Sony α6400 でのシネマティック動画撮影の設定方法

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APSサイズのミラーレスカメラとしてα6400は最高の選択肢の一つです。

当スタジオでもアルゼンチンの取材担当が現地で使っています。

青いタンゴ礁

その他ドキュメンタリー映像の制作のための素材撮りなどでメインカメラ顔負けの活躍をしてくれています。

今回はα6400のシネマティック撮影で使っている設定、実際にアルゼンチンのチームに指示している設定項目を公開し、みなさんの参考にしていただければと思います。

ピクチャープロファイル

α6400のピクチャープロファイルは初期設定だと次のようになっているかと思います。

  • PP1:Movie
  • PP2:Still
  • PP3:ITU709
  • PP4:ITU709
  • PP5:Cine1
  • PP6:Cine2
  • PP7:S-Log2
  • PP8:S-Log3
  • PP9:S-Log3
  • PP10:HDR1/2/3

この中でもほぼ使わないのがPP7まで、S-Log2までですね。

基本的に使うのはPP8以降の設定になります。

ポイントS-Log3があるのにわざわざS-Log2を選ぶ理由はないという理解でOKです!

HLG(Hybrid Log Gamma)

S-Log3の場合は普段撮影慣れしていなかったり、取材スタッフがさっと撮影するにはある程度のカラグレの知識や、編集を想定しないと難しい場面があるため、今回の設定例ではPP10のHLGを使用します。

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HLGとは、イギリスのBBCと日本のNHKが放送用に開発した規格です。

PP10の細かい設定

PP10の中でも内部処理させるための詳細設定があります。

これはもちろん状況などによって様々変えていけばいいですが、当スタジオでアルゼンチンスタッフに指示している内容をメモしておきます。

  • ブラックレベル:+1
  • ガンマ:HLG3
  • ブラックガンマ:中 0
  • ニー:マニュアル 100%(スロープ+5)
  • カラーモード:709
  • 彩度:-2
  • 色合い:0
  • 色の深さ:0
  • ディティール:-3

シャッタースピードは1/60

ホワイトバランスは5500K

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SMPTE 196M規格は、フィルム投影の色温度として5400Kで指定しています。
デジタル時代にはあまり関係ないですが、伝統的な一つの基準値としてこの5400Kを覚えておきましょう。

もちろん4K / 30P

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F6やサウンドデバイスなどフレームレートを設定できる録音機材の場合は29.97Dに合わせてください。

フィールドレコーダー ZOOM F6 ビデオグラファー必須の一台

もう一度言うよ!何度でも言うよ!カメラにマイクを挿さないで!

FINAL CUT備忘録 レコーダーの音を映像と合わせる方法 “クリップの同期”

他はISOと絞りで調整するように指示しています。

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このように設定しておけば、撮影者が動画編集やカラグレの知識がほぼゼロでも絞りとISOで明るさや見え方が変わると教えておけばFIXでの素材収集はばっちりですね!
そのためカラーモードも709にしてあります。

REC709 とは?Logで撮影できる色域を把握する

HLG3

HLG3はノイズレベルが高い反面、HLGの中では最もダイナミックレンジが広く撮れます。

ダイナミックレンジとはこちらの記事のデッサンでの比喩のように、影の部分もしっかり撮る能力という例えで差し支えないでしょう。

これなら分かる!Log撮影とはなにか?!絵画で理解

S-Gamut3.Cine

ただし、FX30と合わせたい場合や、意図がある場合は遠隔でもPP8でS-Gamut3.Cineを設定してもらうこともあります。

Kotaro

音大を卒業後ピアニストとして活動。 自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。 帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。 独立後、音楽レーベルを立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。 株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。