【作例多数】XF33mmF1.4 R LM WR を連れて北海道の旅
富士フィルムXF33mmF1.4 R LM WRを連れて北海道旅行へ。
帯広空港から松山千春の出身地である足寄町。
メロンやラベンダーで有名な富良野〜アイヌの街阿寒まで。
ボディはX-T30を使用。
GOOPASSさんでボディとレンズがセットでレンタルできるプランがありますのでこちらを利用しています。
X-T30[ブラック] + XF33mmF1.4 R LM WRは16,380円/月 (Lv3 PASS)でレンタルできるため購入よりもかなりお得。
旅行やイベントでピンポイントに使いたい場合はGOOPASSさんでレンタルしてください。
写りと操作感
X-T30との相性は抜群。
富士フィルムのカメラを手にする喜びを噛み締めます。
35mm判換算:50mm相当ですので非常に使いやすい画角でありF1.4の余裕は心強い存在です。
大口径レンズだけあり手に持った時の所有感は大きく、絞りリングも一瞬で手に馴染みます。
ここのラベンダー畑はなんと無料で入場できます。
富良野の紹介で後述しますね!
足寄町
写真は足寄町の一歩手前の勇足という場所。
帯広からは、勇足を通り、足寄まで行きます。
北海道の広さを痛感?実感する距離感です。
フォトスポットとして人気のオンネトー湖はこの足寄町からさらに1時間以上車を走らせる必要があり、ロケ撮影をするには足寄を基地にする必要があります。
足寄町(あしょろ)は松山千春や鈴木宗男の出身地として有名です。
また、画家のはせくらみゆきさんもおそらく足寄出身。(傘にもなる巨大なラワンブキと北海道のちょうど田舎と発言していたため)
松山千春の実家は隠れた観光スポットとして30年ほど前までは観光バスが出ていたほどだそうです。
今でも足寄駅では松山千春ミュージアムがあり、地元の人はもちろんたくさんの人から愛され続ける足寄のヒーロー。
帯広空港から車で1時間半〜2時間ほどですので、やはり北海道はでっかいどーということになります。
足寄の名物といえば、巨大ラワンブキなんです。
ラワンぶきは足寄町の螺湾(ラワン)地域に自生しているアキタブキの仲間で高さ3m、太さが10cm以上に育つ日本一大きなフキ。
足寄駅ではラワンブキのソースがかかったソフトクリームなんかも売っていました。
非常に美味しかったです。
オンネトー湖
足寄町の有名な観光スポットとしてはオンネトー湖があります。
この画角ですので、基本的にはスナップ思考になりがちですが、場所によっては風景写真も十分対応できますね。
足寄は非常に広い街。
足寄の中心地からオンネトーまでは車で1時間ちょっとかかります。
オンネトーにある温泉、地元では別名アイヌの病院とも言われており、アイヌの人たちがどこか悪いところがあったり、怪我をしたときはこの温泉に癒されに来ていたそうです。
アイヌの郷、阿寒はオンネトーからは車で20分程度。
大昔なら歩ける距離です。
アイヌの郷は現在伝統民芸品売り場になっていて、一部当時の生活を紹介する場所があるのみ。
筆者がいったのが7月の下旬、熱中症対策に勤しむ本州とは違い阿寒はまるで冷房のような涼しい風が吹いていました。
半袖Tシャツだと寒い人もいるはず。
富良野
富良野といえばラベンダー畑や北の国からの聖地、またメロンやワインなども有名な北海道のヘソに当たる部分。
今回はラベンダーファームで有名な『かんのファーム』に行ってきました。
かんのファームはなんと無料。
駐車場代もかかりません。
ラベンダー畑の下に設営しているお土産屋さんでラベンダーなどを購入することができます。
こちらではゆでとうきびをいただきました。
ゆでとうきびといっても神戸出身の筆者は最初なんのことかわからなかったんですが、”とうきび=とうもろこし”のこと。
とにかく広大な大地を持つ北海道の中でもさらに広大な富良野ではとうきびやメロンの直売所がいたるところにありました。
中心地の道の駅でもお土産用のブランドメロンやとうきびが売っています。
かんのファームでのゆでとうきびや、このような室内の撮影で現れるXF33mmF1.4 R LM WRの特徴といえばシャドウの質感。
シャドウのグラデーションが美しいレンズはやはり心が躍ります。
このあたりがどんなにスマホが発達してもカメラを使う理由の一つではないでしょうか。
北海道の交通事情
とにかく広い北海道は本州の感覚で運転すると大変です。
一般道でさえ延々と続く一本道。
片道4時間の距離でもナビはほとんどしゃべりません。
街から街への移動の最中も信号はほとんどありません。
追い抜きは当たり前。
(推定)150kmで走り抜けていく車もあれば、法定速度を守る車、さらに農業用の車もたまに左に寄せて走っています。
あれだけ広いのに取り締まりもしっかりあるそうで、一本道では、追い抜き追い抜かれの攻防が結構あります。
取り締まり対策でやはり早い車に先に追い抜いてもらってその車を師匠としてついていくのが最も安全。
富士フィルムと北海道の色味
普段ソニー党の筆者が北海道の旅で富士フィルムを使ってみたかったのは、イメージしていた富士フィルムの色合いが北海道に合うんじゃないか?と思ったからでした。
結果はイメージ通り、富士フィルムの色作りは北海道にぴったり。
