オリジナルマイクの制作〜一人一人に合わせたマイク作り

こんにちは。

Kotaro Studioのこうたろうです。

2024年12月から発売開始のスタジオオリジナルマイクロフォン。

ピン無しとピンあり素子をそれぞれテストしてみています。

どちらがいいのか

こちらはスタジオのオリジナルマイクタイプEで、ミニXLRタイプとなっており、プロフェッショナルな現場にも対応可能なモデルとなっています。

スタジオのマイクを手に取ってくださった方が素敵なオーディオライフを送れるように・・・というのが、今回のオリジナルマイクの制作意図となっていますので、できるだけギリギリまで限界価格で提供させてもらっています。

無指向性の素子というのは、実に難しいものであり、様々な選択肢がありますが、実はすごく高い抽象エリアでの音のキャラクターが違っていたりします。

無指向性なので、同じ音になるんじゃない?というのは、当然一つ言えることではありますが、じゃあゼンハイザーのMKE2とDPA2006は同じ音か?と言われれば絶対に違いますよね。

無指向性マイクの中にも荒々しい野生味のあるキャラクターと、清楚でお嬢様タイプもあり、よく言えば優等生、悪く言えば面白くないタイプ、いろいろあるわけです。

録音エンジニアはマイクはなんでもいいわけじゃないくて、録音する音楽のキャラクターや演奏者のスタイルに合わせてマイクを選択するべきであると思いますし、フィールドレコーディングの場合でも同様であると思います。

そういう意味では、やはり一人一人に合わせた受注生産がベストなんじゃないか?

それは当然ケーブルの長さも含めてです。

筆者の場合は、録音現場ではライブレコーディングが少なかったせいもあり、ケーブル自体は短いのが好きです。

長いケーブルはトラブルの元とさえ思っています。

もちろん短ければいいというわけではなく、当然無指向性を使ったマイクセッティングの場合は、現場によって幅は異なるでしょうし、他のセッティング方式と共にミックスする場合ですと、時には数メートルの長さでセッティングが必要になってきますので、長い物も持っておく必要があります。

個人で制作しているわけですから、やはり様々なニーズに対応できるように常に在庫を揃えておくということがどうしても難しいわけです。

パーツ代などもありますから、その辺りは完成までにお時間をいただくことをご了承いただければと思っているわけであります。

オーディオアカデミーの生徒さん

そういう意味ではやはり音楽家としては後進の育成というのは必須のお仕事であり、これなくして文化の継承はできません。

次の時代、次の世代に前の世代から学んだこと、叡智を繋いでいく。

もちろんインターネットやAIの世界になりましたから、情報だけを取得するのは簡単でしょう。

それでもやっぱりマンツーマンで教わることの大切さというのは忘れたくないな〜と思う次第でございます。

アコースティック録音限定にはなりますが、ステレオペア録音に関して学びたい方は個人レッスンを受け付けていますので、是非一緒に録音を学びましょう。

そして、生徒さん一人一人に合わせたマイクロフォンを制作し、提供することで、最初からいいオーディオ体験をしていただくことができますし、メンテナンスなどの対応もしやすいのではないか?と思うわけであります。

オーディオアカデミーは随時募集しております。

あまり堅苦しい感じではなく、ゆったり生徒さん一人一人のペースに合わせてレッスン可能ですので、検討してみてください。

Kotaro Audio Academy

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カテゴリーが難しいブログですが、ハイアマチュアカテゴリーとして、マイク作りについて徒然なるままに綴っていければと思います。

では。