- コスパ
- 1.0
- シャープネス
- 9.0
- 携帯性
- 5.5
- リセール
- 7.0
- 所有感
- 10.0
結論から言いますとめっちゃいいカメラですが、購入はよく考えてからにした方が良さそう。
合う人合わない人それぞれあるカメラです。
そういうことが購入前にわかるのもGOOPASSの良いところ!

簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験しながら本格的な写真技術を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門ブランドであるCuranz Soundsのピアニストとして、また音響エンジニア、フォトグラファーとマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではフォトグラファーとしての知識とスキルをシェアしていきます
作例:Leica Q
Leica Ⅲfと一緒に神戸の街を散歩。

さすがの描写力。
良いレンズという感覚です。

LeicaQ全体を通してですが、緑系の色の出方がかなり独特です。
この緑系の色が合わない方はかなりストレスになるかもしれません。

こちらも緑系は独特。
マクロモードがついています。
この辺りまで寄れればテーブルフォトなんかはばっちりですよね。



記事を書いていてふと思ったのですが、しらすって多分結構見た目きついですよね。
さて、再び神戸の街に戻ってカラーとモノクロームで比較。

例えばこれ、ふとモノクロに変えてみたのですが・・・

なんかすごい質感が上がったような気が・・・
気のせいかな。

海の質感などはLeica感がしっかり出ています。


F1.7っていっても使い所がかなり限られてくるかと思いますが、明るいレンズ搭載してるだけあって暗い場所や室内、そしてアンダー気味に撮影するのがすごく雰囲気があっていい感じのカメラだと思いました。
ちなみにこの日は一緒にハッセルブラッド503CXも持って行っていました。
モノクロフィルムだけですが、ハッセルブラッドで切り取るとこんな感じ。


ハッセルブラッドはやはり王者の風格がありますよね。
ココが良い!
Leica Q は35mmフルサイズセンサーと、ズミルックスf1.7/28mm ASPHを搭載したデジタルカメラです。
そしてやはり老舗のカメラブランドだけあってカメラマニアのツボをしっかりと抑えてくれています。
何よりデザインにかなり惹かれます。
見てるだけで癒される。
そんな存在です。
ボタンの配置などもかなり工夫されていて、手が小さい人も大きい人もそれぞれそれなりにしっくりくるような配置になっているかと思います。
特によかったのが、ISOの変更ボタン。
ISOボタンはLeica Qの少ないミニマリズムなボタン類の中でも独立して佇んでおり、位置的にもまるでフィルムを切り換えるような感覚で使えるわけです。
フィルム時代はISOを切り換えるなんてことはフィルムを入れ替えるか、フィルムバックを付け替えられる超高級機種に限られていたわけで、Leica Qはそういったフィルムを入れ替えるという行為のデジタル化を体験させてくれます。
物理ボタンが機能的
スタイリッシュなミニマルデザインのLeica Qですが、撮影中は基本的に物理ボタン、物理的機能のみで撮影に集中することができます。
これが便利。
絞りもレンズの物理駆動にて、フォーカスはもちろん、シャッター速度も物理ボタンでファインダーを覗きながら無意識的に変えられるほどカメラとデザインが同化しています。
オートモード、シャッター優先、絞り優先、なども物理的に切り替えられるような仕様になっているため、シャッターだけ任せようかという時にはシャッターの物理ダイヤルをAに合わせる、絞りだけの場合は絞りをAに、そして先述のとおり、ISOを任せちゃおうという場合は、ボタンの配置的に素早く、そして直感的にアクセスできるため、モードの切り替えがメニュー経由ではない点が他のカメラとは少し違う。
ここがデジタルになったといってもライカが家電ではなくカメラたる所以。
ここがイマイチ!
レンズの特性を掴むのにすごく時間がかかります。
ライカのレンズは基本的にはとんでもないスイートスポットを見つけるのが楽しい反面、やはり長い付き合いをしないと見えてこないことがあるのが常。
【赤エルマー作例】Elmar 50mm f3.5 (L) Red Scale
このライカも例外ではなく、このレンズの良さを引き出すにはかなり長期的に使っていく必要があります。
この辺りの露出、角度、絞りとの組み合わせが良いというポイントが出てくるんですが、そういったことをあまり意識しないで使うと悪く言えばただのコンデジになっちゃう。
これがただのコンデジになっちゃうと価格がありえないし、デカいというデメリットばかりがピックアップされてしまう。
APSのコンデジであるリコーのGRシリーズとはしっかり差別化できてはいますが、価格や手軽さを考えるとGRシリーズに優位性を感じてしまうことも。
RICOH(リコー) GR IIIをレンタルしてみるなのでズミルックスf1.7/28mmというレンズと長い付き合いをする覚悟が必要かなと感じます。
まとめ:レンタルがおすすめ

現在だとLeica Q2が発売されており、4K動画の撮影が可能などスペックアップされています。
Leica(ライカ) Q2をレンタルしてみるLeica QもHD動画の撮影が可能ですが、試してもいないほど、結局やっぱりライカって写真機。
そういう質実剛健さ、歴史的な美学を感じられるカメラですので、そこにこのお値段を出せるかどうかだと思います。
こういうカメラこそ一度手にとって試してみてから購入したいカメラです。
まずはGOOPASSでレンタルしてみてください。
Leica QをGOOPASSでレンタルしてみる一生モノのライカをお探しならアナログで決まりです。
バルナック型は戦後生産の物であれば状態がいいものが安く手に入りますので是非探してみてください。
バルナック型ライカの歴史を辿る / Oskar Barnack
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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