カメラボディ

Panasonic : GH5Ⅱ vs GH5S vs GH6 買うなら?動画比較で徹底解説


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映像制作の世界では、カメラの選択がクリエイティブな表現を大きく左右します。

PanasonicのGHシリーズはその優れた機能と画質で、多くのビデオグラファーやフィルムメーカーから高い評価を得ています。

しかし、GH5 IIとGH6のどちらを選ぶべきかは、悩みどころです。

今回は、実際の動画作例を交えながら、両モデルの特徴とスペックを徹底比較し、最適な選択をガイドします。

GH5S VS GH6

gh5s

こちらはGH5Sで撮影しました。

GH5SとGH6での違いだと全く違うカメラという印象です。

GH6120P

でもやっぱり今、マイクロフォーサーズを買うなら間違いなくGH6で決まりです。

GH5Ⅱ vs GH6

一方でGH5ⅡとGH6の比較となると、随分迷われる方多いのでは無いでしょうか?

中古価格としてもその差額が6〜7万円ほどあり、マイクロフォーサーズ機ですので、その差額があれば、十分レンズ資産に投資できます。

GH5ⅡからはMP4はもちろんMOVの選択もできるようになりました。

ただし、機能面でいうと、GH6は圧倒的な進化を遂げています。

細かく比較するとキリがないですが、GH6に関しては基本的に要望はもう思いつかないと言ったところ。

全部盛り感はかなりあります。

FIXでの収録だとわかりにくいところもあるかと思いますが、GH6かそれ以外だと、光の捉え方がそもそも違っているようにも感じます。

H264

こちらはGH6で収録した別の波のシーンです。

音声はZOOM F3と自作のマイクロフォンを使用しています。

こちらはヒーリング用に投稿しています。

波の音というのは、独特の揺らぎがあり、癒しの効果がとても高いですので、ストレスを感じている時や眠れない時に気軽にBGMとして流してみてくださいね。

高感度ノイズについて

GH5シリーズは高感度ノイズに弱いということが定説でありましたが、GH6からはデュアルISO採用で、高感度ノイズに強くなりました。

こちらはISO6400で撮影していますが、ノイズいかがでしょうか?

GH5シリーズの場合多くの方が許容範囲が1600、マックス3200という感覚の方が多かったのでは無いでしょうか。

GH6となると、6400は個人的には十分な許容範囲だと感じます。

カメラボディの選択肢

ここにきて、かなりそもそも的なお話にはなってきますが、なぜGH6を検討していますか?

もし、写真を撮りたくて、写真をメインにしたくて、、、という方は、ちょっと立ち止まった方がいいかと思います。

同じ予算が30万円だとしましょう。

おそらくGH6と気合のマイクロフォーサーズレンズが買えるでしょう。

しかし、写真がメインの場合は、たとえばソニーのαシリーズの古いものを10万程度で中古買いして、残りの20万円GMレンズに注ぐという方が、写真という視点にフォーカスした際は賢い選択肢となります。

マイクロフォーサーズで撮影する写真は近年素晴らしい調整によって、かなりの水準まで到達しています。

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とはいえ、やはりセンサーサイズの小ささにはどうしても越えられないグラデーションや絵があります。

実際APSサイズの富士フィルムなどとαシリーズを比較した動画もYoutubeにはたくさんありますが、色のグラデーションがフルサイズ機はやはり桁違いというのが正直なところです。

そういう意味ではGH6は動画機(専用)としてみたときに非常に優位性がありますが、「写真も撮れる動画機」という認識は個人的には少し違和感があります。

どうしてもやはり静止画メモを残せる動画機といったほうが自然な感じがしてしまいます。

それほど特にマイクロフォーサーズとフルサイズを比べた時のグラデーションの違いは大きいのです。

動画専用機としてのGH6

動画専用機としてのGH6はまさにプロ御用達な機材といえます。

GH6を使う場合はCFexpressカードおよびSDメモリーカードの2枚体制となっています。

CFexpressカードは、SDメモリーカードよりも高価ですが、PCIe 4.0インターフェースを採用しており、最大4GB/秒の転送速度を実現できます。

GH6の場合はほとんどのケースでCFexpressカードが必須ともなっており、通常のSDカードで使いたい、または、通常のSDカードで収録できるデータの編集にしか耐えられないPCを使っているという場合ではGH5Ⅱが最適かもしれません。

それほどGH6をしっかり使いこなすためには相応のPCスペックも必要になってくるわけです。

ただし、純粋に絵そのものを見ると、やはりブラックマジックのカメラには及ばないところがあります。

一度ブラックマジックやLEDなどのシネマカメラを体験してしまうと、たとえGH6であってもやっぱりVlog用というニュアンスが強くなってしまいます。

VLog用という意味であれば、レンズを含めて1.5kg以上にもなる装備と考えると、どんな意図で動画機を使いたいか?という設定そのものが非常に重要になってくると痛感します。

こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。