WARM AUDIOがあの伝説級のダイナミック&リボンマイクを再現!?

WARM AUDIOが新たにリリースしたアイテム。

それがダイナミックマイクWA-19(2つの色から選択可能:ブラックとニッケル、それぞれ32,800円)、リボンマイクWA-44(158,000円)、そして低出力のダイナミックマイクやリボンマイク用のインライン・アクティブマイクプリアンプWARM LIFTER(23,800円)の3つとなります。

これまでWARM AUDIOは数々の名機再現機材をリリースしてきましたが、WA-19は、ビートルズなどの有名なアーティストが好んで使った1960年代のモデルを基にデザインされており、現代的なタッチが施されたダイナミックマイクに仕上がっています。

手作業で組み立てられたカーディオイド指向性パターンを持つハムバッキングカプセルを搭載。

ダイナミックマイクのノイズ除去性能とコンデンサーマイクのクリアな音質を兼ね備えています。

WA-44は、1930年代の伝説的なリボンマイクRCA 44BXの暖かみのあるビンテージトーンを再現したモデル。

日本製の大型リボンを使用し、豊かなサウンドを提供してくれます。

実際の音をしっかり確認してください。

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また、ネオジムマグネットを採用しており、内部の音エネルギーをより効率的に電気信号に変換。

さらに、CineMag製出力トランスやスイスGothamのStar-Quadシールドケーブルなど、高品質なパーツを使用しており、ビンテージトーンを保ちながら耐久性を高めています。

同様のRCA 44BXマイクのリメイク版としてR44Cというマイクロフォンがあります。

ただし、こちらは70万円を超えるマイクロフォンになりますので、気軽にお試しできる価格ではなく、WA-44(158,000円)が再現マイクとしては理想的な価格帯であると言えます。

WARM LIFTERは、低出力のダイナミックマイクやリボンマイク用にデザインされたインラインアクティブマイクプリアンプで、どのマイクでも常に26dBのクリーンな出力ゲインを提供してくれます。

信号ロスや位相問題を最小限に抑え、レコーディングの品質を向上。

また、100Hzのハイパスフィルターや3kHzのハイシェルフブースト・スイッチも装備されており、さまざまな効果を生み出すことができる。

WARM AUDIO購入の際の注意点

WARM AUDIOの本社は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスに位置しており、同社は2011年に設立されました。

新興オーディオメーカーの一角として誕生したWARM AUDIOは、ビンテージマイクや、歴史的なマイクロフォンのリメイクや再現を彷彿とさせる(決して音を似せているとはいっていない)ラインナップが多くコンセプトとしては設立当初のベリンガーのような位置付けでしょう。

ただし、その再現性には賛否あり、WARM AUDIOはやはりアメリカらしい雑さというのが確かに存在しており、例えばマイクアンプひとつとっても、内部を分解してみると、配線やはんだの適当さ、雑さは顕著です。

そのため、故障の報告も多く、実際は機種によっては、逆にコスパが悪いんじゃない?という印象を受ける音がなるマイクもありました。

購入の際にはデザインや話題性に左右されずにしっかりとサンプルの音を見極めてYoutubeなどでも聞いてみてからの購入がおすすめ!

そういう意味では個人的にWA-19は到底購入意欲は湧きませんが、WA-44に関しては購入の検討もできる!むしろ、いいかも・・・と思わせてくれるようなビンテージ感をはっきりと感じることができます。

アナログ回帰的な雰囲気も漂うオーディオ業界ですが、こういったテクノロジーやエンジニアの絶え間ぬ努力のおかげでハードによってアナログの再現性が高くなればそれは素晴らしいことであると言えます。

ボーカリストやナレーションの気合いの一本としても申し分ない実力を備えていると言えます。

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