水月雨 MOONDROP「PAVANE(パヴァーヌ)」

〜単なるインナーイヤー型を超える、新たなフラッグシップの登場〜
水月雨 PAVANEはこんな人におすすめ!
- クラシックやジャズなど、中高域の繊細さを重視して音楽を楽しみたい人
- ライブやオーケストラのような広がりある音場を体験したい人
- ジュエリーのように美しいデザインのイヤホンを所有したいオーディオファン
- 「特別な一台」をコレクションに加えたいイヤホン愛好家
逆に、重低音の迫力を重視する人や、長時間でも安定した装着感を求める人には不向きです。
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中国発の人気イヤホンブランド水月雨(MOONDROP)から、2025年8月29日に待望の新製品が登場しました。その名も「PAVANE(パヴァーヌ)」。
同社が2019年に発売した「CHACONNE」以来、実に4年ぶりとなるインナーイヤー型(フラットヘッド型)イヤホンのフラッグシップモデルです。
「単なるイヤホンを超え、永遠の名曲のような存在を目指す」というコンセプトのもと開発されたこのモデルは、デザインから音質まで細部にこだわり抜かれています。
この記事では、PAVANEの特徴、スペック、音質傾向、ユーザー評価を交えながらご紹介します。
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デザインと筐体の魅力

PAVANEを手にした瞬間、まず目を奪われるのはジュエリーのように輝くステンレス筐体。
CNC加工と鏡面研磨によって仕上げられた高硬度ステンレスは、美しさと耐久性を兼ね備え、所有する喜びを感じさせます。
従来モデル「Liebesleid」では真鍮が使われていましたが、PAVANEではより硬度と輝きに優れるステンレスへ刷新。まさに“芸術品”と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
音を生み出すテクノロジー

新開発ドライバー
- 13.5mm径ダイナミックドライバーを搭載。
- 磁気回路には超高磁束密度のN55ネオジム磁石を採用し、外磁式構造により効率的なエネルギー変換を実現。
- ロングストローク設計により、広いダイナミックレンジと瞬発力のあるサウンドを生み出します。
第3世代DLC複合振動板
- 剛性と軽量性を兼ね備えた第3世代DLCポリマードーム複合振動板を採用。
- 有限要素解析によるシミュレーションと徹底したチューニングにより、解像度の高さと自然な響きを両立。
音響調整
- B&K社の最新測定システム「B&K5128」を用いた音響検証。
- 人間の耳道を模した環境で調整することで、自然かつ心地よいサウンドを追求。
主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ドライバー構成 | 13.5mm 外磁式ダイナミックドライバー |
振動板 | 第3世代 DLCポリマードーム複合振動板 |
インピーダンス | 26Ω ±15% (@1kHz) |
感度 | 約117 dB/Vrms (@1kHz) |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
全高調波歪 (THD) | ≦0.05% (@1kHz, 94dB) |
ケーブル | 銀メッキ単結晶銅(固定式・Litz構造) |
プラグ仕様 | 3.5mmステレオ / 4.4mmバランス(交換式) |
ハウジング素材 | ステンレス(CNC加工) |
発売日 | 2025年8月29日 |
想定価格 | 約55,000円(税込) |
音質の特徴
- 広大な音場と開放感
カナル型では得られない自然な広がり。ライブ音源やオーケストラに最適。 - 中高域の繊細さと透明感
ボーカルはクリアで楽器のディテールも丁寧に描写。特にクラシックやジャズに強い。 - 低域の控えめさ
一方で、低音はフラット寄りで量感は少なめ。EDMやロックで重低音を求める方には物足りない場合も。
→ 付属フォームイヤーパッドやシュア掛け装着で補正可能。
ユーザーの評判
好意的な意見
- 「筐体が芸術品のように美しい」
- 「音場が広く、ボーカルがクリア」
- 「透明感のある中高域が素晴らしい」
否定的な意見
- 「低音が物足りない」
- 「装着感が耳に合わないことがある」
- 「価格に対するコスパは人を選ぶ」
つまり、PAVANEは万人受けではなく“音の個性”を理解できるファン向けモデルといえます。
まとめ
水月雨 PAVANEは、インナーイヤー型イヤホンのフラッグシップとして誕生した唯一無二の芸術品です。
そのデザイン性と透明感あふれるサウンドは、クラシックやアコースティックを愛するオーディオファンに強く響くでしょう。
一方で、低域の迫力を重視する方や完璧な装着感を求める方にはやや不向きかもしれません。
しかし、「イヤホンに美しさと特別な所有感を求める人」にとっては、間違いなく心を動かす一台です。