Mac備忘録 / ターミナルでよく使うコマンドリスト

最終更新日

この記事についてコードを書いたり作業したりしていると、ターミナルを使う機会が多くなると思います。
Macの操作でもいちいちマウスに持ち替えるのが煩わしかったりすることもありますので、Macを操作する際によく使うターミナルのコマンドをまとめていきます。
ターミナル自体をキーボードショートカットで開く方法は以下のリンクを参考にしてください。

Mac キーボードから素早くターミナル起動

Xserver SSH接続の設定とAnaconda3のインストール

よく使うコマンドリスト

現在地の確認 / pwd

pwd

で今いる階層を表示してくれます。

○○に移動 / cd ~/〇〇

cd ~/Desktop

でデスクトップに移動できます。

現在地のフォルダとファイルの確認 / ls

ls

で現在地のフォルダやファイルのリストを表示させることができます。

新規フォルダを作成 / mkdir フォルダ名

mkdir フォルダ名

で新規フォルダを作成できます。

# mkdir フォルダ名 フォルダ名 フォルダ名
mkdir test1 test2 test3

で連続して3つのフォルダも作成可能。

# mkdir フォルダ名 / サブフォルダ名でフォルダ名の中にサブフォルダ名を作成。
# mkdir test3/testsub1
先にtest3を作っておかないとエラーになります。
test3の作成とtestsub1は同時に実行できません。
同時に作成する場合は次の-pを使用。
mkdir -p test10/test10sub1

これでtest10フォルダの作成とその中にtest10sub1フォルダを同時に作成することができました。

空のディレクトリを削除 / rmdir

rmdir 空のフォルダ

で削除可能です。

このコマンドではフォルダ内にファイルが存在している場合エラーとなり、削除できません。
中にサブフォルダがあるだけの場合は-pで削除可能です。
ただし、なんらかのファイルがある場合は-pでも削除できません。
ファイルごとまとめて削除するためには次のrmコマンドを使用します。
# test1とその中にsubtestフォルダを作成(ファイルなし)
mkdir -p test1/subtest
# 上記をまとめて削除(ファイルなし)
rmdir -p test1/subtest
ファイルが何もないのに削除できない場合、ドットファイルが存在している可能性があります。
一度ドットファイルの存在を確認してください。

ファイルやディレクトリの削除 / rm

# testを削除
rm test
# 確認メッセージを出してからtestを削除
rm -i test
# dir1を丸ごと削除
rm -r dir1

rmにファイルやフォルダを指定して実行すると削除できます。

ポイントファインダーでのデフォルト操作のように「ゴミ箱へ移動」ではなく、「完全にファイルを削除する」になりますので注意してください。

ファイルやディレクトリの移動とリネーム / mv

mv file1 test2/

これでfile1ファイルをtest2フォルダに移動します。

複数のファイルも一括して移動できます。

mv file1 file2 file3 file4 test2/
リネームする場合はファイルを並べます。
file1を file2にリネームします。
mv file1 file2

ファイルやディレクトリのコピー / cp

# file1をfile2にコピー
cp file1 file2
# file1, file2, file3をdir1にコピー
cp file1 file2 file3 dir1/
file1からfile2へコピーする場合、file2がすでにある場合は自動的に上書きされます。
-iオプションで上書きするか確認できます。
実際にやってみたほういがわかりやすいのでやってみます。
cd ~/Desktop #デスクトップに移動
mkdir dir1 #テスト用ディレクトリを作成
cd dir1 #dir1に移動
echo 'kotarostudio' > file1 #テスト用file1を作成(kotarostudioの文字列)
cp file1 file2 #file1をfile2へコピー

また、-rオプションでディレクトリをコピーできます。

cd ~/Desktop #デスクトップへ移動
mkdir dir5 #テスト用ディレクトリを作成
touch dir5/file1 dir5/file2 #dir5の中にテスト用のfile1,2を作成
cp -r dir5/ dir6
# dir6はコマンドで作成していないため存在しないですが、dir5の内容がそのままdir6に複製されていることが確認できます。

その他

アプリケーションを起動

openコマンドでアプリケーションを立ち上げることができます。

ターミナルのショートカットを作成している場合かなり素早く開くことができるようになります。

open .

で現在地のFinderを表示できます。

指定して表示することも可能。

open /Library

でライブラリーを表示。

補完機能を使おう!例えばopen /Libraryの場合だと、open /Lまで入力してtabを叩けば自動的にLibraryまで入力されます。

ファイルを開く場合もopenコマンドを使用します。

ファイルとアプリケーションが紐づいている場合は自動的に紐づいているアプリが起動します。

紐づいているというのは、「このアプリケーションで開く」という指定がある場合です。

アプリケーションを指定して開く場合は

open -a アプリ名 ファイル
open -a アプリのパス ファイル
アプリケーション名に大文字と小文字の区別はありません。
open -a TextEdit
open -a textedit

どちらでも開くことができます。

インストール済みアプリケーションの情報を見るシステムにインストール済みのアプリケーションの一覧を表示して確認しましょう。
system_profiler SPApplicationsDataType

これでmac os内のすべてのアプリケーションの詳細情報を一目で確認できます。

VScodeをターミナルから開きたい

vscodeをターミナルから開く場合はもちろん上記のアプリ名を指定する方法やショートカットを作成する方法様々ですが、早いのはVScode内で設定してから開く方法があります。

      
  1. Command + Shift + Pでコマンドパレット開く。
  2.   
  3. Shellと入力し検索
  4.   
  5. インストールを実行

これで設定は完了です。

あとはターミナルから

code

と叩けば起動します。

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