【2024年版プロ厳選】おすすめの簡単USBマイク15選〜簡単接続編(iPhone対応)
この記事の目次
ポッドキャスト配信や、Youtubeなど、トーク中心のコンテンツ制作が主流になりました。
音声配信の元祖であるラジオはどんな時代も、どんな新しいコンテンツができても揺るぎない人気を今なお持ち続けています。
本日は音のプロが厳選したポッドキャスト・配信におすすめなマイクを、初心者でも簡単接続で行えるUSBに絞ってお届けしていきます。
プロキャスター編はこちらから!
この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
♪この記事には広告リンクを含みます♪
(プロキャスター編は準備中)
まずは結論これ一本
オーディオの世界というのは、ある程度ブランド力が必要になります。
迷ったらとりあえずゼンハイザーのProfile USBマイクを選択すれば大きな間違いは起こりません。
仕上がりの満足度も高くなるでしょうし、少なくとも視聴者は「おっ、この人はちゃんと音にもこだわって配信してるな!」と感じてもらえます。
ゼンハイザーはユーザーを裏切りません。
付属のUSB-Cケーブルで接続するだけで、ライブ配信やZoom会議を高音質化することができます。
自社製KE 10高音質コンデンサーマイクカプセルで聞き取りやすい音質を実現。
モニターヘッドホンはゼンハイザーのHD25です。
このセットでポッドキャスト配信は初心者から上級者まで対応可能になります。
オーディオは各社ブランドを守るという使命から音作りをしていることも多く、ブランドの個性というものがあります。
ここから先のUSBマイクも一定水準の音質はしっかりクリアした上でそれぞれ個性のあるマイクを紹介していきます。
【老舗】安心安定の老舗ブランドおすすめUSBマイク3選
まずは安心安定の老舗ブランドのUSBマイクをみていきましょう。
1、SHURE ( シュア ) / MV7+ ポッドキャストマイクロホン
XLRとUSB-Cの両出力を備えており、状況に応じて使い分けができます。
SHUREは1925年にアメリカ・イリノイ州で設立された老舗中の老舗メーカー。
元祖アメリカサウンドに加えてどことなくドイツ感も混じる重厚な音に仕上がります。
SM58というマイクは全世界のミュージシャン、音響関係者が必ず知っているほどの知名度を誇る名機中の名機。
リアルタイム・デノイザーという機能が搭載されており、編集後に特別なプラグインでノイズを除去する作業をすることなく高音質に仕上がります。
2、AKG ( アーカーゲー ) / LYRA USBマイク
AKG(Akustische und Kino-Geräte Gesellschaft mbH)は、オーストリアのウィーンに本拠を置く音響機器メーカーで、創立: 1947年。
音楽業界ではアカゲ(AKGのドイツ語読み)という異名で呼ばれており、これまたシュアー同様音響の世界では知らない人がいないほど有名の定番老舗メーカーです。
なんといっても、24-bit/192kHzのハイサンプリングレートに対応しているのが特徴で、ハイレゾポッドキャスト配信が可能。
音にとことんこだわっているリスナーにも満足感をお届けすることができます。
また、マイクカプセルを4つ搭載しており、使用シーンによって使い分けができるような仕組みになっています。
FRONTモード | FRONT & BACKモード | TIGHT STEREOモード | WIDE STEREOモード | |
---|---|---|---|---|
収音範囲 | マイク前面を収音 | 全方向を収音 | 自然なステレオ感を収音 | 左右に広い範囲を収音 |
おすすめシーン | ボーカル、配信、ゲーム実況、WEB会議等 | インタビュー、複数人でのレコーディング、ゲーム実況等 | 動画撮影、動画配信、オンライン授業等 | アンサンブル、アンビエントレコーディング等 |
サウンドハウスさんでは他にもこのLYRAと様々な即戦力なアイテムとのセット販売がありますので、ぜひチェックしてみてください!
