【最近聞こえにくいあなたに寄り添う】オーディオテクニカ新ブランド「MIMIO」徹底解剖

最近どうも聞こえずらい時がある・・・と思う時はありませんか?
聞き返すことが多くなった、聞こえてるふりをして相槌を打ってしまう。
テレビの音が聞き取りにくい・・・
でも補聴器なんかはまだ早いんじゃないか?そんな方に寄り添うブランドがミミオ。
本日の記事ではaudio-technica(オーディオテクニカ)が2025年夏に立ち上げた新ブランド 「MIMIO(ミミオ)」についてご紹介!
公式サイトのキャッチフレーズは「もっと聴こえる 心がはずむ」。
その名の通り、“耳(みみ)に優しく音(おと)を届ける”という意味合いが込められたブランドです。
音響機器で知られるオーディオテクニカが、「聴こえ」の可能性に着目して生まれたこのMIMIOブランド。
一体どんなコンセプトで、どんな製品が用意され、私たち音楽ファンにどんな魅力をもたらしてくれるのでしょうか?
最新ニュースや公式情報をもとに、その全貌を紐解いてみます。
「MIMIO」ブランド誕生の背景とコンセプト
背景には、近年イヤホンやヘッドホンを長時間使う習慣や都市の騒音、さらには日々のストレスや疲労によって耳への負担が増えているという問題意識があります。
実際、WHO(世界保健機関)の報告では「2050年には世界で4人に1人が難聴になる」と予測され、12~35歳の若者だけでも10億人以上がリスクを抱えていると指摘されています。
オーディオテクニカは60年以上の歴史で培った音響技術を活かし、そうした“聴こえ”の課題に向き合うための新たなアプローチとしてMIMIOを立ち上げました。
社長の松下和雄氏も発表会で「音楽や会話がよく聞こえるという幸福感を、誰もが味わえるようにしたいとし、耳の負担が多い時代だからこそ、どんな環境でも音が聴こえて人生を楽しめるように」という思いを語っています。
第1弾ラインナップと主な特徴
MIMIOブランドから最初に発売されるのは、ヒアリングアシストイヤホン「MIMIO ASSIST ONE」と、お手元テレビ用ワイヤレススピーカー「MIMIO SOUND MOVE」の2製品。
どちらも2025年8月より日本国内で順次発売が予定〜ASSIST ONEは8月1日、SOUND MOVEは8月8日発売)。
公式オンラインストアでの税込価格はASSIST ONEが約49,500円、SOUND MOVEが約21,780円と発表されています。
MIMIO ASSIST ONE – ヒアリングアシスト完全ワイヤレスイヤホン
MIMIO ASSIST ONE(ミミオ アシスト ワン)は、一見すると通常の完全ワイヤレスイヤホンですが、実は会話やテレビの音を聴き取りやすく補助するヒアリングアシスト機能を搭載した新ジャンルのイヤホンです。
オーディオテクニカによれば「補聴器ではないが、“聴こえ”の個人差に寄り添い、聞こえづらい音声を聞き取りやすくする」ことを目指した製品であり、医療機器の補聴器よりカジュアルに使えて、従来の簡易集音器よりも個々の聴こえ方に合わせて調整できる点が大きな特徴です。
耳の衰えを感じ始めた中高年層や、「最近少し聞き取りづらいことがある…」と悩む人にピッタリのアイテムと言えるでしょう。
主な特徴だけ紹介しておきましょう。
- パーソナライズ機能と多彩なヒアリングモード: 専用スマホアプリで事前に簡易的な聴力測定を行い、ユーザー一人ひとりの聴こえ方に合わせた調整(パーソナライズ)が可能です。標準・テレビ・会話・屋外など最大7種類(カスタム含む)のヒアリングモードを切替えられ、利用シーンに応じて音の聞こえ方を最適化できます。
- 高い集音性能とクリアな音質: 耳元の小さな筐体ながら、高性能MEMSマイクとビームフォーミング技術を搭載しており、聞きたい方向の音をしっかりキャッチします。さらに直径10mmの大型ダイナミックドライバーを内蔵し、低音から高音までバランス良くパワフルでクリアなサウンド再生を実現。単に声が聞こえやすいだけでなく、オーディオブランドらしく音質にも妥協しない作りです。
