音響機器はNEUMANNで揃えたい人集合!ノイマンファンによるノイマン特集
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1928年11月23日にGeorg NeumannとErich Rickmannによってドイツ・ベルリンで設立ドイツ・ベルリンで創業されました。
ノイマン・ボトルの愛称で親しまれていたCMV 3は同じ年に作られ、ビンテージマイクの代表格でもあるU47は1949年発売。
さらに現在M49Vとして復刻版も発売されている伝説の真空管マイクM49は1951年発売です。
NEUMANN ( ノイマン ) / M 49 V Set をサウンドハウスでチェックオーディオの歴史と共に第一線を歩んできたNeumannは、現在でもその独特のサウンド、ブランド力は語り継がれています。
簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます
定番のNEUMANN U87AI
ノイマンといえばとりあえずもうU87です。
音楽や音響関係でなくても。
例えば役者の世界や、声優の世界の人でも必ず聞いたことのある名前だと思います。
漫才師がサンパチを知っているようなそんな定番すぎる存在です。
NEUMANN ( ノイマン ) / U87AI STUDIO SET 定番マイク【国内正規品 3年保証】 をサウンドハウスでチェックU87コピーマイクも多数作られていますが、やっぱりU87は特別な存在です。
例えば有名なものでWA87というワームオーディオのマイクがありますが、コピー品と謳っていますがその性能は似ても煮つかない大変なことになってます。
U87が綿100%で出汁を絞るのに対し、WA87はザルで出汁を絞った感じ。
ただし、U87はスタジオ経営をする場合は一本か二本必ず必要になりますが、個人で購入する場合、音声録りやナレーション、楽器のモノラル収録など含めて次に紹介するTLM103がいいと思います。
TLM103は筆者の個人的な経験ですが、U87よりもその人の個性を生かせるような気がします。
ちなみにこれからスタジオ経営するために設備投資をするならしっかりペアマッチされたステレオセットがおすすめ!
U 87 Ai ステレオセットをサウンドハウスでチェックTLM103 Studio Set
よくもう少しお値段のお手頃なTLM102と比較されることが多いのですが個人的にはTLM102とは全く別次元のマイク。
中途半端にTLM102を購入するならちょっと頑張ってTLM103を買った方が絶対に幸せになれます。
TLM103 Studio Setをサウンドハウスでチェック例えばこちらの比較音源。
スタジオ経営でもなければTLM103という意味もよく伝わりますし、TLM102とは別次元のマイクであることもよく伝わると思います。
違いが分かりにくい打楽器でさえこの通り。
TLM103は音のオーラを録音できます。
もちろんより高額なマイクもラインナップされているノイマンですが、TLM103は価格と音のバランスが最もとれたモデルであると思います。
個人的に102を購入するのであれば他のマイクロフォン、例えばルイットの540Sなどのマイクロフォンの方が音としては好きです。
【保存版】LEWITTっていいマイクですか? 大口径マイクシリーズの選び方
TLM107やTLM49など他の上位機種もありますが、102から103の差が最も広く、103より上の差は価格差ほどはいかないのではないかと個人的な見解をもっています。
みなさんはどう感じますか?
忘れちゃいけない名機KM184
ノイマンといえば個人的にはU87よりもKM184のイメージが強い。
それほどの名機です。
いろんなジャンルをマルチに対応できるマイクとしては最高峰です。
KM184 MT STEREO SETをサウンドハウスでチェックスタジオではKM184の特集記事がありますので是非チェックしてくださいね!
特にピアノ録音を学びたい方やピアニストの方は必見です!
【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較!
ちなみに指向性ペンシル型の頂点の音を知りたい方はDPAの4011をゲットしてください。
度肝を抜かれますよ。
サウンドハウスでDPA4011をチェックライブパフォーマンスするならこれ!KMS104
ハンドタイプでノイマンブランドでいくならこれで決まりです。
NEUMANN ( ノイマン ) / KMS104 をサウンドハウスでチェックNDH30 開放型モニターヘッドホン
ノイマンで機材を揃えるなら近年モニターヘッドホンもリリースしています。
これは実際に現場で使ったことはなく、試聴のみですが、どうしてもノイマンで揃えたい人向けという感覚でした。
NDH30 開放型モニターヘッドホンをサウンドハウスでチェックやっぱり当スタジオでは何度も何度も言っていますが、実務でモニターヘッドホンを選ぶならHD25を素直に買いましょう。
マルチ録音するならこれ!MCM 114
いや〜素晴らしいですね。
MCM 114 SET ハイストリングスをサウンドハウスでチェック百聞は一見にしかず。
こちらの参考音源は非常にわかりやすいです。
こういう録音では定番のDPA4099との比較。
4099-DC-1-199-V バイオリンセットをサウンドハウスでチェック4099も素晴らしいマイクロフォンなんですが、MCM 114のノイマン度合いは素晴らしいですね。
こちらは金管楽器用(マウント部分の違い)。
MCM 114 SET 金管楽器用をサウンドハウスでチェックこちらの方も4099との比較をされていますが、ノイマンの114の素晴らしさがひしひしと伝わってきます。
ピアノ用?
ピアノ用と謳っていますが、ステレオペアマッチ版です。
https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/n/neumann_mcm114stereopiano.jpgピアノ録音のサンプルが見当たらなかったのですが、筆者の経験上チェロやサックスの音を聴くにピアノ録音となると他の選択肢がいいと思います。
ピアノの音響は特に低域の処理が複雑になりますので、この独特のノイマンサウンドを持ったままステレオでセットして、しかもオンマイクで録る前提のセットとなっているため、編集には非常に気を遣う構成になってしまうと想像しています。
DPA4099も同じようにステレオペアマッチでピアノマウント版のピアノセットを出しています。
このタイプでピアノ録音をする場合ですと4099の方が後の処理で悩む時間が短くなると思います。
4099-DC-1-101-P ピアノセットをサウンドハウスでチェック(このマイクスタイルで)ステレオペアマッチでピアノ録音するなら4099のセットという使い分けが最高だと思います。
まとめ:ノイマンを選ぶということ
歴史的なオーディオメーカー、ノイマンやゼンハイザー、AKGなど、往年の名機は21世紀の今もお手本のような存在として音響業界に君臨しています。
新しく音響メーカーが立ち上がっても、こういった老舗のメーカーとどうしても比較されたり、メーカー側もコピーとコストカットに寄せているといったことが当たり前になっています。
そしてこういった老舗の名機を使うということは、それぞれの時代の名盤、名録音をしっかりと研究し、その時代、そのエンジニア、そのアーティストが何を感じ、何を想い、何を残そうとしたのか?
感じ取ることでこれらの名機を自分の音として使いこなしていけるのではないでしょうか。
ノイマン、ゼンハイザー、AKG、DPAやショップスなどは老舗のジャンルともいうべきそれぞれの音を持っています。
新興メーカーはこのどれかを意識しています。
新興メーカーの中でもこのどれにも意識されない、影響されずに新しい音のジャンルに挑んでいるのが元AKGのスタッフで設立されたルイットだと個人的には思っています。
本日はノイマン特集でした。
さいごになりましたが、激しくおすすめなのがやはりクオリティーと価格、また上位機種との音質差が最も狭いTLM103がおすすめです!
TLM103 Studio Setをサウンドハウスでチェック