【2025年最新版】一本さすだけでOK!?プラグインパワーが使えるレコーダー5選
この記事の目次
オーディオ録音をするときには、マイクとレコーダー、そして聞くためのヘッドホンが必要です。
この三種の神器は取り扱いが簡単であればあるほどいいに決まっていますよね。
ケーブルを一本挿すだけでOKなんです。
しかも、やはり2025年版というわけで、32bit録音が可能なモデルに厳選しました。
32bit録音は、誰でも失敗せずに録音ができる優れものですので、初心者の方はもちろん、マイクセッティングだけに集中したいハイアマチュア、プロの方まで32bitのプラグインパワーはかなりおすすめです!
この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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【さらなる専門家の監修】録音エンジニア:五島昭彦
学生時代に金田明彦氏に弟子入り。
ワンポイント録音の魅力に取り憑かれ、Panasonic半導体部門を経て、退職後金田式DC録音の専門スタジオ:タイムマシンレコードを設立。
ジャズは北欧系アーティストを中心に様々な美しい旋律を録音。
クラシック関係は国内外の様々なアーティストのレコーディングを担当しており、民族音楽にも精通。
現在は金田式DC録音のDSDレコーディングを中心にアコースティック楽器の収録を軸に活動中。
世界で唯一、金田明彦氏直系の弟子であり、金田明彦氏自らが手がけた金田式DC録音システムを使用している。
【32bit対応版】プラグインパワーが使えるレコーダー3選
ZOOMとTASCAMそれぞれ音のキャラクターは異なります。
どちらも素晴らしいレコーダーを提供してくれますので、デザインや価格、音質など好みのものを選んでOKです。
ZOOMの場合は特に透明感を感じることが多いため、マイクロフォンの透明感を味わいたい方にはおすすめです。
コスパ最強〜低予算で高音質:H1essential
もっともコスパのこのH1essentialです。
XY方式の内蔵マイクにプラグインパワー入力対応という必要最小限の機能且つ32bit収録が可能というまさにプラグインパワーマイクのためにあるようなレコーダー。
内蔵マイクの性能も素晴らしいので、これ一台でかなりの用途をカバーすることができます。
サウンドハウスさんでは、ヘッドホンとのセット価格で販売されていますので、こちらのセットと当スタジオ制作のオリジナルプラグインパワーマイクを購入すればかなり完璧な録音システムが仕上がります!
H1essential ハンディレコーダー +CPH3000IV ヘッドホン セット(サウンドハウスへ)本格マイクも対応可能:H1 XLR
こちらは96khzまでですが、様々な入力に対応しているのが特徴。
もちろん32bitで収録可能ですが、プラグインパワーの他に、XLRも対応しているのでよりプロフェッショナルな録音も可能となります。
当スタジオのプロモデルであるタイプEのマイクも使用可能ですので、是非お試しください。
こちらはサウンドハウスさんでもセットはないようですが、サウンドハウスさんが最安値となることも結構な頻度でありますので、必ず価格をチェックしてから購入するようにしてください。
H1 XLR ハンディレコーダー(サウンドハウスへ)超小型フラッグシップ: TASCAM FR-AV2 ポータブルフィールドレコーダー
タスカムは一度聴くと忘れられないタスカム独特のサウンドが印象的。
レコーダーそのものに特徴があるので、自然とタスカム色に仕上がるので、好き嫌いがはっきりわかれるメーカーです。
ただ、フラッグシップ機になると、他にはない大手ならではの設計やパーツを使用したりしているので、どちらかというと玄人向きのレコーダーになります。
そんな中でも2025年時点だと、 FR-AV2 ポータブルフィールドレコーダーはお値段少し張りますがおすすめの逸品。
TASCAM Ultra-HDDAマイクプリアンプ搭載ですので、かなりいいマイクアンプです。
3.5mmステレオミニ入力を搭載しており、32bitなので失敗のないレコーディングが可能になります。
タイムコードジェネレーター搭載に、192 kHz収録なので、フィールドレコーディングに必要なほぼすべての機能が搭載された小さな巨人です。
マイクアンプの性能を最大限発揮するためにも当スタジオのマイクはタイプE(ミニXLR型)をおすすめします。
こちらもサウンドハウスさんとの価格比較は必須です。
FR-AV2 ポータブルフィールドレコーダー(サウンドハウスへ)タスカムさんからの32bit条件を踏まえたおすすめは以上です。
他にも32bitシステムのものがありますが、選び方が少し難しいところがあります。
例えばX6とX8の違いは、マイクアンプ、ヘッドホンアンプと明らかな違いがありますし、安価なDR-05Xや07Xなどは、価格からは想像できないほどの高音質、そしてかなり高い水準の音楽鑑賞にも耐えるほどの素晴らしいヘッドホンアンプを備えていますが、24bit収録まで。
やはり一度32bitを味わうともう抜け出せなくなりますので、今からレコーダーを買うのであれば32bitを強く強く推奨します。
【24bit収録】プラグインパワーのレコーダー2選
マイクアンプが素晴らしい:DR-07X
ゲインの調整が必要ですが、24bit収録を許容できるのであれば、DR-07Xは間違いなく名機です。
是非当スタジオのプラグインパワーのマイクタイプAを試してみてください。
驚くような高水準のAB方式のレコーディングが可能になります。
こちらはサウンドハウスさんでは売り切れとなっています。
ありそうでなかった往年の名機:TASCAM(タスカム) DR-60DMKII
こちらは少し古い機種にはなるのですが、ポイントとなるのが、XLRとプラグインパワーのステレオミニが4トラック同時収録可能な点です。
2万円前後のほとんどの機種では、プラグインパワーの回路を使うと、内蔵マイクが同時録音できなかったり、XLR部分は録音できなかったりするのですが、こちらは両方同時に録音できますので、ステレオペアマルチチャンネルのレコーディングが可能。
それが可能になると、かなり高い水準のレコーディングができるようになります。
例えば、こちらの音源はZOOMのF4で収録した音源ですが、2ステレオペアで収録。
バンドネオン部分に使用するメインマイクは市販品のラベリアマイクですが、バイオリン部分にピアノとの補助マイクには当スタジオオリジナルのタイプEを使っています。
このようにステレオペア×2ができる優位性は抜群です。
他にもプラグインパワーのみの収録は抜群です。
こちらはDR-60DMKIIと当スタジオのタイプA(プラグインパワータイプ)のみを使って収録したピアノ音源。