- イヤホンとしての機能充実: ヒアリングアシスト用途だけでなく、通常のワイヤレスイヤホンとしても快適に使えるよう、ハイブリッドデジタルノイズキャンセリングや高音質コーデック(AAC対応)にも対応。音楽再生や通話も先述の個別調整された音で楽しむことができるので、補聴器的ガジェットにありがちな「会話用と音楽用を別に持つ」必要もありません。防水・防じん性能はIP55で雨や汗も安心、バッテリー駆動時間はイヤホン単体で約10時間・ケース込みで最大40時間と長時間の利用に耐えます。本体ボタンでの直感操作にも対応し、シニア層でも扱いやすい工夫が凝らされています。
デザイン面では、カラーがブラックとベージュの2色展開です。
耳へのフィット感も自然で快適さを追求しており、長時間つけても疲れにくいスタイリッシュな仕上がりになっています。
総じて、補聴器のような医療機器然とした雰囲気は無く、普段使いのオーディオガジェットとして違和感なく取り入れられる点が魅力のイヤホンです。
MIMIO SOUND MOVE – 手元で楽しむテレビ用ワイヤレススピーカー
MIMIO SOUND MOVE(ミミオ サウンド ムーブ)は、テレビの音声を自分に合った音量・音質で手元で楽しめるワイヤレススピーカーです。
テレビの音が聞き取りづらく大音量にしがちな人でも、これを手元に置けば周囲に迷惑をかけずクリアな音声を楽しめるよう設計されています。
特徴的なのは、オーディオテクニカ独自開発の「はっきり音」機能を搭載している点で、人の声域を強調してセリフや会話をより明瞭に聞こえるよう補正してくれます。
この新しいアルゴリズムにより、テレビ音声の聞き取りやすさと音質が飛躍的に向上したとされています。
SOUND MOVEは、送信機(トランスミッター)+スピーカー本体のセット構成で、送信機をテレビ等に接続(光デジタル入力およびアナログ音声入力端子を搭載)し、2.4GHz帯のワイヤレス伝送で音声を手元スピーカーまで飛ばします。
Bluetoothではなく独自無線を用いることで、約30m離れた場所でも遅延少なく安定した音声が届くのが特徴。
スピーカー本体には52mm径のスピーカーユニット×2基を内蔵し、ステレオ再生によってコンパクトながら広がりと立体感のあるサウンドを実現しています。
まるでその場にいるかのような臨場感が得られるので、音楽番組や映画鑑賞もより楽しめるでしょう。
さらに音声ガイダンス機能を新搭載し、電池残量や接続状態を音声で知らせてくれるため、機械が苦手な方でも状態を把握しやすくなっています。
本体デザインは持ち運びやすいハンドル形状で、リビングや寝室に置いてもインテリアになじむモダンでシンプルな外観です。
このようにMIMIO SOUND MOVEは、家族と同居する環境でもテレビ音量によるストレスを減らし、自分だけの適音で映像コンテンツを楽しめるガジェットです。
高齢の家族へのプレゼントや、自分自身のテレビ視聴環境改善にも役立ちそうですね。
思わず欲しくなる!MIMIOの魅力ポイント
日本のオーディオ老舗メーカーが出すあなたに寄り添う音響ブランドということで、今後広まっていくと思います。
日本は世界的にみても少子高齢化の超先進国。
世界中がその動向に注目しています。
これからは介護業界はさらにディープな世界になっていく。
そして、これを書いている筆者でさえも、もうすぐ介護保険料を支払う年齢になってきます。
これまで医療分野だったことも、良くも悪くも「自己責任」の時代に突入してきます。
こうして少子高齢化に向けたブランディングは、「他社も追随するのか?」「将来はイヤホンが簡易補聴器代わりになる時代かも」など、業界トレンドとして話題を呼ぶ可能性は大いにあるでしょう。
実際Appleも含め各社が耳周りのヘルスケアに注力している中で、MIMIOの動きはその先駆けとも言えます。
目を閉じれば見たくないものは見ないですみますが、耳はそういうわけにはいきません。
自力で閉じることはできないのです。
目とは違って睡眠中だって常時稼働しています。
それほどまでに耳から入る情報、つまり音というのは、人間にとってすべての観測において最重要情報ソースであると言えるでしょう。
そんな大事な音だからこそ、自分で管理運営・・・していきましょう!