【プロが直伝】ビデオ・ショットガンマイクの使い方&おすすめ15選

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ビデオマイクと呼ばれるマイクは通称ショットガンマイクと呼ばれており、超指向性マイクのことを指します。

これは、通常の指向性マイクよりもさらに指向性を高めたマイクロフォンであり、特定の狙った音響の音のみをフォーカスして捉えることにより、よりピンポイントで音を的確に捉えることができます。

人の声?

ショットガンマイクは一昔前は騒音の中人の声をピンポイントに収録したり、目的の音響を収録してミックスしたりする目的で使われていました。
昨今は低価格でワイヤレスピンマイクなども良いものが出ていますので、出演者の声を収録する目的の方はワイヤレスピンマイクも検討してみてください。

ショットガンマイクは主に以下の目的で現在でもかなり有効な使い方ができます。

ショットガンマイクの活用法

  • インタビューなど通常のビデオマイク用途
  • 野鳥収録
  • パラボラマイクの軸
  • ステレオペアマイクのセッティング

ほとんどの方が1の用途が目的だと思います。

ただし、ショットガンマイクは選び方にかなりコツが必要なので失敗しないようにしてください。

結論

ショットガンマイクの音は値段に比例します!
ケチらないようにしてください。
安物買いの銭失いになりやすいジャンルとなります!
使い方やワンポイントアドバイスは後半で!

Profile

この記事を担当:こうたろう(音楽家)

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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Profile

【さらなる専門家の監修】録音エンジニア:五島昭彦

学生時代に金田明彦氏に弟子入り。
ワンポイント録音の魅力に取り憑かれ、Panasonic半導体部門を経て、退職後金田式DC録音の専門スタジオ:タイムマシンレコードを設立。
ジャズは北欧系アーティストを中心に様々な美しい旋律を録音。
クラシック関係は国内外の様々なアーティストのレコーディングを担当しており、民族音楽にも精通。
現在は金田式DC録音のDSDレコーディングを中心にアコースティック楽器の収録を軸に活動中。
世界で唯一、金田明彦氏直系の弟子であり、金田明彦氏自らが手がけた金田式DC録音システムを使用している。

【とりあえず最高を伝授】予算が許せばこれで決まり 2選

無指向性や指向性マイクの一部は値段に見合わない名機というのが存在していますが、超指向性の場合は安いものは安い音、この原則が揺らぐことはありません。

一時期中華製の激安ショットガンマイクが流行ったことはありましたが、すぐに撤退しています。

ショットガンマイクは長年愛用されてきた王道がありますので、まずは王道を伝授します。

王道中の王道 ゼンハイザー / MKH416

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放送業界の人間でこのマイクを知らない人はいません。

定番中の定番マイクであり、多くのドラマや映画、テレビショーなどで採用されてきました。

とりあえずビデオ用マイクはこれを買っておけば間違いありません。

また、超定番の有名ブランドマイクですので、ある程度のリセールバリューもあります。

どこで購入するか?ですが、やはり最安値はサウンドハウスではないか?と思いますので、価格チェックをしっかりして購入してください。

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ロックオンでも取り扱いしていますので、ポイントなどの関係で比較してみましょう。

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このマイクの上はありません ショップス / CMIT 5U

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こちらはAmazonでの取り扱いはありませんので、オーディオ機材のショップから購入になります。

ショップスというメーカーは個人的にもマイクロフォンのゴールであると考えていますが、CMIT 5Uに関してはショットガンマイクの中でも別格な音を誇ります。

超指向性ではこれより上は自作または改造マイクとなってきますので、市販品としては最強と言って過言はないでしょう。

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このショットガンマイクと安いマイクとを比較した動画などもたくさんありますが、室内の良い環境での比較にまどわされないでください。

