【最安値チェック】32ch AD/DAコンバーター「M-32 AD Pro II」「M-32 DA Pro II」
RMEの新製品として、MADI・AVB対応の32チャンネルADコンバーター「M-32 AD Pro II」とDAコンバーター「M-32 DA Pro II」を5月22日にシンタックスジャパンから発売となります。
価格は、税込で715,000円前後になると見込まれています。
当記事では引き続き最安値をチェックしていきますので、是非Kotaro Studioをフォローしてください。
これらのAD/DAコンバーターは、高品質なアナログ変換に加え、MADI接続やAVBデジタルオーディオネットワークに対応しているため、プロの制作現場で活躍します。
それぞれ「M-32 AD Pro」および「M-32 DA Pro」の後継機となっており、シンメトリーバランス信号経路を採用しています。
DAコンバーターはTHD+Nを-111dBまで改善し、高サンプリング周波数でのインパルス応答を最適化しています。
アナログ入出力にはD-sub25ピン端子を4基装備。
最大32チャンネルのアナログ入出力が可能となっています。
デジタル入出力は、光デジタルMADI入出力が1基、同軸MADI入出力が1基、AVB接続用のRJ45イーサネットポートが1基、さらにワードクロックBNC端子を装備。
光デジタルMADI端子は、別売りのMADI SFPモジュールと組み合わせ、最大64チャンネルのオーディオ信号の送受信が可能。
また、AVBインターフェースを通じて、最大192kHzのサンプリング周波数で最大32チャンネルの信号を1本のイーサネットケーブルで伝送できるのも特徴です。
クロックシステムには、すべての入力ソースのクロック状態をリアルタイムで検知する「インテリジェント・クロック・コントロール」が搭載されており、クロック同期の問題を迅速に特定する「SyncCheck」と組み合わせて使用することができる。
さらに、電源、MADI接続、AVB接続にはリダンダント機能があり、安定した運用をサポート。
電源は2系統のスイッチング電源を使用しており、短絡保護やラインフィルター、電圧変動への対応などの機能を備えている。
フロントパネルには2.0型ディスプレイとロータリーエンコーダーを搭載しており、すべての機能に直感的にアクセスできる。
また、LEDオーディオレベルメーターも搭載されており、暗い場所や離れた場所からでも全チャンネルのレベルを確認できる。
付属のトレーシングペーパーにチャンネル名を書き込むことも可能だ。
消費電力は30Wで、サイズは440W×44H×243Dmm、重さは2.8kg。付属品として、MIDIブレイクアウトケーブルやトレーシングペーパーが含まれている。
MADIとは
MADIは「Multichannel Audio Digital Interface」の略で、多チャンネルのデジタルオーディオ信号を送受信するためのプロトコルです。
主にプロのスタジオ業務やライブコンサートで使われます。
主な特徴としては長距離伝送に優れているという点が挙げられます。
- 多チャンネル対応: MADIは最大64チャンネルのオーディオ信号を一度に送ることができます。
- 長距離伝送: 光ファイバーケーブルを使用することで、最大2kmまで音質を劣化させずに信号を送ることができます。
- 信頼性: プロの現場で使われるため、安定して高品質なオーディオ伝送ができます。
AVBとは
AVBは「Audio Video Bridging」の略で、ネットワーク上でオーディオやビデオデータを送受信するための技術です。
主に音楽スタジオや劇場、企業の会議室など、ネットワーク化された環境で重宝します。
特徴としては通常のイーサネット(LAN)ケーブルを使ってデータを送るという点。
これにより、既存のネットワーク設備を利用することが可能になります。
また、複数のオーディオ機器間でデータを正確に同期させることができます。
これにより、遅延なく音声が再生されますし、最大192kHzのサンプリングレートにて、非常に高品質なオーディオを送受信することができます。