【2025年最新版】音楽家向けパソコンの選び方

2025年になり、パソコンとの付き合い方みなさんはいかがでしょうか?

すでにスマホだけでビジネスが成立している!という方や、パソコン?何に使うの?という方まで様々でしょう。

しかし、やはりコンテンツを制作するという点においてはまだまだパソコンは必要な機材であると考えるのが自然です。

また、スマホアプリ自体はパソコンで無償で使える機能が多く、パソコンなら無料でできる作業もスマホの場合は有料アプリが必要だったり、広告を見なければいけなかったりと、実は不便なことが結構あるのがスマホなんです。

スマホさえあればなんでもできるという時代はあともうちょっと先かな?と思いますので、少なくともコンテンツ制作をするならPCを一台かそれ以上は持っておくようにするのがいいですね。

この記事ではいまいちPCの選び方がよくわからないという方や、音楽家をベースに活動していきたい人が適切なスペックのPCを選べるようにガイドしていきます。

結論

WindowsのミニPCを軸に、周辺機器を揃えていくスタイルがおすすめ!

WindowsかMacか

永遠の課題と言われるWindowsかMacか問題。

実は昔むかーし、PCの世界では、クリエーターやデザイナーなどはMac、エンジニアはWindowsがいい!

と言われていた時代がありました。

もちろん現代ではどっちでもいい問題です。

両社とも創業当時のキャラクターはありつつも創業当時の人たちはもういません。

ただ、両社の圧倒的な違いを知っておいてほしいポイントがあります。

何を売っている会社なのか?

Windows(Microsoft)とMac(apple)の違いを語るときに、一番マクロな理解としてWindowsはソフトを売っている会社であり、ハードはついでに作っている、Macはハードを作っていてソフトはついでに作っている。

極端に言えばこういう構図になります。

コンピューティング業界において、ソフトを売る会社かハードを売る会社かの違いが大きいわけです。

なので、その昔はMacはとにかく他社のハード製品との相性が取りずらく、WindowsはなんでもOK!みたいな状態でした。

現代でもそういった印象が強く残っていると思います。

Windowsという選択肢

GUI、グラフィックユーザーインターフェースという名前ですが、これはPCを操作するときの操作性という認識でOKです。

PCは基本的にコマンドで操作します。

マウスでの操作もGUIの一種。

操作性やデザイン性も現代ではどちらも差がありません。

長くPCと付き合っていくのであれば乗り換え前提ですべてを見ていく必要があります。

必ず買い替え時期が来るのがコンピューター。

それは人によっては5年、10年あるでしょうが、筆者の感覚としては平均的に現代ではAIなど最先端技術を使わないのであれば4年ほどで買い替えがベストかな?という印象です。

スマホよりも長持ちします。

PCは使い捨てる存在であるという認識をまずは大切にしてください。

ミニPCのおすすめ

最近はいろいろなものが小型化していきました。

例えばマイクロフォンだって、超小型、昨今はMEMSマイクといって、ラべリアマイクよりもさらに小型化した高性能マイクだって登場しています。

PCもヤマトの宅急便コンパクトくらいのサイズのものがたくさん出回っており、価格も5万円ほどとお求め安くなっています。

CPUの選び方

ミニPC向けCPUの特徴

ミニPC向けCPUの特徴

CPUモデル 会社名 アーキテクチャ 主な特徴 用途
Intel Core i3-13100T Intel x86 4コア / 8スレッド、低消費電力 日常利用、オフィスワーク
Intel Core i5-13500T Intel x86 6パフォーマンスコア / 8効率コア、優れたマルチタスク性能 一般業務、軽いマルチタスク
Intel Core i7-13700T Intel x86 8パフォーマンスコア / 8効率コア、高性能 重い処理、動画編集、ゲーム
Intel Core i9-13900T Intel x86 8パフォーマンスコア / 16効率コア、ハイエンド性能 高負荷の作業、プロフェッショナル用途
AMD Ryzen 5 5600U AMD x86 6コア / 12スレッド、優れた電力効率 日常利用、マルチタスク、軽めのゲーム
AMD Ryzen 7 5800U AMD x86 8コア / 16スレッド、高性能 ビジネス用途、クリエイティブ作業
Apple M1 Apple ARM 8コア(4高性能+4高効率)、Mac専用 動画編集、クリエイティブ作業
Apple M2 Apple ARM 10コア(4高性能+6高効率)、Mac専用、M1より高速 プロ向け作業、軽いゲーム

さて、いろいろあってややこしいかと思いますが、個人的にはAMD Ryzen 7がいいです。

インテルももちろんいいのですが、AMDの方がコスパがいいニュアンスです。

M1,M2などのarmCPUはMac限定で、これはまあそれなりに非常に優秀です。

Macを選択する理由としては、どうしてもarmのCPUが使いたいという人という考えですね。

音楽制作が軸であれば妥協してAMD Ryzen 5 5600Uというところ。

AMDが個人的には好きなので推しています。

また、メモリとSSDがあります。

メモリはできれば16G、SSDは正直作業内容にもよりますが、512あれば困ることはないでしょう。

256の場合はかなり限られたソフトを使うという印象ですが、外部ストレージを駆使すれば結構いけます!

