【理想の鍵盤】CASIO 電子キーボードCT-S1 / 76鍵盤モデル

カシオの電子ピアノは最高です。

ピアニスト仲間からも一目置かれる存在。

フリーでピアニストをしていると、現場にグランドピアノがない・・・なんてことはよくあるお話。

そんなときどうするか?

電子ピアノを用意してくれるわけなんですが、そんなとき、カシオの電子ピアノだったら超テンションあがっちゃう。

そんな電子ピアノです。

Profile

この記事を担当:こうたろう(音楽家)

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
♪この記事には広告リンクを含みます♪

Profile

【さらなる専門家の監修】録音エンジニア:五島昭彦

学生時代に金田明彦氏に弟子入り。
ワンポイント録音の魅力に取り憑かれ、Panasonic半導体部門を経て、退職後金田式DC録音の専門スタジオ:タイムマシンレコードを設立。
ジャズは北欧系アーティストを中心に様々な美しい旋律を録音。
クラシック関係は国内外の様々なアーティストのレコーディングを担当しており、民族音楽にも精通。
現在は金田式DC録音のDSDレコーディングを中心にアコースティック楽器の収録を軸に活動中。
世界で唯一、金田明彦氏直系の弟子であり、金田明彦氏自らが手がけた金田式DC録音システムを使用している。

CASIO 電子キーボードCT-S1

CASIOは、76鍵盤の電子キーボードCT-S1-76(オープンプライス)を2024年発表。

この電子ピアノは2021年に発売した61鍵盤の電子キーボードであるCT-S1の鍵盤数を76鍵に増やしたモデルとなっています。

カラーはホワイトのCT-S1-76WEとブラックのCT-S1-76BKの2色を展開。

76鍵と61鍵

鍵盤数はどう使い分けるか?

音楽制作においては、重要な選択になるかと思います。

76鍵といえば、ほぼ88鍵と考えてOKであり、ほとんどのピアノ曲を演奏することが可能。

クラシック音楽の中でもかなり派手な演奏があるものでない限り88鍵盤をフルに使うということはほとんどありません。

ただし61鍵盤だとクラシック音楽の演奏は厳しいと感じることが多々あります。

例えば往年のエレピなどは61鍵盤で充分でしょうし、一般的な音楽制作においては61鍵盤で充分だと思われます。

自宅で打ち込みなどを中心とした音楽制作を行う方は61鍵盤!

61鍵盤モデルはカラーバリエーションにレッドがあります。

これはスタジオをおしゃれに彩れますね!

機能と音色

電子ピアノには通常音源がインストールされています。

ここが各社腕の見せ所。

この辺りのMIDI、音源、鍵盤での操作に関してはポッドキャストでも解説しているので、いまいちよくわってない、でもちょっと本格的に知りたい!という方は是非聞いてみてください。

よかったらいいねボタンとチャンネル登録よろしくお願いします!

icon image

この内蔵されている音源が素晴らしい。

CT-S1-76の横幅が1,140mm、奥行きは258mmとかなりコンパクトにまとめてくれています。

お部屋やデスク、さまざまな場所に設置可能で重さは5.3kg。

これはこのサイズだとかなり軽い!

女性一人でも抱き抱えられるでしょう。

CASIO独自の“水平型バスレフスピーカーシステム”によって、迫力のある低音を実現することが可能。

アマチュアからプロまで

カシオの電子ピアノはプロユースに十分に耐えられるものです。

アマチュアの方が日常の練習をするのには最高ですし、プロの方は重さは5.3kgなので、気軽に現場に持ち込めます。

ピアノがない・・・なんて時に「あー、持ち込みますよ」なんて一言でほぼすべての問題が解決する現場って結構ありますよね。

唯一の欠点がオーディオアウトがついていないこと。

ここは非常に微妙なラインであるかと思います。

オーディオアウトがちゃんとついていたところで筆者もこれまで電子ピアノのオーディオアウトは使ったことがないですし、必要か?と言われたら絶対いる!というものではないんです。

これは車で例えると、後方ワイパーのような存在。

とりあえずつけておいてくれ・・・なんとなく。

という存在。

プロの現場ではPCから音源は送ればいいですし、音楽制作の際も電子ピアノのオーディオからわざわざ録音する人は昨今だと少数派であるとは思います。

家で練習する分には全く問題なく、プロの方も現場のPAさんにはPCまたはMacからの音源を流せば問題ないでしょう!

総合的にみて本当に理想的な鍵盤です。

61鍵盤では寂しい、でも88鍵盤のフルサイズなんて使わないよ。

というニーズにばっちり答えてくれるCT-S1-76でした。