MIDI

【時短編集】効率化を図るLogic ProのショートカットキーとおすすめのMIDIコントローラー

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Logic Proは、音楽制作の効率を大幅に向上させる豊富なショートカットキーを提供しています。

これらのキーは、編集、録音、ミキシング、マスタリングなど、あらゆるプロセスを迅速化し、よりクリエイティブな作業に集中できるように設計されています。

やはり編集作業はマウスレスであればあるほどスムーズに便利に行うことができますので、いくつかのショートカットキーは必ずマスターできるように覚えておいてください。

ポイント

この記事で紹介しているショートカットキーはLogicの操作の中でも特に現場でプロがよく使うキーを厳選しています。
最低限この記事で紹介したショートカットキーを覚えると、マウス使用率は極端に下がります。
特にLogicの操作はMIDIコントローラーなどを駆使すればほぼマウスレスで完結することができます。
この記事をブックマークして、完全に覚えてしまうまで何度も読み返して勉強しましょう!

簡易紹介:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
プログラミング(C)を株式会社ジオセンスのCEO小林一英氏よりを学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプログラマー、音響エンジニアとして知識とスキルをシェアしていきます

Healing Music

一文字系をマスター

まずは一文字系をマスターして効率よく機能と画面を切り替えていきましょう。

キー機能
Xミキサーを開く/閉じる
Iインプットモニタリングの切り替え
M選択トラックのミュート切り替え
S選択トラックのソロ切り替え
R録音開始/停止
Tツールメニューの表示/非表示
Z選択範囲をズーム/ズームアウト
Aオートメーション表示の切り替え
Pピアノロールの開閉
Oループブラウザの開閉
U選択範囲を設定/解除
Cサイクルモードの切り替え
Eエディタを開く/閉じる
Bスマートコントロールを開く/閉じる
Nスナップモードの切り替え

編集作業を速めるコマンド

編集作業は音楽制作の中でも特に時間がかかる部分です。

ショートカット機能
Command + C選択範囲をコピー
Command + Vコピーした範囲をペースト
Command + X選択範囲をカット
Command + Z直前の操作を取り消し
Command + Shift + Z取り消した操作をやり直し
Command + T選択範囲でトラックを分割
Command + Aすべて選択
Command + D選択範囲を複製
Command + Arrow keys選択範囲を微調整 (左右で移動、上下で拡大/縮小)
Command + B選択範囲の境界を調整
Command + M選択範囲をミュート
Command + R選択範囲をリピート

ミキシングとマスタリングのショートカットキー

ショートカット機能
Xミキサーを開く/閉じる
Command + 2メインミキサーウィンドウを開く
Vオートメーション表示/非表示
Aオートメーションモードの切り替え
M選択トラックのミュート切り替え
S選択トラックのソロ切り替え
Control + Command + Mすべてのミュートを解除
Control + Command + Sすべてのソロを解除
Command + Clickパンコントロールのリセット
Option + Clickフェーダーをユニティゲインにリセット
Command + Drag複数のフェーダーを同時に調整

プロジェクト管理のショートカットキー

ショートカット機能
Command + Sプロジェクトを保存
Command + Oプロジェクトを開く
Command + N新しいプロジェクトを作成
Command + Wプロジェクトを閉じる
Command + Z直前の操作を取り消し
Shift + Command + Z取り消した操作をやり直し
Command + , (comma)環境設定を開く
Option + Command + Pプロジェクト設定を開く
Command + Bプロジェクトをバウンス(書き出し)
Command + Iインポートオプションを開く

トラックの拡大と縮小

ショートカット機能
Command + Arrow Upトラックの縦方向の拡大
Command + Arrow Downトラックの縦方向の縮小
Command + Arrow Rightトラックの横方向の拡大 (詳細表示)
Command + Arrow Leftトラックの横方向の縮小 (概要表示)
Option + Command + Arrow Upすべてのトラックの縦方向の拡大
Option + Command + Arrow Downすべてのトラックの縦方向の縮小

フェードアウトとフェードイン

操作機能
Control + Shift + Drag (at the region’s start/end)フェードインまたはフェードアウトの作成
Command + Drag (on the fade handle)フェードのカーブを調整

書き出しに関するショートカット

  1. バウンスプロジェクトまたはセクション (Bounce Project or Section):
    • Command + B: 現在のプロジェクトまたは選択されたセクションをバウンスします。これにより、バウンスウィンドウが開き、書き出し形式やその他のオプションを選択できます。
  2. オーディオファイルとして書き出し (Export as Audio File):
    • Shift + Command + E: 選択されたオーディオリージョンをファイルとして書き出します。これは、特定のリージョンやサンプルを素早くエクスポートする際に便利です。
  3. すべてのトラックをオーディオファイルとして書き出し (Export All Tracks as Audio Files):
    • Shift + Command + R: プロジェクト内のすべてのトラックを個別のオーディオファイルとして書き出します。これは、マルチトラックレコーディングを他のDAWやプラットフォームに移行する際に特に有用です。

プラグインを追加するショートカット

  • プラグイン追加: Command + Click でトラック上のインサートスロットをクリックし、プラグインメニューを開きます。

プラグインを迅速に追加することで、サウンドの調整やエフェクトの適用がスムーズに行えます。

ポッドキャストに便利なリップルカット

操作機能
Command + T選択箇所でリージョンを分割
Delete (or Backspace)選択したリージョンを削除
Shift + Backspace (or use the Marquee Tool)選択したリージョンを削除し、後ろのリージョンを自動的に前に移動させる

注: Logic Proには直接的なリップル削除機能はありません。上記のショートカットは、リップル削除に似た結果を得るための一般的な方法です。編集作業の流れをスムーズにするため、これらのショートカットを組み合わせて使用してください。

おすすめのMIDIコントローラー

USB接続をして、フェーダーやパンなどをコントロールできればマウスレスは一層進みますし、上記のLogic系のショートカットだって、JavaScriptなどを使わずにコントローラーにアサインしたり、そもそものDAWソフトごとにアサインが割り当てられていたりと大変便利になります。

本格的に音楽制作をしたい方や編集作業が多い方は是非MIDIコントローラーを導入することを検討してみましょう。

ポイントコントローラーは基本的に鍵盤とセットになったものと、鍵盤はなく操作類だけ独立したものの二種類になります。
こちらの記事も是非参考にしてみてください。

Akai Professional

やっぱりシンプル定番で使いやすいな〜と感じるのがAkai。

この分野では老舗中の老舗メーカーです。

LaunchControl XL MKII

こちらも安心安定の老舗ブランドです。

一つ一つのパーツがしっかり作られているので、安価で購入はできますが、しっかりと所有感も感じられる点がGOOD!

nanoKONTROL2

小さくてお値段もとにかく手頃。

でも意外とこれで充分だったりします。

使いやすい鍵盤とこのコントローラーがあれば、だいたいの制作はOK!

X-TOUCH ONE

すべてのDAWソフトのアサイン情報を使い分けることができてとても便利です。

バスパワーでは動かないのですが、その分USBハブ機能もついていて、どっしり構えてスタジオ制作したい方におすすめしたい機種!

こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。 日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。