FIIO QX13:900mW高出力で本格的なサウンドを手のひらに

オーディオファン待望の新製品、FIIO QX13がいよいよ登場です。
ポータブルサイズながら最大900mWの高出力を誇り、据え置きアンプに迫るサウンドを持ち運べるのが最大の魅力。今回はその特徴や音質、携帯性、そしておすすめの使い方まで、分かりやすくご紹介します。
FIIO QX13はこんな人におすすめ!
- スマホの音質に物足りなさを感じている人
- 大型ヘッドホンや平面駆動型ヘッドホンをポータブルで楽しみたい人
- 据え置きアンプは置けないけれど本格的なサウンドを求める人
- 通勤・旅行・出張など、外出先でも高音質を持ち歩きたい人
- ゲーム機やPCの音質を手軽にアップグレードしたい人
逆に、軽量イヤホンだけを使う人や、音質よりも価格重視でシンプルなDACを探している人にはオーバースペックかもしれません。
QX13の主な特徴とスペック
まずは注目のポイントを整理しましょう。
- 最大出力:32Ω負荷時、バランス接続で最大900mW×2(デスクトップモード時)
- DACチップ:ESS社製「ES9027PRO」フラッグシップDACを採用
- アンプ構成:TI製高性能オペアンプ6基搭載(OPA1692×2、INA1620×4)
- 対応フォーマット:PCM 768kHz/32bit、DSD512、MQAフルデコード対応
- 端子類:4.4mmバランス出力、3.5mmシングルエンド出力(S/PDIF同軸出力兼用)
- サイズ・重量:64.2×30.7×13mm、約33.7g(カーボン筐体)、39.2g(アルミ筐体)
- ディスプレイ:1.99インチカラー液晶搭載、操作ボタンあり
小型ながら最新DACと強力なアンプを積んだ仕様は、まさに“ポータブルの常識を超えた一台”といえるでしょう。
音質と900mWの高出力性能
QX13の魅力は何といってもデスクトップ級のパワー。
最大900mWという出力は、ハイインピーダンスのヘッドホンや平面駆動型ヘッドホンでも余裕で鳴らせるレベルです。
前モデル「KA17」と比較すると、出力は約46%アップしつつ消費電力は23%削減。
効率的でありながら力強く、歪みの少ないサウンドを実現しています。
さらにデスクトップモードを搭載し、外部電源を併用すればより安定した駆動が可能。
スマホやPCのバッテリー消費を抑えながら、本格的なリスニング体験を楽しめます。
携帯性とデザイン性
QX13は音質だけでなく、携帯性とデザイン面でも大きな魅力があります。
- 筐体素材:ブラックは21層カーボンファイバー、チタニウムゴールドはアルミ合金。どちらも軽量かつ高級感のある仕上げ。
- マグネット式レザーケース付属:スマホ背面に装着して、画面を塞がずスマートに一体化可能。
- 液晶ディスプレイ:音量や再生情報を視覚的に確認でき、操作性も抜群。
「小型で持ち運びやすいのに、本格的なアンプを積んでいる」——これがQX13最大の魅力といえるでしょう。
他モデルや競合との違い
- KA17との比較:出力強化+消費電力削減で大幅に進化。
- 他社競合製品との違い:液晶画面やデスクトップ級出力を備えたポータブルDACは珍しく、特に4.4mmバランス出力と900mW級のパワーを両立する点で頭一つ抜けています。
ポータブル市場における“パワーと携帯性のベストバランス機”と言えるでしょう。
発売日・価格
- 発売日:2025年9月12日予定
- 価格:オープン(実勢価格:ブラック約39,600円、チタニウムゴールド約35,860円)
ハイエンド仕様ながらこの価格帯は、ポータブルオーディオ市場において十分に競争力があります。
まとめ
FIIO QX13は「手のひらサイズでデスクトップ級のパワー」を実現した革新的なポータブルDACアンプです。
音質、デザイン、携帯性、操作性のすべてが高い次元でバランスしており、オーディオファンなら見逃せない一台となるでしょう。
気になる方はぜひチェックしてみてください。