Canon 50mm f1.8 L39というとコスパの良いオールドレンズとして今なお人気のレンズになっています。
オールドレンズの入門用として購入する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
L39アダプターで各種デジタルカメラにも装着可能。
ただし、1950年代のレンズになりますので内部にはクモリがかなり出ているものも多く、状態が良いものを見つけにくいというのも特徴です。
そんな時はカニ目レンチという工具を使うと簡単に分解できるレンズですので、簡単にクモリだけ拭き取ってあげるのもいいかもですね。
クモリを拭き取るだけでかなりくっきりはっきり写るレンズになるので、是非試してみてください。
ただし分解パーツの順番を忘れないように・・・自己責任です。


近所を散歩しながら撮影したもの。

質感を独特の世界観で再構築させるライカ系のレンズとは違って、リアリティーを追求するタイプ。

外なので撮りやすいのはありますが、クモリを撮ってあげるとここまでクリアな感じになります。
逆にクリアすぎて、面白みがないともいえます。

差し込む夕日を使ってきたねぇキッチンの写真を。
淵の水垢までくっきり写っています。
半世紀以上前だとそれはそれは驚きのレンズ性能だったことが伺えます。

室内の長時間露光で撮影しましたが、ごくごく一般の普通の電気。
手持ちで1/30秒だったと思いますが、さすがはレンジファインダーです。
ISO100のフィルムでも手持ちで室内撮影までできてしまうのは、一眼フィルムだったらかなり厳しいかもしれませんね。

これはゾウさん?ですね。
ゾウさんといえば先日久しぶりにクレヨンしんちゃんを見ましたが、しんちゃんがゾウさんやらなくなってました。
コンプライアンスというやつでしょうか。
Canon 50mm f1.8 L39は価格もお安く入手できる中古オールドレンズ入門用として最適です。


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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。
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