フルサイズのカラーグラデーションに慣れているとAPS特有の荒さは若干感じますが、富士フィルムのAPS機はその辺りもうまくコントロールしてくれるカメラなので、シャドーのグラーデーションが美しくXF33mmF1.4 R LM WRと組み合わせればフルサイズ機もびっくりのクオリティーで撮影できます。
XF33mmF1.4〜ポートレートとの相性
印象深かったのがXF33mmF1.4でのポートレートの相性。
残念ながら掲載許可が得られていないので今回はポートレートの公開はできませんが、肌乗りなどはさすが富士フィルム。
特にシャドーのグラデーションが印象深いXF33mmF1.4は美しく肌の質感を表現することができます。
注意点としてはF1.4という存在。
全開放で使うということはほとんどありませんが、一段、二段絞ってのF2.0付近と、全開放でのF2.0付近は大きな差が出ます。
そのためのF1.4であることをしっかり理解した上で、全開放で撮影することは避けたいところ。
この組み合わせがおすすめな人
おすすめ
- スナップ中心な旅行
- 富士フィルムの色が好きな人
- 広角はiPhoneでOKな人
- 暗い場所での撮影が不安な人
ミラーレス一眼ですので高級コンデジなどに比べると多少荷物感は感じますが、iPhoneやコンデジでは決してだせない味とボケを楽しめます。
広角もやっぱりミラーレス一眼で、という方は富士フィルムは広角域のレンズも素晴らしいものがあります。
特におすすめなのは、XF16mmF2.8 R WR
こちらもXF33mm同様防じん・防滴と-10度の耐低温構造になっているため「X-Pro2」「X-T2」「X-T3」「X-H1」などと組み合わせれば、小雨や寒い北海道でも安心して撮影できます。
広角単焦点で写りもいいのにお求めやすい価格はAPSならでは。
APS機の恩恵をしっかりと受けられるポイントになりますね。
広い大地を持つ北海道ですので、滞在場所によっては夜は街の明かりが入らず満点の星空になることが多いです。
星空の写真は超広角レンズで撮影すると美しいですよね。
フジノンレンズ XF8mmF3.5 R WRだと、美しく撮影できますし、広大な北海道の風景を撮影するときにも必ず重宝します。
こちらは18mm単焦点とは違い、さすがにお値段10万前後となりますし、使うシーンは限られてくるためレンタルでもおすすめ。
富士フィルムはカメラのデザインもフィルム時代をしっかり意識して作られていますので古き良き時代のフィルム感を思い出しながら撮影することができます。
やっぱりシャッター速度がダイヤル式なのはフィルム世代にとっては嬉しい限り。
富士フィルムのフィルム機の面影を残す強いこだわりですよね。
旅のお供や、日常の散歩スナップには是非今回のセットで楽しんでみてください。
北海道へのアクセス
神戸から北海道へは札幌であれば神戸空港から直行便が出ています。
北海道の航空会社AIRDOで検索してみてください。
今回の記事のように帯広空港に発着する便は神戸空港からは出ていないため、筆者の場合は、新幹線で新神戸から品川駅(2023年7月時点で約15000円)
品川から羽田へ移動し、羽田から帯広の移動となりました。
ちなみに関西国際空港からはピーチで帯広まで出ています。
北海道内の移動はレンタカーがなければ不可能に近いと思っておいてください。
必ずレンタカーの予約が必須となります。
宿やレンタカーの予約はじゃらんがおすすめ!
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!ちなみに帰りは帯広→羽田、羽田から神戸空港までスカイマークを使いました。
お値段は羽田→神戸空港まで約18000円(この区間では最安付近だと思います)でした。
約50分で東京から神戸に移動できます。
新神戸⇔品川の3時間は思いの外長く感じるため飛行機での移動もいいのかなとは思います。
ちなみに品川(新幹線)から羽田への移動は30分ほどですので、新幹線3時間、飛行機50分(➕30分)と値段と自宅までの移動を天秤にかけてベストな選択をしてみてください。
筆者はもうトントンという感じで未だに迷っています。
やはり飛行機は飛ぶまでの心理的時間がすごく長いですよね。
北海道の方は神戸についたらポートライナーに乗り、最短の観光地が「神戸どうぶつ王国」。
基本的には終点の三宮まで出て神戸観光を楽しんでくださいね。
執筆:こうたろう / 音楽家・宗教文化研究家
音楽大学で民族音楽を研究。
卒業後ピアニストとして活動。
インプロビゼーション哲学の研究のため北欧スウェーデンへ。
ドイツにて民族音楽研究家のAchim Tangと共同作品を制作リリース。
ドイツでStephan Schneider、日本で金田式DC録音の五島昭彦氏から音響学を学ぶ。
録音エンジニアとして独立し、芸術工房Pinocoaを結成。
オーストリア、アルゼンチンなど国内外の様々なアーティストをプロデュースし、宣材写真や他レーベルのジャケット撮影などフォトグラファーとしても活躍。
写真家:村上宏治氏の映像チームで映像編集&音響を担当。
現在はヒーリング音響を研究するCuranz Soundsを立ち上げ、世界中に愛と調和の周波数を発信中。