もっともお得感があるのが、K712PROでしょう。
3、JBL QUANTUM STREAM USB
JBL(James B. Lansing Sound, Inc.)はジェームズ・B・ランシング(James Bullough Lansing)により、アメリカ・カリフォルニア州に 1946年創立されました。
音響機器メーカーとして世界的に有名であり、これまた老舗中の老舗。
音響関係者で知らない人はいないほどです。
PC、Mac、PS4/PS5、Nintendo Switchなどにも対応しており、単一指向性と無指向性を切り替え可能になっています。
ゲーミングマイクとしてはもちろん、配信や歌ってみた、複数人でのオンライン会議にもおすすめ。
LEDライトを搭載し、ミュートや音量変更に応じて点灯するのでビジュアルもばっちり!
JBLといえば、近年はBluetoothスピーカーなどの開発に力を入れており、パワフルなアメリカンサウンドは半世紀以上引き継がれています。
【コスパ最強】安く音がいいおすすめUSBマイク3選
とにかく極限まで予算を抑えたい方に朗報です。
実はオーディオというのは、時に価格に比例しない音質を提供してくれることがあるのです。
これはカメラレンズではありえないことですので、そこがオーディオの面白いところ。
USBマイクも激安だけど、ちゃんとした音というものは存在します。
コスパ重視の方はぜひチェックしてみてくださいね。
1、CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM3U 高音質PC用USBマイク
クラシックプロはサウンドハウスのオリジナルブランドになります。
さすがはオーディオ危機を取り扱う音家さんだけあって、内部の構造などをよく理解しており、必要なパーツを厳選し、余計なパーツや色付けをせずにコストカットを実践しているメーカーです。
余計な色付けをしないので、骨太サウンド!とか、クリーミーな音色!とか、そういったキャラクターはないですが、混じり気のない素直な音そのものを取り扱うことができるわけです。
このCM3Uも単一指向性マイクで、ハイブランドの1万円超えクラスの音質を提供してくれるので、コスパ重視の方にとっては心強い味方です!
【最安値をチェック】サウンドハウスでCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CM3U 高音質PC用USBマイクマイクスタンドはこちらのK &Mのものが音がいいです。
【最安値をチェック】サウンドハウスでK&M ( ケーアンドエム ) / 23325 卓上マイクスタンドマイクスタンドに関してはこちらの記事にて詳しく解説していますので、チェックしてくださいね!
おしゃれは足元から、音も足元からです!
2、BEHRINGER ( ベリンガー ) / BIGFOOT USBマイク
ベリンガーは元祖コスパ最強マイクシリーズの生みの親。
ウリ・ベリンガーは、元々ピアニストでしたが、音楽大学(確かシューマン音楽大学?)で学んでいる際に、某高級マイクの中身を分解。
その時、自分で必要な機器を作れることに気が付き、1989年にベリンガーを創立しました。
こちらのUSBマイクは単一指向性、双指向性、無指向性も選択することができるため、様々なシーンに対応します。
コスパ重視の中でももっともドイツっぽいニュアンスの音を楽しめるマイクになっています。
3、marantz Professional ( マランツ プロフェッショナル ) / MPM-1000UJ USBマイク
マランツは1953年にアメリカ・ニューヨーク州にてソウル・マランツ(Saul B. Marantz)が創立しました。
1970年代には日本のマツシタ電器(現パナソニック)と提携し、日本での生産を開始したため、日本発という印象が強い人も多いでしょう。
コスパとしてはかなり良く、ショックマウントホルダーとセットになった2000Uと選ぶことができます。
MPM4000Uまで行くと、ヘッドホン出力がついているので、簡単なポッドキャストや配信作業などはiPhoneやipadとこれ一本でかなりの水準のコンテンツを制作可能!
iPhoneやipadの接続は変換ケーブルが必要です!
【個性が光る】デザイン性豊かなおすすめUSBマイク3選
ここからはデザイン性も高く、音も個性的なUSBマイクロフォンを紹介。
他の配信者と差をつけたい方は必見です。
1、Blue Microphones(ブルー マイクロフォン) G Yeti BM400S
1995年にカリフォルニア州で創立されたブルーマイクロフォンは、スカンディナヴィアのミュージシャンとアメリカの技術者であるスカイ・ハンセン(Skipper Wise)とマルティン・ソールヘデ(Martins Saulespurens)によって作られました。
登場した当時はレトロとモダンの融合したようなデザインとその音質から一気に広がっていったのを覚えています。
比較的新興オーディオメーカーの部類にはなりますが、その独特のアメリカンサウンドは、多くのジャズプレイヤーたちからも人気のメーカーとなっています。
YetiシリーズはUSBマイクが登場しはじめた当初から主力製品として人気のマイクで、そのデザイン性の高さからポッドキャストはもちろん、Youtuberなどの画面が映る配信者にもおすすめです!
