Fosi Audio初のHi-Fiイヤホン「IM4」登場!開放型で広がる音場と快適な装着感

最終更新日

Fosi Audio IM4はこんな人におすすめ!

  • 自然で広がりのある音を楽しみたいオーディオファン
  • 長時間イヤホンを使っても疲れにくいモデルを探している人
  • イヤホンの音質を自分好みにカスタマイズしたい人
  • 通勤・在宅ワーク中も快適に音楽を楽しみたい人
  • スピーカーのような開放感のあるサウンドを求める人
逆に、周囲の音を完全に遮断したい人や、音漏れを気にせず公共の場で使用したい人には不向きです。

中国・深圳に本拠を置くオーディオブランドFosi Audio(フォシ・オーディオ)が、ブランド初となるイヤホン「IM4」を発表しました。

クラウドファンディング

2025年10月下旬より、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて先行販売を予定している。価格は13,999円(税込)で、ブラック/シルバーの2つのカラー

これまで同社は小型アンプやDACなどのホームオーディオ製品を中心に展開してきましたが、ついにポータブルオーディオの世界へ参入。

IM4は、Hi-Fi愛好家はもちろん、普段使いでも音質を妥協したくないリスナーに向けた、Fosi Audio渾身の初イヤホンです。

Fosi Audioとは? 〜高品質×手頃さを追求する中国発Hi-Fiブランド〜

Fosi Audioは2017年、中国・深圳でエンジニアのRyan Huang(ライアン・ファン)氏によって設立されました。

創業以来、「Hi-Fiを、すべての人へ。
という理念のもと、世界150か国以上のユーザーに高品質かつ手頃なオーディオ製品を提供してきたグローバルブランドです。

同社は小型アンプ、DAC、スピーカーなどを中心にラインナップを拡大し、Amazonなどの海外市場ではすでに高い評価を獲得。

コストパフォーマンスの高さと設計思想の確かさから、“Hi-Fiの再定義を試みるブランド”として注目を集めてきました。

今回のIM4は、そんなFosi Audioが初めて挑むイヤホン市場への第一歩。
同社の持つアンプ設計のノウハウをポータブルオーディオへと応用し、音質と快適性を両立した意欲作となっています。

筆者もFosi Audioのアンプはいくつか使ってきましたが、コスパは本当に素晴らしいですし、これは大変失礼な言い方かもしれないと最近では思うようになりましたが、「これで十分じゃない?」といえるほどのコスパです。

オープンバック構造が生み出す広がりのある音場

IM4最大の特徴は、背面が開放されたオープンバック構造にあります。
一般的なカナル型イヤホンは外部の音を遮断する密閉型が主流ですが、IM4は背面を通気させることで、音の響きが外へ自然に広がる開放感を実現。

まるでスピーカーで聴いているかのような空間表現力と、立体的でリアルなサウンドステージが楽しめます。

さらに、ドライバーには10mm径のベリリウムコート振動板を採用。

ベリリウムは軽量で剛性が高く、振動のレスポンスが非常に良い素材として知られています。

これにより、高域の抜けの良さと中低域の安定感を両立し、ジャンルを問わずクリアで聴き疲れしないサウンドを実現しています。

内部はデュアルチャンバー構造となっており、音圧を制御しながら深みのある低音を再現。

特にアコースティック楽器やボーカルを自然に聴かせるチューニングは、同社のHi-Fiアンプ開発で培われた音響技術の成果と言えるでしょう。

長時間のリスニングでも疲れにくいデザイン

IM4の筐体は、CNC加工によるアルミ削り出しボディを採用。
片側わずか7gという軽量設計で、長時間の使用でも耳への負担を感じにくい仕様です。
また、筐体形状は人間工学に基づいた曲線デザインで、耳にぴったりフィット。
開放型デザインにより通気性が高く、蒸れにくいため、在宅ワークや通勤中の使用にも最適です。

イヤーピースには、装着感と音質を調整できる3タイプ(バランス/低音強化/超低音強化)が付属。
使用シーンや音楽ジャンルに合わせて簡単にチューニングできるのも、IM4の楽しみのひとつです。

サウンドチューニングの自由度が高い設計

Fosi Audioは「使い手が自分の好みの音を作れる」ことを重視しており、IM4にはユニークなカスタマイズ性が備わっています。
ノズル(音の出口部分)が真鍮製アルミ製の2種類付属しており、交換することで音質傾向を変えられます。

真鍮ノズルは温かみのある豊かな中低域を、アルミノズルは明るくシャープな高域を強調するチューニング。

自分の好みや再生機器に合わせて、手軽に“音の味付け”を変えることが可能です。

さらに、ケーブルは着脱式で、3.5mmアンバランス4.4mmバランスの両方に対応。
スマートフォンからDAP、ポータブルアンプまで幅広い機器と組み合わせて楽しめる設計です。
この柔軟性こそ、IM4がHi-Fiイヤホンとして真に“オーディオファン向け”と言える理由です。

主な仕様まとめ

項目内容
ドライバー10mm ベリリウムコート・ダイナミックドライバー
マグネットN52デュアルマグネットシステム
構造デュアルチャンバー・オープンバック
ハウジング素材CNCアルミニウム合金
重量約7g(片側)
インピーダンス32Ω
感度110dB SPL/mW
周波数特性20Hz〜40kHz
ケーブル着脱式(3.5mm/4.4mm両対応)
付属ノズルアルミ/真鍮 各1セット
付属イヤーピース3種類(バランス/低音強化/超低音強化)

カラーバリエーションと発売情報

カラーはブラックシルバーの2色展開。
価格は税込13,999円で、2025年10月下旬よりクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売が予定されています。

また、公式サイトでの事前登録者には最大30%OFFの早割キャンペーンも実施中。

一般販売は年内にFosi Audio公式ストアおよび主要ECサイトで予定されています。

IM4がもたらす新しいリスニング体験

Fosi Audio IM4は、「イヤホンでここまで自然な音場を再現できるのか」と驚かせてくれるモデルです。

開放型構造による音の広がりと、ベリリウムドライバーの透明感あるサウンドは、従来の密閉型イヤホンとは一線を画します。

また、音質カスタマイズ機能により、ユーザー自身がチューニングを楽しめるのも大きな魅力。

日常的に音楽を楽しむすべてのリスナーにとって、「Hi-Fiをもっと身近にする」イヤホンとして、IM4は確実に新たな選択肢となるでしょう。

まとめ

Fosi Audio IM4は、

  • 開放型イヤホンとしての自然な音の広がり
  • 軽量・快適な装着感
  • カスタマイズ可能なサウンド設計
    を兼ね備えた、Hi-Fiファン注目の新モデルです。

これまでスピーカーやアンプで築いたFosi Audioのサウンド哲学が、いよいよポータブルオーディオに凝縮された形で登場。
IM4は、これからの「日常Hi-Fi」を象徴する一台になるかもしれません。