それらをふまえてまずはこれ。

音楽制作、Python、軽めの写真現像、デザインなどゲーマーや動画編集者以外はだいたい対応できると思います。

こちらは圧倒的なコスパモデル。

音楽制作、そして簡単な動画編集、Pythonでの計算や、BOT制作、写真現像、デザインなど、第一線での仕事をする方以外はだいたい対応できると思います。

バランスがいい!

周辺機器

基本的にノートパソコンはおすすめしません。

一つにまとまっていて便利!

というのが昔のノートパソコンでした。

365日飛び回っている人は高性能ノートパソコンが必要であると思いますが、自宅や事務所で作業する人にとっては今の時代不要でしょう。

出先ではスマホでOKにしておくことができる仕事もたくさんあるかと思います。

また、ミニPCと、キーボードと画面にマウス、長期間の出張などでも持ち運べる範囲内であると言えます。

どうしてもノートPCが予備機でほしいという方は、圧倒的にPanasonicのレッツノートがおすすめです。

もちろん型落ちで。

型落ちで3万から5万円だせば普通に使えるいい感じのものが手に入ります。

なんでレッツノートか?

使ってみた方だけがわかるPanasonicの痒い所に手が届くポイントがたくさんあるんです。

いろいろ迷わずにWindowsノートはレッツノートがいいでしょう。

筆者も今レッツノートでブログ記事を書いていますし、ポットキャスト、音楽編集にPythonでの簡単な計算から、自動トレードや、データベースの整理などの関係で24時間つけっぱなし。

24時間つけっぱなしで月に電気代500円ほどであるとGPTが計算してくれています。

では、予備のノートパソコンが決まったところで、ミニPCの周辺機器についてみていきましょう。

先述したとおり、必要なアイテムは画面、マウス、キーボードなんです。

その中でもマウスとキーボードだけはこだわってください。

画面は使い捨てです(映像や動画編集者は別ですよ)

マウスとキーボードはやっぱり身体機能に影響してきます。

手首や腕が疲労を貯めないようにする工夫が必要です。

キーボードの選び方

キーボードは万年筆。

ペンは剣よりも強いのです。

動画、音声メディアの時代にあってもテキストはとても重要です。

そして、まだ今のところプログラムはキーボードで書きます。

一日に触る時間がやはり多いので、最上級のものを選んでください。

筆者は一生ものともいわれているHHKBを使っています。

このキータッチ感は触った人にしかわかりません。

癖になります。

もう購入してから4年ほどになりますが、いまだに毎日HHKBを触るたびに、購入してよかったな~と思います。

いまだに毎日、このタッチ感は本当に最高だな~と感じています。

HHKB キーボードラインナップ

HHKB キーボードラインナップ(ワイヤレスモデル)

モデル 配列 カラー
HHKB ワイヤレスモデル 日本語配列
HHKB ワイヤレスモデル 日本語配列
HHKB ワイヤレスモデル 英語配列
HHKB ワイヤレスモデル 英語配列

