【音源試聴】ビールの音 & 波の音 Tascam DR-100MKIII
この記事の目次
この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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入門用セットとしてはこちらのTascam DR-05Xとバイノーラルマイクの組み合わせはおすすめです。
セッティングも耳に付けるだけで簡単なので初心者でもステレオ方式を気にすることなくハイクオリティーなステレオ録音が可能になります!
2023年時点では、ZOOM Mシリーズなども内蔵マイクが優秀でおすすめですので併せて参考にしてみてください。
主な特徴
『DR-100MKII』の後継機種で、現場に必要な信頼性と音質を兼ね備えています。
最大の特徴はデジタルインの搭載。
デジタルインが搭載されていると、自作のADCや、その他のシステムを併用したりできるのでシステムの幅が非常に広がります。
他にも以下の特徴があります。
- A/DコンバーターにAKM製AK4558を搭載しS/N比102dBを達成。
- 2基のAK4558を使用するデュアルADC機能を搭載。
- XLR/TRS入力に低ノイズHDDAマイクプリアンプを搭載。
- 24bit/192kHzでの録音が可能。
- 単一指向性マイクにショックマウント機構を搭載。
この中でも192khzが収録できること、またデュアルADC機能が搭載されていることが大きな特徴の一つではないでしょうか。
XLR/TRS入力でのマイクアンプの性能も素晴らしいものでしたが、内蔵マイクの性能もかなりの仕上がりです。
音質チェック
近年のタスカムの傾向として内蔵マイクの性能が素晴らしく良いというのがあります!
内蔵マイクと外部マイクの比較 でテストしていきましょう。
テスト条件はこちらになります。
- ピアノはS400B。
- 同じピアニスト。
- 同じ部屋。
- 別テイク。
- 掲載音源はMP3/320kbps。
内蔵マイクでのピアノ音源
まずは、完全本機のみ録音のピアノ録音。
DR-100MKIII 単一指向性内蔵マイクによるワンポイント録音
外部無指向性マイクでのピアノ音源
DR-100MKIII + WM-61A 無指向性マイクロフォンペアによるワンポイント録音。
内蔵マイクの指向性の精度が高く、性能が良いため、しっかりと鍵盤のアタリ具合や、質感が表現されています。
他にもクラシック音楽作品を収録していますので、少し紹介したいと思います。
イコライザーすら触っておらず、アルベニスのスペインにいたってはノーマライズすらしていない状態で試聴していただけます。
DR-100MKIII + WM-61A 無指向性マイクロフォンペア
日常の音
日常の音も収録テストしていますので参考にしてみてください。