また、広告のため、実際はマイクアンプは別のものを使っているなんてケースもありますので、純粋な比較がいいです。

こちらの動画は当スタジオの制作ではないですが、非常にわかりやすい参考例ですので、シェアさせていただきます。

室内では、通常の指向性マイクや他の方法で良い音響効果が得られます。

ショットガンマイクの主な目的は騒音やノイズの中でいかにピンポイントで収音できるかが軸になりますので、ロケでの比較がやはり最適です。

現在のところ、サウンドハウスかシステム5で購入できるようですので、予算に余裕があれば試してみてください。

また、このレベルのマイクになるとマイクアンプが重要になってきます。

オーディオやカメラの導入がはじめて、または初心者です!という方は必ず下の記事をチェックしてくださいね!
カメラにマイクを直接刺さないでください!

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【一眼レフビデオの定番】初心者から中級者まで 2選

初心者向けの定番 ゼンハイザー / MKE 440

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MKE440はステレオ録音が可能で、手軽にプラグインパワーで動作します。

こちらはプラグインパワーでステレオ録音ができ、一眼レフカメラのコールドシューに取り付けてカメラのプラグインマイクインに差し込んで録音ができるわけですが・・・

それでもやはりカメラ搭載のマイクアンプを使うのはおすすめできません。

音は何よりもマイクアンプとADCで決まります。

マイクアンプを変えるだけで全く別物の音になったりするのがマイクの世界ですから、これでもやはり外部レコーダーの用意が理想でしょう。

上級者もこれでいける! ゼンハイザー  / MKE600

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こちらは安価ですがショットガンマイクの性能としては及第点を超えるものになります。

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初心者はもちろん中級者、またパラボラの軸にしたり超指向性ステレオペアを組んでみたい上級者の方にもおすすめできるものになります。

こちらはこのようにモノラルでミニプラグにさせるようなコネクターがついています。

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ですがこれもまた、是非XLR端子で繋いでみてください。

XLRケーブルは圧倒的なおすすめがありますので、音にこだわる方は是非モガミの2549を使ってみてください。

MOGAMI 2549 (0.5m)

0.5mは自宅スタジオやミキサー、マイクアンプなどを経由する際にとても重宝する長さです。

音質にこだわりがあればいつか必要になることになるので、用意しておきましょう。

MOGAMI 2549(2m)

一般的なセッション録音などに最適な長さです。

1.5mでは少し心配なシーンもありますが、2mという絶妙な長さのケーブルは様々な現場に対応できる柔軟性の高い長さになります。

MOGAMI 2549(3m)

自宅スタジオでは少し長いと感じる3mですが、自然界の収録や、ホールでのセッション録音や、ライブ会場でのステレオペアセッティングには最適な長さになります。

お仕事でオーディオを取り扱う方は次の5m以上と必須の長さになります。

MOGAMI 2549(10m)

10mあればほとんどの現場で対応可能になります。

自宅スタジオではよほどのことがない限りほとんど使うことがないでしょう。

小さい規模のスタジオやホールの録音でも景観を考慮した配線には5m以上のケーブルが必須です。

音楽収録も可能な一本でステレオ仕様のマイク 3選

ビデオ用マイクとして商品化されているものは、基本的にはXYマイクになります。

音楽もバッチリ撮れる / RODE   NT4

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通常は指向性マイクを2本用意してセッティングする必要がありますが、こちらは一本のマイクに2本分の素子がセットされていて、デュアルケーブルで分岐して収録する形になります。

意外とロングセラー商品になり、音は初期のRODEらしいドイツを意識した重厚なサウンドが特徴。

コーラスのサンプルなどを聞いたことがありますが、マイクアンプ選びさえ間違えなければこれで音楽収録も十分に対応可能という印象です。

結構隠れた名機であり、コンパクトにセットされていますから、パラボラの軸マイクとしてもおすすめで、野鳥収録も工夫次第で素晴らしいものになります。

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ロックオンでも取り扱いがありますので、チェックしてみてください。

ロックオンの場合は稀に状態の良い中古品も出ていますので要注意です!