2、Blue Microphones Yeti X BM600X USB
ブルーマイクロフォンYetiのフラッグシップの位置付け。
4種類の多用途の指向性パターンを切り替え、さらに無料のロジクール G HUBソフトウェアをダウンロードすれば、搭載されている多数のプリセットエフェクトを使い、プロフェッショナルなストリーミングサウンド品質を実現できます。
11に分けられたLEDメーターによって音声レベルを目視で確認できるため、音声レベルが一目で確認できストリーミング中でも即座に調整できるので視聴者に不快感を伝えることはありません。
BM400Sよりももう少しいろいろこだわりたい、機能性も重視したい方におすすめです!
2、MACKIE マッキー 2CHミキサー内蔵プレミアムUSBマイクロホンChromium
マッキーは1988年アメリカ・ワシントン州ウッドインビルでグレッグ・マッキー(Greg Mackie)が創立しました。
マッキーはTapcoというブランドラインも持っており、安価で性能のいいTapcoは音大生などの学生さんなら聞いたことがあるかもしれません。
マッキーはプロフェッショナル業界でも採用する人の多い音響機材を多数排出しており、現在も安価でいい音というイメージが定着しています。
こちらはなんと2chのミキサーが内蔵されたモデルで、なんともマッキーらしい突飛な発想のマイクロフォン。
楽器入力対応のモノラル標準ジャックを装備しマイクと楽器をミックスしてレコーディングや配信が可能です。
さらにアナログステレオミニAUX入力端子も装備しており、音源をPCから聞きながら演奏したい場合にも便利なヘッドホン出力も装備。
まさにこれ一台で卓上ホームレコーディングスタジオを構築することができます。
3、オーディオテクニカ AT2020USB-X
通称オーテクは1962年に松下秀雄が創業した日本を代表するオーディオメーカーです。
現在もVRマイクの開発を含めて伝統だけに縛られずに積極的に攻めた商品開発を続けています。
音質に関してはフラッグシップラインと、安価ラインで明確に分けていると言ったニュアンスを受けます。
最大24bit/96kHzのサンプリングレートに対応しているのも特徴で、やっぱりマイクも国産がいいという方にはぴったりの製品です。
こちらのAT2040USBとどう違うの?と思う方もいるかもしれませんが、AT2040はダイナミックタイプですので、基本的には上記のAT2020USB-Xがおすすめです!
【プレゼント】家族や友人に贈るお手頃価格USBマイク3選
ここからは、実家のお父さんお母さん、そしておばあちゃんおじいちゃんにプレゼントしたり、遠距離恋愛中の恋人に贈るちょっと音をよくしたい時に便利な簡易USBマイクをお届けします。
もちろんそこまでこだわりのないポッドキャストやちょっとしたショートライブ配信でもワンランク上の音質を手に入れるのに最適です。
1、ロジクール G Blue Snowball iCE BM200BK USB
レトロなデザインでクラシックな録音機器のように、机の上でもカメラに写っても格好良く録音。
もちろんドライバーのインストールが必要なく、PCに接続するだけで素早く簡単にMacとWindowsで使用開始できますので、誰でも簡単に指すだけで設定完了です。
2、CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / RETRO-II USBマイク
クラシックプロはサウンドハウスのオリジナルブランドですので、サウンドハウスが業界最安です!
この価格で、24ビット96kHzに対応し、モニター可能なヘッドホン出力まで搭載しちゃったすごいマイク。
このデザイン実はよく考えられており、単一指向性マイクなわけですが、おじいちゃんおばあちゃんであってもどこに向かって話せばいいか直感的にわかるデザインになっているわけです。
そのため、実家にプレゼントしても、声が遠いな〜と思っても「マイクに向かって話すようにして」といえば、直感的に改善されるという優れもの!
