ最強!当スタジオではLEWITTのマイクロフォン激推し中です!
【保存版】LEWITTっていいマイクですか? 大口径マイクシリーズの選び方
市販されているものではないので、かなりのオーディオマニア向けですが、興味のある方はご覧ください。
【金田式DCマイク】 ショップス MK2, DPA2006カプセルでテストレポート:マイクに対する考え方
位相変換が必須のため、中級者以降向けの記事ですが、おすすめの無指向性マイク!