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XLRで分岐するデュアルケーブルがついています。

レコーダー、マイクアンプは間違いなくZOOM F3でしょう。

F3のマイクアンプ筆者また五島昭彦氏も含めてサウンドデバイスに決して引けを取らないレベルのものであると思っています。

最高のマイクアンプ、最高の携帯性能、そして32bitフロート対応でRODE NT4とは最強の組み合わせであると言えます。

ZOOM F3の性能はこちらの記事でわかりやすく比較しています。

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背景撮り〜組み合わせで使いたい オーディオテクニカ  / BP4025

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オーテクの製品は目的、用途がはっきりして制作されることが多いので使う側もしっかりと何にどんな効果で使うかをイメージして使う必要があります。

このBP4025は単体で使うというよりもアンビエント補助だったり、フィールドの雰囲気を要素として足す場合に効果的に性能を発揮してくれます。

フラットな特性が強いので、これ一本でワンポイントとなると、なんだか寂しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん筆者はこれ一本でもステレオ録音としてシンプルなアコースティック録音は可能であると思っています。

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こちらもRODE NT4同様F3とのシンプルなセッティングでかなりの音響効果が得られます。

筆者がこのマイクを使うとすればF6やH6eなどのマルチレック対応のレコーダーを使って、音楽録音ならBP4025をアンビエントにし、各パートに補助を入れてミックスするというやり方を撮ります。

自然界の録音であればこのBP4025をベースとして、MKH600を要素として足していくと素晴らしい録音になっていくと考えられます。

もう少しお手軽に一本ステレオマイク オーディオテクニカ / AT8022 

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もう少し予算を抑えたい方にぴったりなのが、AT8022です。

こちらも一本でステレオ録音が可能なマイクとなっており、XYマイクですので、ワンポイント録音ということになります。

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海外のYoutuberでいい感じに録音テストしているものがありましたので、シェアさせていただきます。

こちらもやはりF3やF6がおすすめです。

スマートフォンに取り付けるビデオマイク

昨今はiPhoneなどのスマートフォンの発達によって、スマホでも特に広角なら一眼カメラに負けない画質が得られるようになりました。

今後さらに進化し、動画はスマホとドローンだけでOKな時代は確実にやってくるでしょう。

ポイント

抑えておきたいポイントとしてはスマホ用のマイクというのは、USBやライトニングで直接付けるタイプと、レコーダーを経由してデジタル送信として送るタイプの二種類を想定して欲しいというところ。

USBやライトニングで直接スマホやiPhoneに接続するタイプは、やはり専用のレコーダーを用意するタイプに比べるとマイクアンプ性能やADC性能が寂しく感じがち。

専用のレコーダーを用意する場合はスマホ用という概念は薄れてしまいますが、総合的にオーディオの録音能力を高めるためには後者のやり方をマスターする方が賢明です。

簡易的にスマホを使いたい場合はUSB直のものでOK!

その際は是非編集技術を一緒に学んでください。

簡単なコツを抑えるだけで驚くほど音は変わります。

やっぱりこのブランド! ゼンハイザー MKE 400-II

キットになっていて大変便利。

簡易収録システムならこれとスマホでほぼ完璧でしょう。

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もちろん音質にこだわるのであればステレオ録音がベストではありますが、モノラル録音でもゼンハイザーのマイクを使えばしっかりと臨場感を演出することはできます。

セットになっているマンフロットの三脚は単品であっても十分におすすめできるミニ三脚であり、筆者もこれまでマンフロットのミニ三脚にはお世話になってきています。

iPhoneのLightningケーブルで仕様する場合は3.5mmからの変換アダプターが必要になります。

マイク単品はこちら。

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やっぱりこのブランドも! SHURE MV88+ 

USBマイクの記事でもご紹介しました。

こちらのキットもゼンハイザーものもに負けていません。

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