【聴き比べあり】ポッドキャストやナレーション収録の2つの必需品
ポッドキャストや動画配信を始めたけどいまいち音質がしっくりこない。
リップノイズや口元の音が気になる。
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実はいくつかのコツを解決するだけで音質は劇的にアップします。
簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます
結論:この2つのアイテムを使ってください
ポッドキャストの音質向上に大きく貢献してくれるアイテムがポップガードとマイクスタンド。
発音する単語によっては波形がとんじゃってうまくノーマライズできないんですよね!
『パイナップル』とか、『パリ』とか、『プリン』とかいっちゃうとそこだけ『ちょーーーん』ってなりますよね。
大丈夫です。
そんな悩みもこのポップガードで解決です。
ポップガードはこれ
ポップガードの方はステッドマンのポップガードを使ってください。
これはもう劇的に改善されます。
STEDMAN ( ステッドマン ) / PROSCREEN 101 をサウンドハウスで見るもちろんプロのボーカル収録現場でもバリバリに使います。
とにかくもう口元関係のノイズが劇的になくなります。
歌の収録なんかでもこれなしではもう考えられません。
筆者も経験上様々なポップガードを知っていますが、このポップガードほどの感動を味わえる機種はありません。
ポッドキャストの場合やっぱり単語ごとにでるノイズ、吹き込みなど歌の収録とは違ったところに神経を使いますよね。
視聴
これからポッドキャストを始められる方はルイットの540Sがおすすめ!
視聴してみてね!
【保存版】LEWITTっていいマイクですか? 大口径マイクシリーズの選び方
まずはこちらLCT540Sにポップガードを何もつけずに収録した様子です。
次にLCT540Sに付属している純正のポップガードを使用してみます。
ルイットの製品は本当に細かいところまでよく考えて作られており、540Sに付属のポップガードはかなりしっかりした作りで、基本的には540Sとマイクスタンド、マイクケーブルだけ買えばかなりのクオリティーで音声配信を始められます。
LEWITT ( ルウィット ) / LCT 540 S をサウンドハウスで見る続いてステッドマンのポップガードを使用して話しています。
さらにEQで調整した版がこちら
STEDMAN ( ステッドマン ) / PROSCREEN 101 をサウンドハウスで見る吹かれノイズ自体は純正が一番少ないように聞こえますが、音質自体はステッドマンが圧倒的です。
今回はあまり微調整せずに設置していますが、吹かれノイズが最も少ない距離にステッドマンを設置することでこの音質をキープすることができます。
マイクスタンドはこれ
これもかなり重要なんです。
おしゃれは足元から。
オーディオも足元からです。
実はポッドキャストでいいマイクを買ったのにいまいち音質が向上しない理由の中にアームスタンドを使っているというのが原因かもしれません。
アームスタンド使っていませんか?
フレキシブルに宙に浮かせられるし、デスクのスペースを幅広く使えるというメリットがあり人気の商品ですが、ポッドキャストの場合は一度これに換えてみて!
K&M ( ケーアンドエム ) / 23325 卓上マイクスタンド をサウンドハウスで見る同じ商品で高さ調節できないタイプが千円くらい安く売ってますが、調節できる方がいいです。
さらにクラシックプロのものもありますが、やはりK&Mの方が音がいいですね。
届いた時にびっくりするくらい重いと思います。
この重さが重要なんです。
振動が逃げない。
そんなことで?本当に変わるの?
変わります。
今日ご紹介した二つのアイテムはあなたのポッドキャスト収録の音質問題をかなりの割合で改善してくれることでしょう。
まとめ:ちゃんとステレオになってる?!
あなたのポッドキャストの音質を改善するアイテムを2つ紹介しました。
最後に、あなたのポッドキャストの音質を改善する方法をお伝えして終わりにしましょう。
それはステレオ収録になっているか?という点です。
ちょっと大袈裟に極端に収録していますが、こちらを聞いてみて!
ステレオになると空間の広がりがしっかり感じられます。
先ほどのステッドマンの視聴音源自体はモノラル収録のモノラル配信。
例えば音声自体がモノラル収録だったとしても、BGMなどを挿入し音声をセンターに置くなど、書き出しファイル自体はステレオで書き出すことが重要です。
昭和時代であれば、モノラルのテレビが主流だったこともあり、放送局やアナウンサーなどもモノラル収録が当たり前、モノラルでいかに高音質にお届けするかを試行錯誤してきましたが、現代ではモノラルで視聴する方の方が少数派になっているのではないでしょうか。
ワイヤレスイヤホンや、ヘッドホン、必ずステレオで視聴します。
最近の音の出口は素晴らしい技術によって超高音質です。
でも肝心の音を届ける入り口側がモノラル配信だと、やはりミスマッチですよね。
ポッドキャストでのステレオ録音のアイディアは様々です。
音声自体をしっかりステレオで収録するのも最高。
例えばこちらの収録ではLCT540sをNOS方式でステレオ収録した音源。
1:25~1:53 まではLCT540Sステレオペア
1:54~6:45 までは無指向性ステレオペア
6:46~31:00 まではLCT540Sステレオペア
31:00~ラストまでは無指向性と指向性のワンポイントが混ざっています。
ステレオの各方式についてはこちらの記事を参照してください。
ちなみにKotaro Studio のポッドキャストはAnchorを使ってます!
ポッドキャストでANCHORを選ぶ3つの理由&はじめる4つの手順
みなさんの音質が向上することを願っています!
ステッドマンやK&Mなどオーディオ製品全般に言えることですが、円安や物価上昇の影響を受けやすいので音質で悩んでいる方は迷わず買ってください。