Kotaro Studio

オーディオ機材案内所

ループバック機能:オーディオルーティングの仕組みと対応機種活用法

5月 11, 2024
この記事はAmazonをはじめとした各種広告を含みます。

音楽制作やポッドキャスト制作を始めたばかりの方々にとって、さまざまな用語や技術が複雑に感じられることは珍しくありません。

その中でも「ループバック」は、初心者が最初に理解しておくべき重要な概念の一つです。

このガイドでは、ループバックとは何か、どのように利用されるか、そしてそのメリットや注意点について詳しく解説。

最後に具体的にループバック機能が搭載されたおすすめのオーディオインターフェイスも紹介しますので、是非最後までじっくり読んでみてください。

ループバックとは何か?

すごく小難しい印象を与えてしまってはいけませんので、超簡単に説明すると、パソコンの音とあなたの音声を一緒に配信できるようにすることです!
パソコンで音楽流し、それをBGMにしながらポッドキャストの収録なんかができます。

icon image

ループバック(Loopback)とは、簡単にいうとオーディオ信号を出力から入力へ内部的に戻す機能です。

内部的に戻すのでミキサーを使って物理的にループさせる必要がないことが特徴です。

この機能は、オーディオインターフェースやコンピュータのサウンドカードに直接搭載されており、音楽制作やオンライン配信のさまざまな用途で使われます。

ループバックを使うと、複数のオーディオソースを1つにまとめたり、他のアプリケーションからの音声を録音したりすることができます。

ループバックは、特に以下のようなシーンで特にで役立ちます。

  1. ゲーム実況やオンライン配信:ゲームの音声とマイク音声を同時に録音して配信する。
  2. ポッドキャストやインターネットラジオ:複数のオーディオソースを使って、クリエイティブなコンテンツを制作する。
  3. 音楽制作:ソフトウェアシンセサイザーや他のアプリケーションからの音声を取り込み、独自のトラックを作成する。

ループバックは、音楽制作やオンライン配信で幅広い用途があります。

特に、複数のオーディオソースを組み合わせて録音する場合や、他のアプリケーションからの音声を取り込む場合に便利です。ここでは、ループバックの一般的な用途と、その利点について詳しく説明します。

ゲーム実況やオンライン配信

ループバックは、ゲーム実況やオンライン配信でよく使われます。

例えば、ゲームの音声と自分のマイク音声を同時に録音して配信するためにはループバック機能を利用する必要があります。

また、オンラインミーティングでは、複数のオーディオソースからの音声を1つにまとめて、クリアな音質で配信することができます。

これをループバック機能を使わずにアナログミキサーでやろうとすると大変な労力になります。

ポッドキャストやインターネットラジオ

ポッドキャストやインターネットラジオでは、ループバックを使って異なるオーディオソースを組み合わせます。

これにより、インタビューやゲストとの会話を録音したり、複数の異なる環境のマイクを使用してクリエイティブなコンテンツを制作したりすることができます。

音楽制作

音楽制作では、ループバック機能を使ってソフトウェアシンセサイザーや他の音楽アプリケーションからの音声を録音することができます。

ただし、ソフトウェアシンセサイザーの場合は、特にループバック機能を設定しなくても、内部でオーディオトラックに変換することができることがほとんどですので、特に意識することはなさそうです。

どうしてもリアルタイムでのカラオケや、ソフトウェア音源と、例えばボコーダー付きのシンセサイザーとボーカルなど複雑な環境で使用する場合は、ループバック機能よりもドライバーの管理の方が複雑になるケースが多いです。

ループバック機能のメリット

ループバックを使用することで、録音や配信における柔軟性と効率性が向上します。

ループバックの主なメリットは以下の通りです。

柔軟な録音 ループバックを使うことで、複数のオーディオソースを組み合わせて録音できます。例えば、音楽制作では、ソフトウェアシンセサイザーや外部のオーディオ機器からの音声を1つのトラックとして録音できます。これにより、よりクリエイティブな音楽制作が可能になります。

マルチソース録音 ループバックを使うと、異なるオーディオソースからの音声を同時に録音できます。これは、ゲーム実況やポッドキャストなどで非常に便利です。複数のオーディオソースを1つにまとめることで、配信や録音の手間を省くことができます。