プレゼントには最適です。
3、サンワサプライ USBマイクロホン
こちらはUSBマイクタイプの中では珍しい無指向性マイク。
これはどこにおいても音を拾ってくれるので、機械にはめっぽう弱い世代の方でも簡単に取り扱いができます。
USBを指す、終わりです。
特別に口元に近づけたりどこかの置き場所を考えたりする必要はありません。
その代わり、声以外の環境音や生活音まで拾ってしまうというデメリットがありますが、例えば遠距離介護中の場合ですと、生活音や状況音などが聞き取りしやすいためサポートがしやすいといったメリットもあります。
考え方次第では優れた使い方のできるマイクになります。
【もっとミニマリスト】iPhoneで直に対応 USBマイク
ポッドキャスト、オーディオブック、またちょっとした音源制作まで、iPhoneやipadを使ってミニマルに行えるようになりました。
ipadだけで仕事完結してる・・・という方はかなりの数いらっしゃるかもしれません。
SHURE MV88+
スマホに指すだけ!
超簡単USBマイク。
どんな用途にもばっちり対応し、かなりの高音質を獲得することができます。
ウインドジャーマーは必ず別売りのものを導入してください。
風切り音は劇的に改善されます。
SHURE ( シュア ) / MV5-DIG-A
IOSのバージョンにもよりますが、スマホに接続したら同時に必要なソフトをダウンロードしてくれるほど超便利で超簡単。
しかもSHURE。
世界の一流オーディオメーカーです。
価格が安くても音に妥協はありません。
デザイン性もレトロっぽい雰囲気があり、スタジオのコーディネートにもGOOD!
iRig Mic HD 2 iPhone/iPad用マイク
超低価格ながら、最高96 kHzの高音質に対応。
これだけ小型なハンドタイプなマイクながらボリューム調節可能なヘッドフォン出力端子が装備されているのがポイント。
iPhone 7以降で一般的になったヘッドフォンアウトのないモバイルデバイスの場合も、収録中しっかりモニタリングしながら録音可能となっています。
野外録音からスタジオでの収録まで、幅広い用途にGOOD!
ZOOM ( ズーム ) /IQ6 iQ7 ステレオマイクロフォン iPhone用
ザ・繋げるだけの定番のようなマイク。
iPhoneやipadに刺すだけでZOOMクオリティーの録音ができちゃいます。
ポイントになるのが、上記2本のマイクはモノラル録音ですが、このIQ6、7を使うと刺すだけでステレオ録音ができるという点!
ZOOMの音質はまじりっけのない純粋な音が特徴ですので、低域をしっかりしたような感じや、ハスキーボイスが欲しいなどの場合は他を選択してみてください。
筆者は個人的にZOOMが大好きでZOOM製品はすべてコンプリートしているほど。
X-Y ステレオマイクタイプのIQ6とMS方式のIQ7があります。
選び方は難しいところがありますが、ほとんどの方にIQ7をおすすめします。
会議などボイスメモのみの目的の方はIQ6。
ボイスメモを探している場合はこちらの記事も参考にしてみてください!
スマホ接続であれば、Bluetoothを採用したものもおすすめ!
高音質で高品位なマイクがお安く手に入る時代になりました!
【直伝】USBマイクの選び方と注意点
さて、ここまで見てきましたが、USBマイクを選ぶ際の注意点としては、まずは迷ったら冒頭でお伝えしたゼンハイザーのものを選択してください。
また、クラシックプロの製品はAmazonなどでも販売していますが、サウンドハウスのオリジナルブランドになっていますので、基本的にはサウンドハウスが業界最安値となっています。
いまいちマイクロフォンのパフォーマンスが出ていないな〜と思う時は、マイクセッティングを検討してみてください。
口元とマイクの距離で音は劇的に変化するものです。
また、Lightningケーブルに変換が必要なUSBマイクを使用する場合、基本的にすべてコンデンサーマイクを使いますので、必ず電力供給ができるタイプの変換ケーブルを選ぶようにしてください。
お気に入りの一本は見つかりましたか?
お気に入りの一本が見つかった方はぜひ当サイトをブックマークよろしくお願いしますね!