【HD25 ケーブル交換】分解と修理まで徹底解説
愛すべきHD25が左側から音が鳴らなくなりました。
HD25は構造もシンプルなので、そんな簡単に壊れるということはありませんしちょっとした接触の問題と思い分解修理をしてみましょう。
接触不良のケースが多いので全体の流れをシェアしておきます。
簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
プログラミング(C)を株式会社ジオセンスのCEO小林一英氏よりを学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプログラマー、音響エンジニアとして知識とスキルをシェアしていきます
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ケーブル交換にはT6ドライバー
ケーブルの交換はT6ドライバーが必要です。
ついでにマイナスドライバー持ってない方は分解したり、テコとして使うなど音響やるなら一本あると便利なので持っておきましょう。
最初は硬いので注意
こんな感じで外せば取れます。
左側の長いケーブルもヘッドの部分からしっかり引っこ抜いちゃって大丈夫です。
交換後のケーブルを押し込むとしっかりはまるので問題ありません。
交換ケーブル
筆者がおすすめしているのはカールケーブルです。
これはスタジオで作業していると遭遇する数々のトラブルからヘッドホンを守ってくれます。
自分は気をつけていてもクライアントがひっかけたり、最悪の状況になったりすることもあるのでお守りがわりにカールケーブルにしておくのはかなりおすすめです。
筆者もこれには何度も救われました。
おすすめのカールケーブルをサウンドハウスでチェック他にもカラフルなタイプもあります。
このあたりはカスタマイズが楽しめるHD25ならではと言えますね。
HPC-HD25 V2 Red 交換用ヘッドホンケーブルをサウンドハウスでチェックヘッドクッションも色付きに変更可能。
イヤーパッドなども実に様々な種類が登場しています。
HD25は後述しますが、構造があまりにもシンプルなためこういったパーツがたくさんあるのは嬉しいですよね。
色もついていないので派手さはないですが、オーソドックスで付け心地は最高です。
もう少し極厚タイプのパットも売っていますが、音が篭りがちになったり、夏場がしんどいと感じることもあり、全体的にバランスの取れているこちらがおすすめ。
Kotaro StudioおすすめのHD25用交換イヤーパッドをサウンドハウスでチェック分解と修理方法
今回は左側から音が鳴らなくなったのでケーブル交換、交換後も改善しないため修理してみました。
修理といっても構造がシンプルなHD25ですので、ただの接触問題というケースが多いのです。
イヤーパッドを外してマイナスドライバーで上の部分を開けて外します。
赤丸の部分にマイナスドライバーをかませばプラモデルの要領で外れます。
プラスチックのカバーを取り外すと配線が見えてきますので、矢印の部分のどちらが接触不良か突いてみてチェックしてください。
今回は赤いケーブルを突っつくと音が鳴り、こちらの不良だったので、いじってみます。
半田部分を確認。
こちらもプラモデルの要領で外れますので半田部分を手直し。
ここは断線するとご臨終になりますので、慎重に。
半田を足したり押し付けたりして、音が鳴るポイントを探ると復活するケースがあります。
筆者は今回押し付けるだけで回復。
元に戻して終了です。
半田付けができる方はしっかり補強しておくのもいいかもしれません。
デバッグの方法
プログラムでも同じですが、デバッグは基本50:50で可能性を半分ずつ潰していきましょう。
まずは大局、ハードかソフトか?
ハードならケーブルか、内部か?
内部ならここか、あそこか?
などシンプルに50:50で特定していくのが一番効率的です。
プログラムコードのデバッグも同様の手順で行えば最短で問題箇所を発見できます。
ただし、分解修理は自己責任でお願いしますね。
もうどうしても音が出なくて仕方がない、だから『ダメ元で』の精神が重要です。
治ったらラッキー。
治らなかったらHD25をもう一個。
HD25はそれくらいの名機です。
HD25 密閉型モニターヘッドホン をサウンドハウスでチェックプログラミングに関しては音響で使えるプログラムのサンプルコードなども掲載していますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね!