【新製品紹介】FX-AUDIO- DAC-SQ00J ― DSD11.2MHz対応のUSBバスパワー駆動DAC

最終更新日

オーディオファンの皆さん、こんにちは、音楽家の朝比奈幸太郎です。

今回は話題の新製品 「FX-AUDIO- DAC-SQ00J」 をご紹介。

価格はわずか6,330円前後ながら、ハイエンドDACチップ ESS ES9028Q2M を搭載し、DSD 11.2MHz(DSD256)やPCM 384kHz/32bitに対応する本格仕様です。

この記事では、スペックから音質、競合比較、実際の使用シーンまで徹底的に解説していきます。

金田式バランス電流伝送DC録音

いいDACを手に入れたらまずは、オーディオアカデミー(当サイトと姉妹サイト)にて、金田式バランス電流伝送DC録音された音源を試聴してみてくださいね。

DACの性能テストにもなりますし、何よりやはり金田式DC録音の素晴らしさをぜひ体験していただきたいと思います。

オーディオアカデミー(金田式バランス電流伝送DC録音の試聴)

製品概要とスペック

手のひらに収まるほどのコンパクトサイズ(75×55×22mm、重さ95g)。

それでいて中身は驚くほど贅沢です。

ES9028Q2MというDACチップは、音の輪郭をシャープに描き、広大なダイナミックレンジを実現する名石。

これを6千円台で楽しめるのは、まさに価格破壊といえます。

USB Type-C入力に対応し、電源はPCからのバスパワーで供給。

つまり、余計なアダプタは不要で、USBケーブル一本あればすぐに使えます。

  • DACチップ: ESS ES9028Q2M(SABRE 2M フラッグシップ)
  • 対応フォーマット:
    • PCM 最大 384kHz / 32bit
    • DSD 最大 11.2MHz(DSD256)※Macは5.6MHzまで
  • USB入力: USB Type-C(Savitech SA9137)
  • アナログ出力: RCAステレオ出力(固定)
  • 電源: USBバスパワー駆動
  • サイズ: 約75×55×22mm / 重量95g
  • 価格: 約6,330円

ポイント

ACアダプタ不要、USBケーブル一本で駆動するコンパクトDAC。

音質の特徴

「想像以上にクリア」「低音が締まっていて迫力がある」「音場が広がって立体感がある」という声が多く聞かれます。

特にES9028Q2M特有の透明感と解像度の高さは、初心者にもすぐにわかるレベル。

一方で「高域がやや硬め」という意見もあり、好みや再生環境によって印象が分かれる部分もあります。

しかし総じて“6千円台でこの音が出るのか”という驚きを持つユーザーが多数派です。

  • 高解像度: ES9028Q2M採用により、細部まで鮮明な音表現。
  • 音場の広がり: 奥行きのある立体的なサウンドを再現。
  • 低域: タイトで締まりのあるベースライン。
  • 中高域: 透明感がありつつもやや硬めという意見も。

他製品との比較(価格性能比)

製品名価格帯PCM対応DSD対応DACチップ
FX-AUDIO DAC-SQ00J約6,330円~384kHz/32bitDSD256 (11.2MHz)ESS ES9028Q2M
Topping D30約12,000~15,000円~192kHz/24bitDSD128 (5.6MHz)Cirrus CS4398

筆者が今メインで使っているのは、Topping D10Sですが、Toppingも非常に優秀です。

ただし、価格を考えると、このスペックだと今選ぶとしたら間違いなくFX-AUDIO DAC-SQ00Jです。

バスパワー駆動のメリットと注意点

ACアダプタ不要というのは大きな魅力です。

なによりデスクがすっきりしますし、ノートPCやスマホとの組み合わせにもぴったり。

ただし注意点として、USBポートの給電品質によってはノイズが乗る場合も。

高音質を求めるなら、ノイズ対策がしっかりしたPCやUSBケーブルを選ぶとさらに安心です。

メリット:

  • ACアダプタ不要でシンプルな接続
  • コンパクトで設置場所を選ばない
  • ノートPCやスマホとの組み合わせに最適

デメリット:

  • PCのUSB給電品質に依存(ノイズ混入の可能性)
  • 大出力ヘッドホン駆動には非対応

使用シーンと導入例

  • PCオーディオ: デスクトップでのハイレゾ再生
  • モバイル用途: ノートPCやスマホと組み合わせて外出先で使用
  • カーオーディオ: スマホ → DAC-SQ00J → AUX入力 で音質劇的向上

実際に「スマホ+SQ00J」でカーオーディオを鳴らしたユーザーからは「低音の迫力と解像度が格段に向上した」との報告も。

初心者へのおすすめポイント

オーディオの世界は高額機材が多く、初心者が手を出しづらい印象があります。

しかし、このDAC-SQ00Jなら6千円台という手頃な価格で、ハイレゾやDSDの魅力をしっかり味わえます。

「USB直結の音」と「DACを通した音」の差は誰にでも分かりやすく、その体験は次のステップへ進むきっかけになるはずです。

  • 次のステップ: 入門用DACからのステップアップに最適
  • 価格の手軽さ: 6千円台でDSD256対応を体験できる
  • 音質の違いが分かる: 「USB直結の音」と「DACを通した音」の差を体感可能

ハイレゾやDSDの世界に足を踏み入れる第一歩として最適な選択肢。

まとめ

「FX-AUDIO DAC-SQ00J」は、

  • 低価格(6,330円)
  • ハイエンドDACチップ(ES9028Q2M)
  • DSD 11.2MHz / PCM 384kHz対応 を兼ね備えた、驚異のコストパフォーマンスDAC

PCオーディオやモバイル用途の“音質改善の切り札”として、初心者から中級・ハイエンドマニアまで幅広くおすすめできる一台と言えるでしょう。