オーディオアプリケーションの組み合わせ ループバックを使うと、異なるオーディオアプリケーションを組み合わせて録音や配信が可能です。例えば、音楽制作ソフトウェアとオーディオツールを組み合わせて、より複雑な録音を行うことができます。これにより、制作の自由度が高まり、独自の音楽やコンテンツを制作できるようになります。

ループバックの注意点と課題

ループバックは非常に便利な機能ですが、使い方によっては注意が必要です。

以下は、ループバックを利用する際の注意点と課題です。

フィードバックのリスク

ループバックを適切に設定しないと、フィードバック(ハウリング)が発生する可能性があります。

フィードバックが発生すると、強烈なノイズが発生し、耳にダメージを与える恐れがあります。

これを防ぐためには、出力と入力の設定に注意し、音量を適切に調整することが重要です。

音質劣化

ループバックを繰り返すと、音質が劣化することがあります。

特に、ループバックを何度も行うと、ノイズや歪みが発生する可能性があります。

最小限のループバックで高品質な録音を心がけることが大切です。

例えばこちらのノイズの発生記事でも紹介していますが、一部ループバック機能を使い、何かのトラックにコンプレッサーなどが設定されている場合は、内部のループ処理で思わぬノイズに見舞われるリスクがつきまといます。

icon image

ループバック搭載オーディオインターフェイス

それでは実際に配信する際に便利な、ループバック機能を搭載したオーディオインターフェイスのおすすめ製品を紹介します。

とはいえ、昨今のフィールドレコーダーなどオーディオインターフェイスを搭載しているレコーダーなども基本的にループバック搭載のものがほとんどになってきました。

32bitもで始めた当初は珍しい機能でしたが、今後32bitもどのオーディオ製品も標準装備になっていくことを考えると、ループバックができない高級機種というのを探す方が難しいくらいになってくるでしょう。

ここで紹介する製品は、音質や接続性、互換性などの面を考慮し、総合的に優れた製品をピックアップしてお届けしています。

ここで紹介するオーディオインターフェイス以外にもループバック搭載機種はあるかと思いますので、この記事の製品にしっくりこない方、予算に合わないという方は、是非根気良く探してみてください。

ZOOM ( ズーム ) / UAC-232 オーディオインターフェイス

フィールドレコーダーではなく、オーディオインターフェイスとして32bitを初めて搭載した機種であり、2023年以降でオーディオインターフェイスを導入するとすればやはり32bitが圧倒的に便利です。

ZOOMは32bitの日本における先駆者的な存在でもあり、その昔からオーディオインターフェイスも音質が非常にクリアで定評でした。

筆者も基本ZOOM製品に囲まれて暮らしていますが、このオーディオインターフェイスも素晴らしい製品です。

特にデザインにこだわりがなければ基本のオーディオインターフェイスはこれでOK。

ZOOM ( ズーム ) / UAC-232 オーディオインターフェイス (サウンドハウス)

ZOOM製品は近年だと革新的かつ、コスパの高いものが非常に多いので、リリースと同時に在庫切れになることが多いです。

サウンドハウスさんはおそらくですが、肌感覚的に転売屋防止策として在庫を小出しにする傾向があるように感じるので、他で在庫がなくなっていたとしても、ふとした瞬間在庫ありになったりする可能性があるので、こまめにチェックすることをおすすめしています。

ロックオンでもチェックしながら、是非最安値でゲットしてください。

Rock oNでチェック
ポイント

この機種で配信から音楽制作、さまざまなことが一本で行えます。
4ch以上のオーディオインターフェイスが必要な場合でも、ミキサーやデジタルミキサー兼のオーディオインターフェイスとの併用を検討しながら機材環境を整えていくといいでしょう。

おすすめのマイクロフォン

ZOOM ( ズーム ) / UAC-232 オーディオインターフェイスにおすすめのマイクロフォンですが、やはり当スタジオとしてはLCT540Sを激しくおすすめします。

LCT540S 価格比較

ルイットの名機はたくさんありますが、その中でも540Sは最高傑作の一つとなります。