基本的にワイヤレスモデルにしてください。

BluetoothでのワイヤレスとUSBCにての有線接続も可能です。

英語と日本語ですが、プログラムを軸にするのであれば英語配列が便利です。

特にプログラムをしない方は日本語配列でOK。

ただし、HHKBはブラインドタッチが大前提です。

特に黒モデルの場合印字はかなり見えにくいですし、そもそも印字が入っていないキーに変更している人も多数いますので、かなり慣れた方向けになります。

PCをしっかりと取り扱えるようになりたい方は選択してください。

HHKBの場合は、このシートの導入は必須と考えてください。

タッチ感がさらに二段階ほど高級感増していきます。

他に、高級キーボードといえば、REALFORCE RC1 キーボードも有名。

マウスの選択肢

これです。

これ使いだすと、もうマウスを移動させるなんて無駄なアクションは一生できなくなります。

モニター画面の選択肢

モバイルモニターの選び方

モバイルモニターの選び方

項目 詳細 解説
解像度 FHD(1920×1080)
QHD(2560×1440)
4K(3840×2160)
FHD:標準的な解像度で多用途に適応。
QHD:より詳細で広い作業領域に最適。
4K:非常に高精細で、写真編集や動画視聴におすすめ。
リフレッシュレート 60Hz
75Hz
120Hz以上
60Hz:一般的な用途で十分。
75Hz:少し滑らかな映像表示。
120Hz以上:モバイルモニターには少ないが、ゲームに適した選択。
パネルタイプ IPS
VA
TN
IPS:視野角が広く、色再現性が優れており、多くのモバイルモニターに採用。
VA:高コントラストで映像が鮮やか。
TN:応答速度が速いが、視野角が狭いためモバイルモニターには少ない。
応答速度 1ms
5ms
10ms以上
1ms:ゲーム向けだが、モバイルモニターにはあまり必要ない。
5ms:一般用途に適しており、ほとんどのモバイルモニターで十分。
10ms以上:作業や動画視聴には問題なし。
画面サイズ 13インチ
15.6インチ
17インチ
13インチ:軽量で持ち運びに最適、ノートPCの補助モニター向け。
15.6インチ:作業スペースと携帯性のバランスが良い。
17インチ:大画面で見やすいが、携帯性がやや落ちる。
アスペクト比 16:9
16:10
3:2
16:9:動画視聴に最適で標準的。
16:10:縦方向の作業領域が広く、作業に適している。
3:2:文書作業に便利で、ビジネス用途向け。
ポート USB-C
HDMI
Mini HDMI
USB-C:電源供給と映像出力が一本で可能、最新ノートPCに最適。
HDMI:幅広く対応しているが、電源供給が別途必要な場合が多い。
Mini HDMI:携帯性を考慮した小型ポート。
輝度(nit) 200~300 nit
400 nit
500 nit以上
200~300 nit:標準的な明るさで、屋内利用に適している。
400 nit:比較的明るい環境でも視認性が高く、持ち運びに適したモバイルモニターで一般的。
500 nit以上:日中の屋外でも見やすく、HDR対応モデルに多い。

モニター画面に関しては個人的には、モバイルモニターがおすすめです。

これは筆者がミニマリストということも関係していると思いますが、普通の設置型大画面のモニターであると、故障した場合に捨てるのがかなり大変。

中古で売ろうにも送料もかさみ、流動性は極めて低いアイテムとなってしまいます。

それよりも小型でいつでも持ち運びができるものがいいでしょう。

さらにセッティングのバリエーションも盛りだくさんとなります。

必要な解像度に合わせて選択すればOKですが、音楽家向けという点でいえば、さすがにFHDだと寂しいと感じることもあるかと思いますが、2Kもあれば十分ではないかと個人的には感じています。

このあたりはちょうどいいスペックかな?と感じます。

また、セカンドモニターはFHDだけにするなど使い分けてもいいですね。

筆者は、プログラミングや、トレードを趣味でやっているので、セカンドモニターは、縦長でより多くの行やティッカーを表示できるように、解像度の低く、長いものを選択しています。

どうしても大画面がいい、映画なども楽しみたいという方は、そういう時向けにプロジェクターを選択するのもいいでしょう。

やはり王道はこれに限りますね。

まとめ

Macを選択する方は、いろいろ選ぶ手間が省略できるという点は大きいかと思います。

とはいえ、キーボードやマウスやモニターなどはどうせ選ぶ必要があるので、そういう意味ではWindowsを選択する方が、選択の幅は広がるかと思いますし、Macを買って予算がなくなったからキーボードは数千円のものでいいや、、、とか、増設するモニターは一個にしておこうとか、そういう重要な項目を削られてしまう方が損失であると思います。

特にキーボードとマウスに関しては作業中ずっと触るもの、私たち自身とコンピューターをつなぐ大切な存在になります。

ここに設備投資をしっかり投じることによってこの先の作業は本当に変わりますので、絶対に手を抜かないように選択するべきです。

PCのスペックは買い替えや増設、また容量は外付け、モニターも買い替えが容易ですので、妥協してはいけない部分と、妥協してもいい部分をしっかり分けてPCを選ぶようにしてください。

一度相談をもらったことがありますが、時すでに遅し・・・

家電量販店に行って店員さんにすすめられるがままに、定価で購入・・・ということだけで何がなんでも避けるようにしてください。

この記事を見てもさっぱりわからない…という方は、家電量販店の店員さんではなく、朝比奈幸太郎に相談するようにしてくださいね。

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