ZOOM H5studio 最高クオリティーのハンディレコーダー

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Profile

この記事を担当:こうたろう

1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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ZOOM ( ズーム ) / H5studio ハンディレコーダーをサウンドハウスでチェック

常に最高を更新し続けてくれるZOOMの2025年3月下旬発売のZOOM H5studio をチェックしたい。

スタジオクラスの音質をどこにでも持っていくというコンセプトの本製品は、なんといっても、2系統のXLR/TRSフォーン入力にFシリーズに搭載されている高品質なプリアンプを搭載しているというところ。

筆者はこれまでF4やF8,F6,F3とFシリーズはほとんど制覇してきていますが、Fシリーズのアンプは本当に素晴らしいものであります。

それがついにHシリーズに搭載されるというのは非常に興味深いわけですが、サンプリングレートも192khzと必要十分な周波数を備えており、まさにスタジオクオリティーの録音環境をどこにでも持ち出せるコンセプトを見事に叶えた一本といえるでしょう。

圧倒的な使い勝手

2系統のXLR/TRSフォーン入力は+48Vファンタム電源に対応し、コンデンサマイクを直接接続することが可能です。

+4dBuのラインレベルにも対応しており、業務用カメラのライン出力を歪みなく入力可能。

さらに、XLRケーブルの抜けを防ぐロック機構を搭載しており、動きの激しいロケや過酷な現場でも安心です。

また、当スタジオにとってはここが最も重要であるわけですが、3.5mmステレオミニのLINE/MIC IN端子を装備しているため、プラグインパワー供給にも対応しています。

ラベリアマイク(ピンマイク)などの使用も可能ですし、当スタジオのオリジナルマイクも差し込んでAB方式でセッティングするだけでもう世界最高峰の録音が実現するでしょう。

スタジオのオリジナルマイクをチェック

内蔵マイクも大口径となり、非常に魅力的なSN比となっているわけですが、せっかくFシリーズのプリアンプが搭載されているということで、やはりそれなりにしっかりしたマイクも試してみたいところであります。

ワイヤレスにも対応

別売りにはなりますが、2チャンネルのワイヤレスラベリアマイク・カプセル『WLM-1』を使うことで、ワイヤレス収録も可能になります。別売(2025年夏発売予定)。

電源をONにするだけで自動的にペアリングが完了する手軽さもあり、YoutubeやTikTokなどの収録もすぐに開始できます。

ヘッドホンアンプ

F4でのヘッドホンアンプの失敗以降ZOOMさんは、ヘッドホンアンプには非常に力をいれているように感じます。

出力20mWのヘッドフォンアンプを内蔵しているので、騒がしい現場でのモニターや録音チェックもしっかり行えます。

基本的にこだわりがなければモニターヘッドホンはゼンハイザーのHD25にしましょう。

当サイトの音響顧問である五島昭彦氏も9本持つほどのこれ以外考えられない素晴らしくシンプルでパンチのある音と正確なモニターを提供してくれます。

価格変動があるため、必ずサウンドハウスの価格もチェックしてくださいね。

HD25 密閉型モニターヘッドホンをサウンドハウスでチェック

USBオーディオインターフェース

最大4イン/2アウト、32bit Floatフォーマット対応の USBオーディオ・インターフェース機能を搭載(Win/Mac/iOS/Android互換)。

映像制作にも

また、別売りのタイムコードアダプタ『TCA-1』も用意(2025年夏発売予定)されており、タイムコードジェネレータ機能付きのオーディオレコーダーにアップグレードすることも可能です。

タイムコードジェネレーターが必要な場合も機材を買い替えたり、別のものを用意したりする必要がないので、ZOOM H5studioがひとつあれば、映像制作チームの音響担当として第一線でバリバリ活躍、、、どころか、アコースティック音楽収録においては、これ以上のシステムを考えるのは逆に難しいレベルの録音環境ができるのではないでしょうか。

モバイルバッテリー

USBバスパワーや各種モバイルバッテリーでも駆動しますが、単3アルカリ電池4本搭載の仕様となっており、これだけでも約15時間駆動可能ということですから、丸一日のロケでも十分に対応可能になってきますね。

96khzと192khzの壁は厚いです。

192khzの世界は特にアコースティック音楽を録音した時に強く感じることができるはず。

ハイアマチュアの方はもちろん、プロの現場でも十分第一線で戦える戦力を持った本格的なオーディオレコーダーです。

ZOOM ( ズーム ) / H5studio ハンディレコーダーをサウンドハウスでチェック